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9 - スマブラ_儚い愛

♥

742

2022年07月07日

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あむ。

前にやった曲パロの

あむ。

スマイル視点。

あむ。

完全にあむさんの自己解釈です

あむ。

異論は認めません

あむ。

歌詞は無いです

あむ。

どうぞ

スマイル

…また雨か

スマイル

最近多いな。

地と窓を打つ雨の音が響く

暗い部屋

テレビの液晶だけが光る

流れているのは深夜番組

スマイル

面白くねぇな。

俺はリモコンのスイッチを押し

テレビを消した

暗い部屋には虚無が訪れた

灯りは窓から差し込む

オレンジ色の街灯のみ

現在時刻 2:48

スマイル

明るくなったら行こう。

俺には数年前から体の関係を持つ

セフレが一人いる。

成り行きなんてモノはなく、

気付いたらそのような関係になっていた

だがお互いに、

現在俺達を繋いでるその関係を

指摘することは無かった。

指摘することにより、

関係が無くなることを恐れていたから。

行為の中、勿論"愛"の言葉は告げる。

すき

だいすき

俺のモノ

僕のモノ

そして

愛してる。

互いに口からそれらの言葉は出てくるが

…中身は、無いものだった。

スマイル

もうそろそろ行くか。

お互い時間が合わず、

会うのは一週間ぶり。

掃除が苦手な彼から、

" へやきたなくなっちゃったよ "

と連絡が来たから、

掃除をしに行く。

スマイル

俺って家政婦…?

スマイル

まぁいいや、w

彼が去年の誕生日にくれた傘を持ち

俺は重みのある扉を押して

憂鬱が漂う4時頃の世界を訪れた。

まだ陽の光も拙い時間

まるで世界を照らすコトを諦めたように。

久しぶりに連絡なしで会いに行く

ヤるつもりはさらさらない

何故なら…、

スマイル

…コンビニ寄ってくか。

スマイル

お土産持ってかないと怒られるしな。

俺は近くのコンビニに寄り

彼が好きそうなプリンを1つ

飲み物を2本

を買って彼の家に。

ピンポーン

インターホンから無気質な音が鳴り

彼が玄関の扉を開ける

Broooock

ん、はい

スマイル

よう

懐かしいこの感じ。

寝癖のついた髪

少しだらしなく着た大きめの服

眠そうな声で俺を迎え、

さりげなくカバンを受け取ってくれる

スマイル

久しぶり

Broooock

ん、

俺は軽く手を振り、

スマイル

雨すげえな

Broooock

そうだね〜

傘立てに傘を入れ、

Broooock

最近ずっとだよね

中に入った。

スマイル

んん、相変わらず...

スマイル

散らかってるな、

久々の彼の部屋

Broooock

へへ、笑

いつも通り散らかっていて

少し安心した気もした。

関係的にはセフレでも、

やっぱり俺が居ないと

この部屋は綺麗を保てないんだな。

って勝手に解釈出来る。

スマイル

あっ

スマイル

おまえが好きそうなの買ってきた

スマイル

冷蔵庫入れとくぞ

俺は買ってきたプリンをキッチンの冷蔵庫に入れた

キッチンからリビングに戻ると、

Broooock

...はぁ、

普段溜息なんてつかない彼が

珍しく窓の外を眺めながら溜息を吐いた。

スマイル

ん?

スマイル

どうした

Broooock

んー、ん、

Broooock

いや、

Broooock

......なんでもねーよっ!w

スマイル

...そーか、

俺はそんな彼を横目に

ソファに座り動画を見始めた。

スマイル

ふふ、w

スマイル

これおもしれーよ

Broooock

ふーん

ある動画を進めた時、ふと彼を見ると

ベランダに居た。

スマイル

...またベランダ居る。

彼は何かあった時いつもベランダでコーヒーを飲む。

いつもの癖だ

動画を見るふりをして

彼の言葉に耳を傾けると

愛してごめん、。

と聞こえた。

誰か好きな人が出来たのか

俺は不安になったが、

未練なく彼の前から消えれると思うと、

少し安心した気持ちになれた。

次の日の朝

今日の天気はくもり

梅雨は心が晴れないな。

スマイル

おはよう

Broooock

おはよ!

昨日寝る前に少し考えた

どうやって別れを切り出すか

深刻な雰囲気でしっかり伝えるのが筋なんだろうけど

そんなことしたら絶対に彼に止められる

隙を見て絶対に阻止しようとするだろう

それを避けるために俺は、

軽めに言うことにした

スマイル

そういえば俺さ、

スマイル

"大切な人が出来たんだ"よね

Broooock

え、

ごく普通な会話で陽は昇る

俺は彼のタンスに入れていた服などを

昨日持ってきていた、

小さなキャリーケースに入れていく

スマイル

すんげー良い奴なんだよね

Broooock

そうなんだー、!

彼は少し寂しそうな声でそう言った

スマイル

あ、約束して欲しいんだけどさ

Broooock

うん?

スマイル

たまにはちゃんと自炊もすること

スマイル

お金はムダ使いしないこと

...そして、

スマイル

俺みたいな人の存在を俺で最後にすること。

彼から返事はなかった

全て荷物を持って俺は玄関に行った

スマイル

もう帰るぞ

俺からの別れの言葉で

スマイル

じゃーな

俺が居なくなることに気付いたみたいに

ハッとした顔で玄関に来る彼

スマイル

今まで、ありがとうな

なにか言いたそうな顔をしているが

止められるのも面倒だから

彼に背を向け

玄関に手をかけた時

Broooock

...あのさ、スマイル!

彼は震える声で俺の名前を呼んだ

咄嗟に振り向くと

彼の頬を静かに涙が伝っていた

スマイル

ん?どうした

いつものトーンでそう尋ねると

Broooock

恋人って、どんな人?

頭の中に彼の性格が浮かんだ

...それと同時に、

俺の頬を涙が伝った。

スマイル

.........

スマイル

...お前には、理解出来ない人、。

俺はそう言って、

玄関の扉を開けた。

俺は早足で家に帰った

溢れて止まらない涙を

手で拭いながら

スマホを手に取り、

彼の連絡先

彼の写真

全てを消した。

好きになってごめん

嫌でも頭の中で

彼と過ごした日没の記憶が蘇る

愛してごめん。

彼の色彩豊かな人生に

素敵な出会いがありますように。

そして、

彼の元に輝く愛と幸が

届きますように。

この作品はいかがでしたか?

742

コメント

1

ユーザー

おっっっっそすぎですあむさん。 もう、本当に申し訳なさすぎです。 やっとやっとやっと100人超えたのに何してるんですか(; ;)σ(∵`)?σ(∵`)?σ(∵`)? 今回スマさんの心の声多めでした 次どうしよう。

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