番外編　終戦

番外編 終戦

1945年8月15日(1945年9月2日？

太平洋戦争は1941年12月7月、日本軍が真珠湾を奇襲したことで始まります。

開戦当初の日本軍は破竹の勢いで進撃し

東南アジア全域を手中に収めました

しかし

ミッドウェー海戦で負けた辺りから戦局は日本有利から連合有利へと変わっていきました。

それでも軍部は国民に嘘の戦果を報告し続けました。(天皇にも

ですが実際、負けている事は事実

米国海軍に制海権、制空権とも取られています。

そのため日本本土にも連日米国の爆撃機B-29が飛来し、市街地を焼け野原にしていきました。

そして、戦争も終盤に差し掛かってくると、海軍は軍艦を動かす石油も無く、海戦でもボロ負け

国民はさつまいも1本食べるのに四苦八苦してる有様(カミカゼ特攻までしだす

どう考えても勝ち目はありません。

それでも陸軍は10才の女の子にまで竹槍持たせて本土決戦とか一人一殺とか訳の分からない事をほざいています。

昭和天皇は当初、軍部から寄せられてくる報告を信じ、戦況はそこまで悲観するべきものでは無いと思われていました。

その為、停戦を訴えた近衛上奏文を却下されたこともありました。

でも流石に東京を空襲されて皇居まで灰にされては軍部の報告は間違っていると気付き初めます。

気付き初めた昭和天皇とその側近は独自のルートで情報を収集し始めます。

そして調べる内に日本を滅亡から救う方法は終戦しか無いという事が分かってきました。

　そしてこの頃行なわれた内閣総理大臣の後継者を指名する会議で鈴木貫太郎が次期総理に指名されます。

ですが、鈴木貫太郎は高齢を理由に直訴しようとします。

しかし、戦争をいち早く終結させたい昭和天皇の説得によって鈴木貫太郎は最後のご奉公をすることになります。

鈴木さんは陛下の御心が和平にあることは知っていました。

そこで

鈴木さんは開戦を強硬に反対した和平派の東郷茂徳を外務大臣に指名しました。

しかし陸軍もどうにかするべく(陸軍は大臣出さずに内閣倒せるよ(*^^*)

そして陸軍省でも「わしは耳が遠いのじゃあ」「これでもわしは日露戦争の英雄ぞ米英恐るるにたらず」などと大芝居を打ち、陸軍の阿南を陸相に担ぎ出します。(鈴木さんは海軍OBだから海軍は大丈夫☺

そして遂に1945年7月26日、ポツダム宣言が出されます。

鈴木さんと東郷はこれは条件付き降伏勧告ではないかと喜びますが

ここにソ連の名前がありません日本政府はこれはソ連が和平交渉に動いてくれているという希望的観測を立ててしまいます。(あのサイコパスが他人の事考える訳ないよねw

表面的に強硬派を装わなければならない鈴木内閣は黙殺するという表明を出してしまいます。

そして.........

原爆投下に至ります。

しかも、最後の綱であったソ連までもが1945年8月9日大挙として満州、北方領土を襲います。

関東軍は総崩れ、民間人ほったらかしで逃げてしまいます。

この有様をみた昭和天皇は

「もはや一刻の猶予も無い、有利な条件を模索していては手遅れになる!!」と、早期講話を鈴木さんに促します。

8月9日午後11時鈴木総理はポツダム宣言を受け入れるか否かの要人会議を開きますが、議論は割れ、決着はつきません。

そして、決着は午前会議に持ち越されますが8月10日午前2時、鈴木総理は立ち上がりこう言いました。

「すでに長時間にわたって議論しつくして参りましたが、結論を得るに至りません。しかし事は極めて重大であり、かつ一刻の猶予も許されない状態であります。前例もなく、はだはだ畏れ多い極みでございますが、この際陛下の思し召しをうかがい、それをもって本会議の決定と致したいと存じます」

陛下は静かにこう述べられた

「それならば私の意見を言おう。先程から外務大臣が申しておるところ(一案)に賛成である。国民全体を救い、国家を維持するためには、この忍び難いことも忍ばねばならないと思う。私はいま。日清戦争のあとの三国干渉の時の明治天皇のお心持ちを考えている。皆のものは、私のことを心配しているようだが、私はどうなっても構わない。私は、こういう風に考えて、戦争を速やかに終結させる決心をしたのだ。」

陛下のお話は30分続いましたが、皆泣いていました。

しかし、悪夢はこれだけでは終わりません。

この時、ポツダム宣言受諾ぬ気配を察知した、陸軍の畑中健二少佐と椎崎二郎中佐が中心となって皇居を占領して和平派を排除して、ポツダム宣言を排除、天皇を擁して戦争を継続してゆくというクーデターが発動します。

ここで皆さんは「ん？」となっただろう、なんで「天皇陛下万歳🙌」で戦争始めといて天皇陛下が「戦争やめ」と言ったのにクーデター起こしてんねんと

しかしこれが大日本帝国の実態

天皇は時の権力者の言うことを拡散するだけのスピーカーで、実際には実権も権力もない...。

それが露になったクーデターだったがこれも結局陸軍によって鎮圧されて一件落着

そして、1945年7月26日、ポツダム宣言は受諾され、戦争は終結、昭和天皇は荒人神から人間天皇になられる

そして、世界は冷戦の時代に突入する。

でめたし、でめたし