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【ちび女神達と】

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【ちび女神達と】

13 - 【やるべきことが止まらない(序章)】

♥

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2022年07月28日

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自宅

読者さん

今日は色々あったなぁ

陽も暮れてすっかり夜になった静かな和の間に座り想う

まるで1日がものすごく長く感じられた

読者さん

こんな立派な家

読者さん

自分にはもったいない気もするけど……

少し古ぼけた和風な家と言えどもだ

とてもしっかりした作りで古さは感じられるものの……

ボロい……とはニュアンスの違う味のある家

読者さん

今日はトマトを植えたから……明日はそうだな

読者さん

畑じゃなくて散策として移動範囲を広げてみるのも一興だよな

昼間に見つけた本……

読者さん

本当に何から何まである

読者さん

(いや、無いのもあるけど……)

それはこの島の地図本

読者さん

この島は7つの地方に分かれている

読者さん

それでいて1つ1つの街はなかなかの広さだ

もう1つ取出したもの

少し厚みのある封筒

読者さん

まさかヘソクリまで

読者さん

これも用意してくれてたんだから使ってもいいんだよな

そこまで用意周到だと恐ろしくも感じるが

読者さん

これで自転車買って……

読者さん

隣の自然あふれる風見地方に行こうか

読者さん

それとも逆隣の荒涼とした岩動地方へと

地図の写真を見つめる

読者さん

どちらも魅力的だなぁ

読者さん

こういうときはどっちに行こうか調べたりするのが手っ取り早いや

スマホを手にした……

読者さん

ん?

自宅

読者さん

嘘だろ!?

読者さん

(ここは圏外……?)

読者さん

嘘だ

読者さん

昼間は恋さんと通話してたじゃないか

とりあえず友人に電話をかけて見る

読者さん

……

読者さん

……

読者さん

ダメか

反応がない

読者さん

SNSも全滅

読者さん

元の世界の情報は完璧に遮断されてるってわけか

読者さん

恋さんにも電話かけたいけど……

時計を見ると夜は21時

読者さん

こんな時間にはかけられないよなぁ

読者さん

つまりこの世界ではこのスマホはあまり役に立ちそうにないな

読者さん

(こっちの世界のSIMカードならワンチャンスあるか?)

読者さん

明日はスマホショップにも行ってみなきゃいけなくなりそうだ

読者さん

やるべきことが多すぎるからメモしておこう

スマホのメモ帳に色々追記する

読者さん

何にせよスマホが使えないんじゃ起きてる意味もない

読者さん

たまには早寝して明日に備えるのも良いよな

タンスに収納してある布団を敷く

読者さん

まっ、こんなもんだろう

電気のヒモに手を伸ばす

読者さん

(それじゃ)

読者さん

(おやすみ……)

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