月海
夢で見た、あの子の笑顔に触れようた瞬間
僕は目が覚めた
月海
‘’好きな人が死ぬ‘’
これほど辛いことは僕の人生に無かった
3年前も前のことだけど
ショックが強かったのか未だに時々夢を見る
月海
水を一口飲み、また眠りについた
月海
いい夢が見れますように
カチッ……コチッ……
ん…
誰だろ…、もしかしてまだ夢なのかな…
誰だか分からないけど
可愛い声…
李衣
その言葉で僕は目覚めた
あれ…?ここ学校?
生徒会室…だよね?なんで…?
それに…
月海
誰かが僕を呼んだ
李衣
にこっと微笑んで僕に話しかけたのは
月海
間違いなく、赤崎李衣だった
李衣
李衣は書類を整え、机においた
月海
なんで?夢…?
そもそも、居るはずない人がここにいるのがおかしいんだ
夢に決まってる
そう分かってたのに、
月海
動いていて、それでいて僕の言葉に答えてくれる
それが本当に、嬉しかった
月海
今日は何度も夢で李衣に会うな…
李衣
首を傾げ、僕の顔を覗き込んでくる
月海
完全に油断していた為、李衣のほんのちょっとあざとい行動に驚いた
……可愛い
李衣
月海
李衣は僕の涙を指で拭った
そのとき、違和感を覚えた
李衣
やっぱ好きだな…、そう思った
もっと一緒にいたいけど、これ以上一緒に居たら
きっと、李衣がいない現実に嫌気がさす
李衣
だけど、僕が夢から覚めるまでは…一緒にいてもいいよね
月海
それにしても、リアルな夢だな
怖いくらいに
そういえば、一回だけ
現実でも生徒会室で寝ちゃったことあったな…
その時の夢なのかな
そんなことを考えていたら
ぎゅっ…
月海
李衣が僕の手を握った
李衣
月海
李衣
僕が驚いた理由は、手を握られている感覚があったから
涙ふいてくれたときも、李衣の手が触れた感覚があった
これ、夢だよね…?
李衣
体調不良ではないんだけど…
李衣と手を繋いだまま生徒会室を後にした
もしかして…
これは過去の夢じゃなくって…
_______。
月海
李衣
月海
手を繋いだまま、歩いてても少し 気恥ずかしかった
李衣
李衣はパッと手を離した
月海
もう少しだけ、 繋いだままが良かったな…
そんな事を考え、李衣の後ろを歩く
李衣の横顔が紅く染まって見えたのは、夕日のせいだ
親にただいまとだけ行って自分の部屋に行く
月海
今は一人暮らしをしているし当たり前だけど、少し新鮮だった
今日の課題と思われるプリントやらノートに回答を書き込む
月海
もしかして、過去に戻ったのだろうか……?
ありえないでしょ、
月海
母
部屋の外から聞こえる母さんの声
えーと…あの後どうなったんだっけ…
月海
確か、課題を終わらせた後…家族と夕飯を食べて…
それで歯磨きとかしたあと普通に寝ちゃったんだっけ…
月海
まさか本当に過去に戻った…!?
本当に過去にもどったなら…
りぃを守れるかもしれない…
そうだよ
夢だろうがなんだろうが
せっかく過去に戻ったんだ
後悔したことをやり直してやる
僕は制服に着替えながら
思い出した
月海
もうすぐあの事があった文化祭だ
━━━━━あとがき━━━━━
リメイク前と同じ感じで 行こうかな…
Next→♡500〜
コメント
2件
はぇ、気づいたらハート千まで押してた、