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ニライカナイ@日帝・日本推し
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コメント
1件
ちゃんとおつかいできて偉い゛ぇ゛ぇぇ゛ぇ゛ぇぇ゛ぇぇぇ゛ぇ゛ぇぇ
⚠ATTENTION⚠
・パラオ+日帝 ・腐向けのつもりで書いておりません ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
陽射しの明るい日だった。
風は少しだけ強く、遠くで波の音が揺れている。 空は青く、どこまでも広がっていた。
パラオ
ぱたぱたと駆け寄ってきたパラオが、日帝を見上げる。
パラオ
きっぱりと、そう言った。
日帝はその言葉に、わずかに視線を落とす。
日帝
パラオ
胸を張って言う。
少しの間、静かな空気が流れた。
日帝は、パラオの顔を見ている。 試すような、測るような視線。
けれどやがて――
日帝
パラオ
ぱっと顔を輝かせる。
パラオ
身を乗り出す。
日帝は、必要なことだけを伝えた。
日帝
簡単な頼みだった。
場所も、そう遠くはない。
パラオ
元気よくうなずく。
それから、少しだけ日帝を見上げた。
パラオ
その声は、さっきよりも少しだけ慎重だった。
日帝
短い返事。
それだけで、パラオは満足そうに笑った。
そして、走り出す。 砂を蹴り、風を受けながら
小さな背中は、どんどん遠くなっていく。
日帝は、その姿をしばらく見ていた。
追うことはない。 呼び止めることもない。
ただ、見送るだけだった。
最初は、順調だった。
パラオ
教えられた道を思い出しながら、進んでいく。
足取りは軽い。
ひとりで任されたことが、嬉しくて仕方ない。
けれどーー
パラオ
ふと、足が止まった。
道の脇に、きらきらしたものが見える。
貝殻だった。
パラオ
思わずしゃがみ込む。
手に取って、光にかざすと色が変わり、きらきらと輝いていた。
パラオ
そう言って、もうひとつ拾う。
それから、またひとつ。
気がつけば、周りを見ていた。
パラオ
立ち上がって、そちらへ向かう。
気づけば、さっきの道から少し離れていた。
それでも、まだ気にしていない。 楽しくて、夢中になっていた。
――しばらくして。
パラオ
ふと、顔を上げる。
見慣れた景色が、そこにはなかった。
さっきまでの道が、どこにも見えない。
パラオ
きょろきょろと周りを見渡す。
どの方向も、同じように見える。
風の音だけが、耳に残る。
パラオ
一歩、踏み出す。 けれど、それが正しいのか分からない。
さっきまでの軽い足取りは、もうない。
パラオ
声が、小さくなる。
胸の奥が、少しだけきゅっとなる。
そのとき――
ふと、思い出した。
パラオ
手の中にあるものを見る。 ちゃんと、持っている。
パラオ
小さく、つぶやく。
それから、ゆっくりと息を吸った。
周りを見る。
来たときのことを、思い出そうとする。
パラオ
完全じゃない。 けれど、なんとなく覚えている方向があった。
少し迷いながら、一歩踏み出す。
さっきよりも、ずっとゆっくり。 慎重に、確かめながら。
途中で立ち止まることもあった。
けれど、戻ることはしなかった。
そして――
パラオ
見覚えのある道が、見えた。
パラオ
ぱっと顔が明るくなる。
そのまま、少しだけ足が速くなる。
さっきよりも、ちゃんと前を見て。 迷わず進んでいく。
やがて。
目的の場所にたどり着き、頼まれたものを渡す。
それから、また同じ道を戻る。
今度は、迷うことはなかった。
帰り道は、不思議と短く感じた。
日帝は、最初と同じ場所にいた。
動かず、静かに。
その姿を見つけた瞬間。
パラオ
パラオの声が弾む。 駆け寄ってくる。
パラオ
少し誇らしげな顔だった。
日帝は、それを一瞥する。
手に持っていたものが、きちんと役目を終えているのを確認する。
日帝
短く、うなずいた。
パラオ
力強く返事をする。 それから、少しだけ間を置いて。
パラオ
小さく、付け加える。
日帝は何も言わない。
ただ、その言葉を受け取る。
パラオ
今度は、はっきりとした声だった。
その目は、少しだけ自信に満ちている。
日帝
短い肯定。 それだけで、十分だった。
風は変わらず吹いている。 空も、同じように広がっている。
けれど、ほんの少しだけ。
さっきとは違うものがあった。
ひとりで歩いて、迷って、それでも戻ってきた。
その小さな経験が、確かにそこに残っていた。