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〖 🔮 × 🤕 〗依頼で無人家屋に来たらトラークに懐かれた件

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210

2021年09月16日

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トラーク×探偵なわぶのお話です。

.

ちょっぴりすけべです。

.

トラークが人間年齢で13歳~なので、少し口調や態度が幼めです。

.

それでも大丈夫!って方はどうぞ先にお進み下さいまし〜

Naibe .

チッ、休日使うハメになるとはな…

この頃有難いことにウチの探偵事務所が有名になってきている。

だが、良い事ばかりではない。 迷子の子供が来て 「お母さんを探して」だの

この前は部屋掃除の御依頼なんてな

Naibe .

全く、ウチは便利屋じゃねェ……

思わず「自分で出来るだろ」と思う様な下らない事でも料金を頂けば受け入れるしかない。

Naibe .

…切り替え切り替え。
えーと、確かここら辺に…あった。

今回の依頼について話すとしよう。

今回の依頼は、ここの地主から「何かが住み着いて居る気がするから一度見てほしい。」との事だ。

居なくても金が貰える、 居たら駆除すると金が貰える。

しかも土地管理をしてるだけあって良いとこの奴だろ?

Naibe .

ったく、下らない依頼を消化してないでこっちを先にやってれば良かったか…

そんな訳でその建物に到着して。

先程のカラッカラの砂地獄とはうってかわって、緑のツタが建物の4割を埋めつくしている。

Naibe .

土…こんなに歩き易いのか、

足場が安定して気分が幾分か良くなった。そして、腰にこさえたショットガンを手に持つ。

Naibe .

…ビビってんじゃねぇぞ、俺。

何が出るか分からない、という点では若干不利である。

Naibe .

……はー、

Naibe .

行くぞ。

トリガーを何時でも引ける様に指を通しておく。 そうして建物内に入ろうと足を踏み入れると……

タッタッタッ、

Naibe .

!、

背後から足音を捕捉。勢いよく振り返って銃を構えた。

Eli .

…こ、ころさないでください

Naibe .

誰だ。名乗れ。お前が此処に住み着いている害獣か。

Naibe .

答えろ。

Eli .

何もしない……ころさないで下さい…

一気に脱力して銃を下ろす。 随分と弱ってる様子だ。害がないのなら駆除するのも心が痛む。

Eli .

イライ・クラーク、……ここで冬を越した。

Naibe .

……そうか、じゃあいい。

Eli .

お願いします、私を救けて下さい。

Naibe .

嫌だ。

Eli .

、おねが…いします…
ころさないで居てくれたのに…

Naibe .

殺さない、とは言った。
助けるかどうかなんて言ってない。

Eli .

う、うぅ……

するとそいつはしゅんと俯いた。 フードが外れ、本物の耳が覗かせる。神経が通っている為かぴくぴく動いていた。

Naibe .

…あーーーー…分かった。分かった、
少しの間だけ俺の家に匿ってやる。ある程度健常になったら元いた場所に返す。どうだ。

Eli .

…!お願いします、!

とてて、と言う効果音がつきそうな具合に走り寄って来た

Eli .

ふ、ふふ…よろしくお願いします、
えーっと…

Naibe .

バカ、抱きつくな……
…ナワーブ、ナワーブ・サベダー。

Eli .

分かった…!なわーぶ!

身長は俺より10cm程低く、抱きつけば俺の顔を見上げてそう言った。

Naibe .

……悪くないな。

Eli .

ん、?何か言った?

Naibe .

いいや、何も。
それよりイライ。着いてこい。

Eli .

ッぁ、待って下さい!

_____________

今日はイライという虎を保護する事になり、各部屋の説明…それと元居た場所を探す調べ物だったり。

…あと、今日は忙しくてクリスピークリームを食いそびれた。

散々な一日とはこの事だろう。 今日は寝て体を休めよう。

Naibe .

…おい、今から寝るってのにどうして部屋の隅に居るんだ。

Eli .

ッぅ、えっと、……僕、たすけてもらったから…邪魔しないように、って…

Naibe .

……はぁ

思わず溜息が出た。

Naibe .

あのなァ、イライ。お前の居場所は今此処だ。好きに使えと言っただろう。

Naibe .

そんな余所行きな態度されても逆に困る。早く来い。

Eli .

…うん…!

これでいいか、とやっと眠りに着こうとしている。イライに布団を掛けてやり、枕に頭を置かせると俺も目を閉じた。

・・・。

Eli .

ねぇ、ナワーブ…?

Naibe .

……なんだ。

Eli .

僕はね、きっと神の赦しを受けて生きながらえて居るんだよ

Naibe .

…、?

Eli .

"汝を救いる教祖、教祖を讃えるのならば時に寵愛を込めようぞ。汝の思う姿に成り、眼に写す美麗を"

ナワーブも聞いたことあるでしょう?

Naibe .

はあ、さっぱりだな。

こんな年子にも宗教じみた事を教えるのか。俺なんかは、キリストの教えか何かを頭の片隅に置いているだけなのにな。

Eli .

ほ、本当に?僕びっくりだよ…

あのね、もしかしたら…もしかしてナワーブは僕のキョーソサマなのですか?

Eli .

そうなのであれば…私に寵愛を下さり僥倖の限りで……

Naibe .

あー、あーーーー。
知らねェ、俺はお前のキョーソなんかじゃ無い。ただの保護者だ。いいか。

Naibe .

お前の教祖様は何処にも居ない。信じるだけ無駄だ。

神が居たなら、もうとっくの間に救われて居るだろう。

Eli .

…そっか?

Naibe .

嗚呼。もういい、寝ろ。
明日は早く起きて貰うぞ。

Eli .

…うん。分かったよ、ナワーブ。

Naibe .

……、おやすみ

Eli .

うん。おやすみ、

Eli .

…んん……、早く起きちゃった。夜明け頃かな

くあぁ、… おっきいあくびが出た。

Naibe .

…んん、すぅ………

Eli .

…なわーぶ寝てる。

Eli .

Eli .

ちゅ、ッ…

Naibe .

……すぅ、

僕の方に顔が向いていて、寝てる無防備なナワーブ。 頬にキスをすると、ナワーブの吐息が首にかかった。

Eli .

……君が僕の教祖様じゃないなら、
運命の人だって信じて止まないよ。

Eli .

…とかって言ったら、ナワーブは子供騙しな事を……って言うかな。

Eli .

…ううん、ごめんね?ナワーブ。
……おやすみっ!

何だか顔があつくなって、 枕にぼふんと顔を埋めた。

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