梓
さき
梓
梓
さき
与えられたクレヨンで黙々と書き続けるさき。
さきが意思疎通できる手段はこの方法のみ。
さきには両親がいない。
いや、この前まではいた。
さきの両親はこの前____
殺人鬼によって殺された。
唯一の生き残りのさきは、ショックによって頭脳が著しく低下してしまった。
そのため、言葉も上手く話せない。
少しでも事件のことを思い出してもらうため、梓はカウンセリングをしている。
さき
梓
さき
梓
梓
さき
梓
さき
梓
さき
次の日
さき
梓
さき
楽しそうに描き続けるさき。
きっと、絵を描くのが好きな子だったのだろう。
ただ、使う色は偏っている。
梓
さき
さきは不満げな顔をしている。
「いらない」と梓に訴えているよう。
梓
さき
梓
梓
梓は、不敵な笑みを浮かべた。
さき
梓
さき
梓
梓
さき
梓
梓
さき
次の日
さき
梓
さき
さき
梓
さき
怒りながら赤色のクレヨンを投げ捨てるさき。
何か不満があるのだろう。
梓
さき
梓
さき
さき
さき
さき
さきの揺さぶりに応えない梓。
絵を見てもらえないことに癇癪をおこすさき。
さき
そして、さきは自分の描いた絵に涙を染み込ませた。