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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

🍓👑❤️

🍓👑💗

𝕃𝕖𝕥'𝕤 𝕘𝕠

🍓👑❤️

さとちゃん!

🍓👑❤️

怖い…

🍓👑💗

弱虫だなぁ笑笑

結局僕ら誰にも愛されたことなど

🍓👑💗

莉犬はなんで着いてきたの?

🍓👑❤️

ん〜

お風呂で殺されかけた

頭を鷲掴みにされて

水に覆われた

息が出来なくて

大好きだった家族が

大嫌いになった

そして言われる

お前なんか必要ない

🍓👑❤️

ッッッッッッ…

🍓👑❤️

さとちゃんと一緒が
良かったからかなぁ

🍓👑❤️

さとちゃんは人に愛されたことある?

🍓👑💗

くびをしめられて

煙草の火傷跡をつけられて

痣が増える

そして彼らは言う

なぁ、お前。

なんで生きてんの?

🍓👑💗

……

🍓👑💗

どーだろうな笑笑

無かったんだ

そんな嫌な共通点で

🍓👑❤️

さとちゃんと話すの久しぶりだね

🍓👑💗

そーだな

僕らは簡単に信じあってきた

🍓👑❤️

さとちゃん手繋ご!

🍓👑💗

おー

君の手を握った時微かな

震えも既になくなっていて

🍓👑❤️

早く行こ!

『私たちに従いなさい』

🍓👑❤️

『お前は逆らうなよ笑笑』

🍓👑💗

誰にも縛られないで

2人

線路の上を歩いた

🍓👑❤️

やばっ

🍓👑❤️

もう俺お金ない!

🍓👑💗

奇遇だな

🍓👑💗

俺も笑笑

🍓👑❤️

えぇ笑笑

金を盗んで

🍓👑💗

りいぬ逃げるぞ

🍓👑❤️

はーい

2人で逃げて

🍓👑❤️

さとちゃん!

🍓👑❤️

無茶苦茶綺麗だよ!

🍓👑💗

そうだな

どこにでも行ける気がしたんだ

🍓👑💗

あ、

🍓👑💗

怖くない?

🍓👑❤️

うん!

今更怖いものは

僕らにはなかったんだ

額の汗も

🍓👑❤️

あっつ〜

落ちた眼鏡も

🍓👑💗

あ、やべ全然見えねー笑笑

🍓👑❤️

あはは

🍓👑💗

まぁ

今となっちゃどうでもいいさ

🍓👑💗

まだまだ歩くぜ

🍓👑❤️

もう疲れたよ笑笑

あぶれ者の小さな

逃避行の旅だ

いつか見た

🍓👑❤️

初めて行ったライブ

何が何だかさっぱりだったけど

『今日も生きててえらい!』

彼が言った一言で胸が暖かくなった

優しくて

誰にでも好かれる主人公なら

汚くなった僕達も見捨てずに

🍓👑❤️

あー

🍓👑💗

どーした笑笑

🍓👑❤️

神様っているのかな

ちゃんと救ってくれるのかな?

🍓👑💗

えー俺は

そんな夢なら捨てたよ

だって現実を見ろよ

・ ・ ・ ・ シアワセの4文字だってなかった

今までの人生で思い知ったじゃないか

🍓👑❤️

そうだね

🍓👑❤️

俺の親も

🍓👑💗

いじめっ子のあいつも

自分は何も悪くないと

誰もがきっと思ってる

ミーミーミーミー

🍓👑❤️

セミうるさ!笑笑

あてもなく彷徨う蝉の群れに

🍓👑💗

喉カラカラ〜

🍓👑❤️

クラッ

🍓👑❤️

わっ

水もなくなり揺れ出す視界に

🍓👑💗

もうきついよな笑笑

🍓👑💗

おんぶしてやるよ!

🍓👑❤️

ありがと…

ばかみたいにはしゃぎあい

🍓👑💗

りーぬバッグもつからちょーだい

🍓👑❤️

はい……

🍓👑❤️

協会?

🍓👑💗

……

🍓👑💗

りいぬ

🍓👑💗

ここまでみたいだ

🍓👑❤️

え?

『動くな』

沢山の制服を着た大人が入ってきた

🍓👑❤️

どうしよう

🍓👑❤️

さt……

ふと君は

🍓👑❤️

さとちゃんッッッ

ナイフをとった

🍓👑💗

りいぬお前のおかげだよ

そして俺を抱き寄せて

俺の首にナイフを当てる

そして彼は耳元で言う

君が今まで側に居たから ここまで来れたんだ

だからもういいよ

もういいよ

死ぬのは私一人でいいよ

🍓👑❤️

やだやだやだやだやだやだ

涙目で否定する俺を見て彼は

🍓👑💗

またな

そう言っておれを突き飛ばして

彼は自分の首に刃を向ける

そして君は首を切った

まるで何かの映画のワンシーンのように

🍓👑❤️

いや、

🍓👑❤️

そんなはずない

🍓👑❤️

そんなはずッッ

夢だ。朝になったら

笑ってる君がいるはず

白昼夢を見ている気がした

🍓👑❤️

ねぇ

🍓👑❤️

さとちゃん!

🍓👑❤️

さとちゃん!

『人質保護ー!』

気づけば僕は捕まって

🍓👑❤️

さとちゃん!

俺は家に帰らされた

何度も自分の手にあるスマホから

彼に電話をかける

着信音だけが部屋に鳴り響く中

俺の瞳から涙がこぼれ落ちた

君だけがどこにも見つからなくて

君だけがどこにもいなくって

そして時が過ぎていった

ただ暑い暑い日が過ぎていった

『これとこれとこれやってね』

『1万頂戴?』

家族も

🍓👑❤️

はい

🍓👑💙

あ!莉犬くん!

🍓👑💙

来年就職じゃん?

🍓👑💙

なにする?

🍓👑❤️

うーん

🍓👑💙

僕大学院の方行こうかなって

クラスのやつもいるのに

🍓👑❤️

がんばれ

🍓👑💗

りいぬ

🍓👑❤️

え?

🍓👑💙

ジワッ

🍓👑💙

え?え?どうしたの!?

気の所為……

何故か君だけがどこにもいない

🍓👑❤️

あのねッッ

あの夏の日を

🍓👑💗

りーぬ笑笑

🍓👑❤️

さとちゃんさぁ笑笑

思い出す

🍓👑❤️

ーーーッッ

僕は今も今も歌ってる

🍓👑❤️

てことがッッッ

🍓👑❤️

さとちゃんッッッ

君をずっと探しているんだ

🍓👑💙

……

🍓👑❤️

俺のッッ

🍓👑❤️

初恋ッッッ

君に言いたいことがあるんだ

9月の終わりにくしゃみして

🍓👑❤️

クシュッ

6月の匂いを

繰り返す

🍓👑💗

ーーーwww

🍓👑❤️

あははww

君の笑顔は

🍓👑❤️

ーーちゃん!

君の無邪気さ

🍓👑❤️

えっと、どの資料?

頭の中は飽和している

🍓👑❤️

やっと仕事終わった〜

🍓👑💛

りいぬ?

🍓👑❤️

るぅッッちゃんッッッ

🍓👑💛

久しぶり〜

🍓👑💛

ほんとあの頃のりいぬってさ〜

誰も何も悪くないよ

君は何も悪くないよ

ここから落ちたら、会えるかな

🍓👑💜

もういいよ。

🍓👑🧡

投げ出しちまおうぜ

もういいよ投げ出してしまおう

そう言って欲しかったんだろう?

🍓👑❤️

なぁ?ボソッ

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