テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
沢山の♡ありがとうございます!
皆様の期待を裏切らないよう
頑張りますっ!
本当はもう1つの作品を書こうと思ってたのに
こっちが書きたくてしょうがない………
ちな、アニマルの話バドエンで終わったんだけどいいのかなぁ?
続きはハピエンだったけど、まいっか!
あまりの衝撃で
俺は掴んでいた胸ぐらの手を離した
mz
mz
するとそいつはまた
嬉しそうにまた微笑んだ
mz
mz
コイツの言う限り
今まで散々非難を浴びてきたんだろう
俺だったら怒り狂うか
この世から消える事を考える
なのにコイツは意図も簡単に
それを笑って話してしまう
mz
mz
mz
そう言ってコイツは話を終わらした
正直言いたくないのか
はたまた何の意味無く言っているのか
わからなかったけど、聞いてみたかった
mz
mz
そう言って、また笑った
凄く不思議なんだけど
コイツの言葉には柔らかくて優しい口調の中に
凄く強い意志を感じる
俺もコイツみたいに強くなりたい
何時しかそう思うようになっていた
mz
mz
コイツの人生は壮絶だった
まるで漫画の様な話に驚愕した
しかもコイツは生まれつきではなく
俺と同じ様に大事なものを
神様とやらに奪われた奴だった
今まで普通にあった物が奪われる辛さは
計り知れない、今の俺ならわかる
なのにコイツは気丈にも
笑って話を続けた
mz
全てが1つに繋がった
コイツが俺に話しかけた訳も
偽善者の様に言葉を並べた意味も
その言葉に強い意志がある事も
コイツがずっと笑って話している理由も
mz
ポツリと吐いたその言葉を
少し驚き、また笑って応えてくれた
mz
確かに今、さっきまでの意思は
微塵もなかった
コイツの話を聞いて
如何に自分勝手だったか
思い知らされたと同時に
コイツの暖かさが俺の棘を
ゆっくり紡いでくれてる気がした
情けなさと恥じらいが同時に込上がり
気付けば俺は、泣いていた
すると奴は初めて笑顔を失った
mz
グズグズ泣く俺の近くで
奴の手が何かを探すように動く
ゆっくりと空を切るその手はやがて
見つけたように俺の頭をそっと撫でた
mz
お前のお陰で俺は救われたんだ
泣いている間俺は全てを話した
コイツが話してくれたように
俺がこうなってしまった経緯を
それをコイツはうんうん、と
優しく包み込んでくれた
mz
mz
そう言って笑ったアイツに
俺も笑顔を返してみた
見えてないんだろうけど
まだ笑える自分に正直驚いた
mz
mz
mz
mz
するとコイツはやっぱり、と言ってまた笑った
そっか、視界がないとそういうのもわからないのか
mz
たぶん動物的本能なんだろう
何かが遮られるとそれを補おうと
他の能力が長けてくるんだ
mz
手を出す前から奴の手は
俺の手を探すようにまた空を切る
慎重が故に中々見つけられない為
俺はゆっくりコイツの手に触れた
mz
mz
mz
mz
正直自分にはわからなかった
バスケの時に後輩の面倒を見たりはしたけど
他にこれと言って思い当たる節がなかった
mz
自信満々に笑顔で言ってくれて
お世辞だとしても悪い気はしなかった
mz
mz
ははっと笑う声は穏やかで
不思議と俺は何時までも
この空気の中に居たいと思ってしまう
そんな時だった
看護師さん
後ろから声をかけてきた看護師さんは
アイツを見るなりそう言った
そして俺を見て
看護師さん
看護師さん
看護師さん
看護師が離れると、アイツはポツリと呟いた
mz
mz
mz
するとアイツはあっ、と閃いた様な顔をした
これが俺と“at”との出会いだった
コメント
2件
新作たのしみすぎですっ! 黒とグレー見えるならわんちゃmzくんの髪色見える...??