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斗亜
ねぇ、悟くん
斗亜
私のこと思い出させてよ
五条
……うん、そのつもり
斗亜
私には何があったのかわかんないし
斗亜
どういう関係だったのかなんて全然知らない
斗亜
だけど…きっと思い出した方が幸せなんだろうなって(笑)
斗亜
感じるんだ、何でかわかんないけど
斗亜
思い出さなきゃ、忘れちゃダメなんだって
斗亜
だからさ、お願い
斗亜
本当に前世があるなら、思い出させて
五条
いいよ、今すぐにでも…思い出させてあげるから
斗亜
頼んだよ(笑)
数日後
斗亜
どうしたの？こんなところに呼び出して
斗亜
それにしても、なんか懐かしいね(笑)
五条
嗚呼
五条
…ねぇ、斗亜
斗亜
ん？
五条
僕さ、ずっと斗亜に言いたかったことがあって
斗亜
ふは(笑) 何？改まっちゃって
五条
生まれ変わる前、高専にいた時からずっと言えなくてごめん
五条
斗亜
結婚を前提に、僕とお付き合いしてください
斗亜
……(笑)
斗亜
うん、いいよ
斗亜
……よろしくお願いします(笑)
五条
……ｯ ありが、とう
斗亜
じゃー、その前に
斗亜
ちゃんと思い出させてね？
五条
わかってる、分かってるよ
五条
(ずっと言えなかった、結婚という言葉)
五条
(今世には呪力や呪いはない)
五条
(けど、その言葉の「呪い」から開放されたかな)
五条
世界一、愛してるよ
本当はさ、知ってたんだ
私が○んだあと、ずっと探してくれてたこと
本当は生まれ変わるつもりなんてなかった
でも貴方と幸せになりたいって言うのが心残りだったみたい
もしかしたら、私が呪いをかけてたのかもね…
ありがとう
今世でも私を好きになってくれて
斗亜
(もし、全部覚えてたよって言ったら怒るかな)
五条
まだまだ思い出の場所回るからねー？
斗亜
うん、でも休憩はさせてね
斗亜
(今は、ここが心地いいな)
斗亜
(ありがとう、この人と同い年にしてくれて)
五条
……で、本当はいつから知ってたの？
斗亜
えぇ？何が……
五条
全部知ってるんでしょ(笑)わかってる
けど、いつから思い出してたのかなって思って
けど、いつから思い出してたのかなって思って
斗亜
……つい、最近だよ
五条
そー
斗亜
(家には、昔のアルバムがあった)
斗亜
(そこに、私らしき人と白髪の先生らしき人がニコニコ幸せそうに写ってたんだ)
斗亜
(それ見たら、ぜんぶ思い出しちゃったよね)
五条
じゃ、卒業するまでまた気長に待ちますかー
斗亜
何を？
五条
んー？そりゃ勿論
斗亜と幸せな家庭を築くこと
五条
に、決まってんじゃん
斗亜
…うん、
五条
前世できなかったこと、今世でいっぱいやろう
五条
幸せになろう
斗亜
……うん、
斗亜
ありがとう、悟
五条
こちらこそだよ
五条
ありがとう
～完結～
ぶっちぎりになってしまってごめんなさい!! これから先は全てご想像におまかせします 最後の内容、上手くいかなかったのかもしれませんが見てくれて本当にありがとうございました！
次回の作品でまた会えたら光栄です!!
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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