数日後の模擬戦
相手は生徒会が指名した3年生の男子生徒
ザシュッ、カキンッ
頭部のアンテナが宙を舞い、訓練所の地面に突き刺さった
ケイト
ケイト
澪
ニック
ニック
ビームサーベルをしまって淡々とハッチに戻るケイトを見て唖然とする
相手が弱い訳ではない 3年生の中でも上位に入る者だ
なのに、ケイトはさも当然かのように勝った
ニック
澪
ネイト
ネイト
まるで自分の手足かのように動くMS
彼女はこれまでどのくらい操縦してきたんだろう
ウィーン
コクピットから降りるとアンナさんが駆け寄ってきた
アンナ
ケイト
アンナ
アンナ
アンナ
ケイト
アンナ
ケイト
ケイト
ケイト
アンナ
ケイト
ケイト
ケイト
アンナ
アンナ
ケイト
ケイト
アンナ
ケイト
アンナ
ケイト
私はパイロットスーツのまま外へと走り出した
アンナ
タタタタタッ
ソフィア
私は普通の人間 だから、エリートが集うこの学校では人より頑張らないといけない
今日も居残りで先生に質問して分からないところは直ぐに分かるようにする
大変だけど、この時間が凄く好き
ドンッ
ソフィア
αの男子生徒達
ソフィア
αの男子生徒達
αの男子生徒達
αの男子生徒達
αの男子生徒達
ソフィア
地球生まれと宇宙生まれではとんでもない壁がある
ここでの私達は力が無い
αでもない限り下から這い上がる事は難しい
αの男子生徒達
αの男子生徒達
αの男子生徒達
ガシッと腕を掴まれギュッと目を瞑る
αの男子生徒達
αの男子生徒達
スっと別のフェロモンが混ざって来て背筋がゾクッとする
ケイト
αの男子生徒達
αの男子生徒達
1人の男子生徒が過呼吸になり倒れた
時々、自分より上のαのフェロモンを浴びると、こうして倒れてしまう時がある
ケイト
αの男子生徒達
αの男子生徒達
αの男子生徒達
ケイト
ソフィア
繋がれた手が熱くて、胸がソワソワしてしまう
初めて見た時から、他の人とは違くて、カッコよくて、強くて…
そんな貴女に、私は…
ケイト
ソフィア
先輩は突然立ち止まり振り返った
ケイト
ケイト
ソフィア
ソフィア
ケイト
ケイト
ニコッと微笑む姿に更に胸がキュッとなる
本当に羨ましい、運命の番
番という存在は私達βにはないから
ソフィア
ケイト
ソフィア
ソフィア
だから、せめて、貴女に少しずつ近づきたい
ケイト
ソフィア
下から見上げると先輩は少し困った顔をしてからニコッと微笑んだ
ケイト
ケイト
ケイト
ソフィア
ケイト
アンナ
ケイト
アンナ
ケイト
手に持っていたアコギを見せる
ケイト
ケイト
弦を軽く弾くと音が鳴り響いた
アンナ
アンナ
ケイト
アンナ
アンナ
ケイト
ケイト
ケイト
アコギを弾き始めると部屋中に音が広がった
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