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ヾノ≧∀≦)イエイエ!
こちらこそですっ‼️((o(。>ω<。)o))
フォローありがとうございます(〃・д・) -д-))ペコリン
❁少女がいなくなってしまった世界の話❁
少女は崩れていく世界を見て、
琴音
と、大きく後悔しました。
でも、たとえ後悔したとしても、時間を巻き戻すことはできません。
それでも少女は、
'たとえ周りに信頼されなくなってしまったとしても、真実を話すべきだった'
'今まで育ててきてくれた両親に、お礼を言って、最後の親孝行くらいすればよかった'
'自殺なんてしなければよかった'
と、思い続けました。
そうして、大きく叫ぼうとした時、
少女の身体に大きな衝撃がはしり、
その一瞬で、
少女は、すべてを失ったのでした。
'本当に、ごめんなさい'
奈々side
奈々
私がそう叫んだ時、琴音ちゃんはそこにはいなかった。
あと少し、ほんの少しだけ、
貴方が生きていてくれれば_____。
それでも、琴音ちゃんの、
琴音
という声は、たしかに、私の耳に残っていた。
琴音ちゃん。
貴方の気持ち、届きました。
貴方は『嘘つき』なんかじゃなかった
きっと、貴方を苦しめたのは私だ。
貴方を殺したのは私。
なんでこんなことに気づかなかったんだろう。
琴音ちゃん.......本当に、ごめんね。
次はどうか、ご無事で。
そうして彼女は、大きな声を上げて、 膝から崩れ落ち、泣きだしました。
たくさんの後悔を、胸に。
母side
警察の人から、連絡が来た。
琴音が病院に送られた、と。
あぁ。どうか。
生きていて。
琴音が死んでしまったら、
私はどうやって生きていけばいいの?
琴音の分まで生きる?
そんなことできないわ。
もっと早く、琴音に話をすればよかった。
心配していることを。
琴音は独りじゃないってことを。
もっと、早く。
それでも、琴音は、
『死にたい』という言葉を口にしなかった。
『琴音はすごいよ。』
『頑張ったね。もう大丈夫だよ』
って、言って、あげなきゃ。
どうか、届いていて。
お母さん
たった一つの死が、たくさんの人を傷つける。
本人は、
『あのとき、もっとこうすれば____』
と、大きく後悔し、
友人は、
『私がもっと早く気づいていれば__』
と、大きく後悔し、
親は、
『私がちゃんと支えてあげていれば_____』
と、大きく後悔する。
得るものは、無駄に大きい後悔だけだ
貴方は『死にたい』と思ったことはありますか?
それは、本気ですか?
貴方には、人を後悔させ、傷つける勇気がありますか?
―伝えたいこと―
貴方は、自分を大切にしてくれている人を大切にすれば、
きっと、全てが終わった後でも、 後悔しなんてしないでしょう。
たくさん後悔して、たくさん涙を流したあとに、
ふと、冷静になって、考えてみてください。 今自分にできることは何か、と。
その事を知った貴方は、この物語のような結末を迎えることはないと思います。