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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

照美

ここかい?

照美

あっ。キリストの壁画

ゆき

にゃーー

ゆき

(まま。)

ゆき

【ぼくがまもる】

照美

神秘的だね、荘厳だなぁ…

照美

え?これ⁉︎

照美

え?ちょっと!!

照美

やだ!!恥ずかしい!!/////

照美

うっ………………

ヨハネは少し切なそうに微笑んで 僕を見つめている。

照美

(怖い…………………)

ゆき

にゃーー

ゆき

(まま!)

照美

(この場所自体気味が悪いのに)

照美

ゆき…寒いよね

照美

う………

僕はゆきを抱えたけど。 ヨハネはウエディングドレスを 紅い布の上に敷いた、、、、、

照美

あっ……………

照美

ねぇ、ヨハネ、、やめてよ。
結婚式なんてないじゃないか

「言わんでもわかるだろう」

照美

え?

照美

……(どういうこと…)

「しかし、、少し早すぎるか」

照美

誰もいないじゃない。
どうやって挙げるんだよ、、、

ゆき

にゃーー

ゆき

(まま、)

照美

僕なんかがして喜ばれるわけないでしょ、、、、、

照美

冗談はやめてよ。

実は指輪でプロポーズしようか 苦悩しているヨハネ、、、。

だが単純な真似をしては 男として見損なわれるに決まっているだろう。そう踏んでいた。

Victor Lazloの曲を パイプオルガンでも弾こう、、、 そうも考えだが他人事のように思えた。

照美

(僕のメール写真みて何か思いついたの、、、?)

照美

(僕のどこがいいの………?)

照美

ねぇってば……

「着替えてこい」「やめてよ、、、」 「一度限りじゃないか、、、」

照美

(ゾクゾク…)

僕は祭壇室の向こうの道具室に逃げ込んだ。ゆきが困惑している。 さっきのセリフから聞くに すごく真剣な眼差しをしていた。 ねぇ……あの人時々目が笑ってなくて 怖い。 死んだ黒い目をしている。

ここでVictor Lazloの Clair Obscurが流れる。 これは私の好きな曲。 検索して聞いて欲しいです。

照美

はぁはぁ………

照美

無茶いわないでよ………

照美

出会ってばかりなのに……………

ゆき

にゃーー

ゆき

(まま、、、)

照美

あれ。ここにきた。

照美

君は賢いね…ゆき…

照美

……寒いね

照美

なでなで………

ゆき

(すき)

鳴いたゆきは僕の膝に乗っかって 顔を擦り付けて甘えるんだ。 かわいいな……。

照美

窓から差し掛かる暗い光だ

照美

夜なんだな

照美

美妃心配するだろうな、、、

ゆき

にゃーー

照美

帰らせてもらおうよ。

照美

ねぇ。美妃が悲しむから帰ろうよ…‼︎
ヨハネ……‼︎

すると側廊の上にある通路で ヨハネは俯いていた。 何かに絶望しているように見える。

照美

………⁉︎

照美

ねぇ、、なんでそこに?!

照美

ねぇ!ねぇ!

照美

えっ歩いた…

ヨハネは2階のフロアに足を踏み入れ パイプオルガンに触れた 美しく繊細で刺激的な音色を、、 なんでも良いがサラバンドでも弾こう 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 うっとりしたかい?照美、、、。 君の美しい花嫁姿をこの眼にみたいよ、、、。

照美

ああ、音色が聞こえる

照美

ヨハネ…うう………

照美

僕をここまで想っていたの

照美

ねぇ。僕帰りたいよ。

照美

(ヨハネ……………)

照美

ドレス置かれてる

照美

祈りを捧げる時にひざまつく長椅子だ

照美

手にしてるけど、、、

照美

すごくふわふわで白くて綺麗だな.、、、

照美

飾りも優美で滑らかな絹……

ゆき

にゃ〜〜。

ゆき

(まま。)

ユキ

あ、あの、、、

照美

君は、、、だれ?

ユキ

僕は、。軍に仕えてる男娼としてきたんですけど、、、、

照美

え、。

ユキというのは pixivでフォローしている作家の イラストの人物だ

照美

なんだい?急に?

ユキ

その、、、

ユキ

ウェンディングドレス着るんですよね?

ユキ

僕も着ようかなと思って、、、、

照美

は??

ゆき

にゃーー。

ユキ

あ、猫だ。

ユキ

かわいいな…

照美

待って。ゆきおとなしくして

ユキ

僕は白くてマーメイド型のを着ますね

照美

え?なんで?

ユキ

それはそれは、、、
あなたが花嫁になるのを
僕も見習って真似しようかなと

照美

なぜそれを?

ユキ

ベリアルという子に教えてもらって

ユキ

ごめんなさい‥。

照美

ベリアル…

ベリアル

アフロディ、、、
俺は軍の特別採用補助員兼男娼
としているんだが、、、
結婚式を挙げるべく、、、

ベリアル

着せるのが二人係なら大丈夫かなと

照美

なんだって、、、

ユキ

ベリアルさんに憧れてるので軍の男娼
にさせて欲しいです……

ベリアル

ちょっと道具室に来い。

照美

………………。

照美

ねぇ、このドレス深いな………

ユキ

王道的なドレスで似合っていますよ!

