テラーノベル
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ズキッ
日向
最近、強くなる頭の痛み。
サワァッ
ボコッ
触ってみると、ボコってしている。
もしかしたら···。
日向
少しだけど、頭のてっぺんから2つの“角”が出てきている。
俺は前世から強く引き継がれているから、いつかは本物の鬼になるだろうと思っていた。
だけど、こんな早くとは聞いてない。
どうしよう。
みんなには···言えるわけがない。
日向
3時間に1mm、1mmと伸びていく。
ズキッ
日向
月島
影山
日向
タッ
若利さんに聞けば、何か分かるかも。
日向
〇〇
〇〇
〇〇
影山
日向
影山
日向
月島
日向
日向
山口
日向
影山
日向
日向
影山
日向
影山
月島
山口
日向
日向
日向
影山
日向
牛島
日向
牛島
日向
日向
牛島
日向
牛島
日向
日向
日向
牛島
日向
サワサワ
牛島
牛島
日向
日向
牛島
日向
日向
日向
日向
牛島
牛島
日向
日向
牛島
牛島
牛島
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
牛島
日向
日向
日向
牛島
日向
日向
日向
牛島
日向
日向
日向
日向
日向
牛島
その日から俺は、若利さんにも会わず、学校にも行っていない。
誰にも会わずに、時間だけが過ぎていった。
前世と同じぐらい大きくなった角。
八重歯も、通常通り出てきて、もう、鬼の姿になってしまった。
『鬼さんこちら、手の鳴る方へ』
日向
一人で居ると、いつもよりその言葉がずっと聞こえてくる。
前世で、あったあの記憶が。
森の奥に家を建て、住み始める。
ここは、誰も知らない場所。
知り合いの森を使っていいと言われたから遠慮なく使っている。
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
これは前世の母さんが良く俺に話していた話だ。
母さんは俺が幼い頃に鬼に食べられ、亡くなった。
だから俺が鬼になった、なんて知らない。
知ったとしても、何も言えやしない。
今、会ったとしても、自業自得だと言うだろう。
鬼は、嫌われてるんだから。
日向
日向
日向
ピタッ
日向
トントン
日向
鬼になった者は、入れない。
この神社の言い伝え。
主が良いと言ったとしても、この神社は神が祀られている為、入らないようにしている。
日向
牛島
バッ
誰と話してるんだ?
影山
牛島
牛島
牛島
月島
牛島
牛島
月島
影山
山口
なんで、俺を。
月島
牛島
牛島
牛島
月島
月島
牛島
ガサガサ
日向
牛島
日向
牛島
日向
日向
牛島
牛島
日向
牛島
日向
日向
牛島
日向
日向
牛島
牛島
日向
牛島
牛島
日向
牛島
牛島
日向
日向
日向
日向
日向
日向
牛島
日向
日向
牛島
牛島
牛島
牛島
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
牛島
牛島
日向
日向
ギリッ
日向
ギリギリッ
日向
ギリギリギリッ
ピキッ
タラァ🩸
日向
牛島
日向
ピキッ
日向
ピキッ
日向
ピキッ
牛島
日向
日向
ピキッ
日向
ビキッ
ダラダラ🩸
日向
ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼん!の〜ます!ゆびきった!
日向
牛島
若利さんは、覚えてないだろう。
昔、俺たちが会っていたことを。
若利さんと俺は、昔から仲良かったことを。
覚えているはずがない。
だって···俺が、若ちゃんの俺の記憶を消したんだから。
この鬼のことを、覚えていないように。
“約束”を、守らないように。
【鬼になりたくなきゃ、嘘をつくな】
お主
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お主
お主
お主
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