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君と私と天使の思い出

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君と私と天使の思い出

8 - 君と私と天使の思い出#08

♥

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2019年09月14日

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ひゃあ......

被害、多いね。

舞花

そうだね。

外壁の一部が崩れてしまっていたり、

看板も落ちていたり。

冬の冷たい風が心を通り抜ける。

はあ。

舞花

元気出してよ。

そういう舞花の声も沈んでいる。

舞花のお母さん

そろそろつくよね?

はい。

た......て

助けて......

!?

の、ぞみ......

お父さん?

苦しそうな顔をしてこちらを見ている。

飛鳥

お父さん......?

がれきに下敷きになっている。

お母さんと私にひどいことを散々してきたお父さん。

それなのに今更助けてもらおうというのか?

人間助には助けないと......

そう思うほど、心臓がどくどくと跳ねる。

あのぉ……先行ってて。

舞花のお母さん

どうして?

ちょっと、ショックで……

先にお母さんに会っておいてくれませんか?

飛鳥

……わかった。

お父さん

希美……

お父さん

お願いだ。助けてくれ。

私たちがどれだけ悲しんできたか分かる?

私が、どれだけお父さんのせいで

辛い思いしてきたか分かってるの!?

お父さん

すまん。すまんから、

お父さん

助けてくれよォ……

反省はないの……?

プツッと私の中でなにかが切れた。

もう、無理。

私も今お父さんみたいな最低の人になっちゃう。

お父さん

はぁ?

お父さん、ごめん。

お父さん、ありがとう。

私、お母さんの為に行くよ。

3人がいる所へ歩き始める。

お父さん

ま、まて!

お父さん

俺は?

ごめんなさい……

ポロッとひと粒、涙が落ちた。

私、人殺しだ……

舞花

あ、希美!

お待たせ。

飛鳥

もうちょい先か?

うん。

結局、3人は少し離れた場所で待っていてくれていた。

あともうちょっと。

足元はボコボコしていたり、がれきが落ちていたりしていて

危ないところもある。

グラっ

舞花

よ、余震かな……?

どんどん揺れが大きくなっていく。

舞花のお母さん

頭、守って!!!

……!

頭の上から看板が降ってきた。

舞花

危ない!

ドンっっ

うわっ!

舞花が私に体当たりした。

飛鳥

ま、舞花っ

その看板は舞花の頭の上にへと 落ちてくる。

き、きゃああああ

私は手で顔を覆った。

恐る恐る目を開ける。

舞花は

看板の下敷きになっていた。

ま、舞花ぁ!

舞花

痛いよぉっ

どうも抜けれないようだ。

舞花のお母さん

な、なんとかして看板を……!

舞花

いいよ。

舞花

私、まだ大丈夫。

舞花

いってきて!

は?

……舞花何言ってんの?

舞花

知ってるよ。

舞花

希美のお母さん結構ケガ、やばいんでしょ。

舞花のお母さん

……っ。

舞花

あ、お母さんは良かれと思ってだよ。

舞花

急いでケガさせないようにって。

舞花のお母さん

なんで分かるの?

舞花

表情見てたらわかるよ~

舞花

とりあえず、行ってよ。

飛鳥

そんな!
舞花を置いていけないよ……

舞花

いって、いって!

舞花は笑顔を見せる。

やだ、やだよぉ!

舞花のお母さん

ほんとに大丈夫なの?

舞花

うん。

飛鳥

母さんはここにいたら?

飛鳥

俺は希美と一緒にいく。

飛鳥

一緒に医療所に行こう。

あの時

ーーーーーーーーーーーーーーー

To be continued

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コメント

14

ユーザー

続き早くみたい

ユーザー

2024いいね押したよ!!!!う🐰

ユーザー

>>マメぽちさん そうなんです! 素敵な家族です✨✨✨ ♥×1000になっててびっくりしました笑 ありがとうございます!!

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