照美

……………。。

ベリアル

俺も白いドレスに着替えたし

ヨハネは咄嗟にその状況を察し 睨んでいた

………

………

ヨハネ

フ…

ヨハネ

(照美……)

僕はウエディングドレスを着て 花嫁になった

pixivで拾った結婚の絵です 微笑っているように見えて違和感がありますが

照美

うぅ………

照美

結婚式してしまうんだ。

敵幹部二人は上の階で ドレス姿の花嫁を見つめていたが ほぉ……とため息をついた。

純白の優美なプリンセスドレス 白いヴェールまで… なんと美しい…

手動の望遠鏡で敵幹部は 拡大で覗いていたが どう思ったのでしょうか。

照美

(ヨハネ…………。。)

すると天使のオートマタ(機械人形) が機械のリラを奏でて微笑っていた。 全部で14体はいる。 ヨハネ製作だ。 列柱に装着されている。

照美

なにあれ?天使だ。。。

ユキ

え?天使だ。。かわいい……

ベリアル

…………。。。

すると一人の老人が入ってきた。 どうやらこの教会の神父らしい。 廃墟化した教会だが特別なので。

照美

え…

後ろには二人の男性がついている。

照美

ゆき……

ユキ

アフロディくんだけかな。

結婚式をしようだって 手続きが必要なのに……

特別礼拝だけはしてもらえる… 儀式ぐらいならしても…

照美

ゆき

照美

よしよし

ゆき

(まま)

ゆき

(かわいい💕💕💕)

照美

どう?ゆき似合ってる…?
僕花嫁になっちゃった…。。。

ゆき

(かわいい♡)

神父

そこの新婦さん、お婿さんはいるのかね

照美

あっ…はい…

神父

あれ?二人も…

ユキ

あっ、、その僕は見る専なんで。
ドレスはその、練習というか。

神父

ほうほう‥

神父

新郎さん、どこにいるのかね

従きの男性

今から洗礼の儀式でも始めようかと

神父

では始めますよ。

するとヨハネはゆっくりこちらへ来た。 少し俯いてなにやら言いたい様子のような、少し物憂げな表情をしていた。 軍服から黒いスーツになっていた。

神父

あなたですね。では始めましょう

照美

あ…………

神父

〜〜〜〜………〜〜〜〜〜

神父は結婚に対する聖書の内容を読み上げた。 あくまで模擬体験だ。 戸籍上の変更は無しだし。

神父は問いかけた。 僕は返事をしなくてはいけなかった。 結婚を誓約するんだ。

照美

あ………。ヨハネ…

天使のオートマタは賛美歌の旋律を 鳴らしていた。

 彼はアフロディの細長い白い指に (世界で一つしかない)白いサファイア の指輪をはめようと考えだが 非常に間抜けな策だと 中断した。

神父

〜〜〜〜〜……〜〜〜〜

僕はヨハネの手に手を重ねた。 その上に神父が手を置いて 祈祷を唱えた。 

照美

(もう………………。。。)

従きの男性

結婚証書のサインです

神父は証書という紙に羽のついた筆で 文字を書いて付き人も書いている。

僕は羽のついたペンを渡された。

サインってどうやって? 尋ねた後 亜風炉照美と署名した。

神父

〜〜〜〜〜……〜〜〜

従きの男性

〜〜〜〜〜……〜〜〜

門に装飾されたベルが鳴る。

ヨハネは僕の肩に両手を置いた。 ふ…と切なそうだ。

神父

誓いのキスはどうですか…。。

照美

………‼︎‼︎

僕は少し背の高いヨハネに届くよう 背伸びをして 彼の顔を手で優しく触れた。

ヨハネ

…………‼︎

照美

あっ……………チュッ……

ヨハネ

(てるみ………)

するとヨハネは僕の背中に ゆっくり手を回して 優しく抱きしめて 僕の右手をゆっくり引いて ゆっくり僕の口に舌をいれた。

ちょっと……強引なんだから…

照美

あっ………あっん……あ………。。

照美

(ちょっと…。。。)

ユキ

(僕もいつか、、、、、)

照美

(キモい……怖い………)

照美

あっ………。。。

神父

では外に人々が待っているので

神父

〜〜〜〜〜……〜〜〜

照美

え……

僕はヨハネの左手に掴まって ドレスの白い裾を持ち上げて 歩いた。

ベルが鳴っているな、、、

照美

照美

……ねぇ…

軍の兵士五十人ぐらいが僕の姿を 凝視していた。

門の外にここまで人に見られているなんて…!!

神父

新郎新婦よ栄えたまえ…‼︎

軍の兵士たち

ヨハネ様…!その女中は…?

軍の兵士たち

ヨハネ様…‼︎

軍の兵士たち

ご無事でありますか?

照美

…………(ヤバイ……)

照美

(怖いよ………)

ヨハネは花嫁姿のアフロディの 肩に手で触れる。

ヨハネ

お前たち…私の清き妻だ…

とても落ち着いた表情で 兵士たちに呼びかける。

ヨハネ

(…………)

軍の兵士たち

アフロディという者だな、貴様

軍の兵士たち

あの金髪の少女は……愛人か

一人の兵士が白い100本の 百合を渡してくれた。 その兵士は性別不明の華奢な人だった。

ゆき

にゃーー。。。

ゆきは僕が抱きしめているよ。

照美

(ヨハネ………………)

照美

(ゆき……………)

照美

(この花を見たらお母さんを思い出すな………。。。。)

僕のウェンディグドレス どうだったかな……

深いキスされたの まだ感触残っているんだけど…

なんだかな… 他人の視線が怖いな。

彼のキス、優しかった…

🤍金髪少年アフロディの初恋🤍

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