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そばにいてよ。

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そばにいてよ。

1 - あなたがあなたを認めるまで。

♥

1,000

2023年11月26日

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そばにいて。

r.

ふんふふーんッ♪

k.

ご機嫌笑笑

r.

早く会いたいなぁーって!

今日は小六の時に転校した初恋の人との約束の学校。 私立VOISING高校の入学式。

k.

あ!クラス表だー!!

r.

んあ、!

俺はずっとずっと会いたかった人の名前。

『側居 みこと』の名前を目で探す

……がなんど見ても見つからない。

k.

らんくん、?

r.

やっば、俺馬鹿みたい、笑

k.

また探しに来よ、?

こさめが心配そうな眼差しでこちらを見ていた

自分の席に座るやいなや机に突っ伏している。

クラスの輪に入る気も起きない。

n.

ー、

n.

おー……

n.

ーい、……

n.

おーい!

r.

うるさいな、なに?

隣で俺に喋りかけてきたのは目鼻立ちが整っていて 桃色と黄色のオパールのピアスが良く似合う男の子。

俺より何倍も大人びてて同い年とは思えないような容姿だ。

n.

いや、別に話しかけただけ笑

r.

用ないなら一人にさせてよ

n.

えー、?

n.

あ、俺の名前は新田那月

r.

なつくんか。

n.

じゃあらんの名前は?

あれ。どうしてなつくんが俺の名前を知ってるの? そんな疑問を抱いたけどとりあえず名乗ることにした

r.

らん

n.

ん?

r.

だーからー、

r.

今川らん!

n.

ふーん。

担任

おい!そこ!

担任

うるさいぞ

n.

んぁ!?何!?自己紹介しろって!?

n.

えとー!

n.

俺の名前はー!!川!新田ー!菜月ー!!

担任は呆れ顔で座ることを促している。クラスはどっと笑いに包まれた

r.

たでーま。

s.

おかえりー!

s.

あ、そういえば手紙来てたよ

r.

嘘!?まじ!?

机に置いてある鮮やかな青空色の便箋を握りしめて部屋へ駆け込んだ

r.

っ、……

走ってもないのに息が浅くなる。

ずっと待ってた手紙なのに開けるのを躊躇ってしまう

きっとこの手紙は俺にとって虚しい現実だと思うから。

r.

よし、

らんらんへ ごめんね。怒ってる…よね ほんとごめん。俺実はバスケの推薦選ばれて 推薦校に行くことになったんだ 夢の為に頑張って突き進むからどうか応援して下さい。 こんな馬鹿の為に頑張ってくれてありがとうございました 俺の事は忘れて幸せになってね。 離れていても心は一緒だよ! また会う時まで少しさよなら。 みこと

r.

っ、…ぅっ゙……

何度も何度も文を読んではもどってまたその文を読んで、の繰り返し。

手紙の文字はところどころ滲んでいた。

r.

ばかっ、゙…ばかばかばかッッ、゙!゙

みことに会うために勉強頑張って会えなかった時間を取り戻すために今日まで生きてきたのに。

そんなすぐ約束破る人じゃなかったじゃんっ、……!

悲しいを飛び越えて怒りが湧いてきてしまった。返事を書く気力も起きずご飯も食べず布団に潜って泣き続けた

昨日泣きすぎてさすがに朝から行くのは気が引けたので途中から登校することにした

静けさに包まれた廊下を1人ゆっくりと歩く。

目が腫れていたけど今は随分マシだ。

r.

……

今は物理の授業らしい。みんな眠そうな目で聞いている。

n.

大丈夫か?

r.

え…?

なつがコソッと隣で囁いてきた

r.

うん、!全然元気だよ

n.

めっちゃ目腫れてるけど。

n.

なに。誰かとなんかあったの?

図星を突かれて大袈裟な程に肩が跳ね上がってしまった

r.

べっ別に、

そんな時にチャイムがなった。

次は昼休み。

k.

あ!らんくーん

k.

大丈夫?

r.

うん!ぜんぜん大丈夫よ!!

r.

昨日、映画見てたら泣きすぎちゃって、

k.

なーんだ!良かったぁ

勢いで嘘をついてしまい、胸がチクチクと傷んだ。

k.

あー!ごめん!!

k.

今日いるまくんとご飯食べるんだー

r.

そうなんだ。楽しんでね!

今日は笑顔を振りまくのもしんどい。他の人とたべてくれた方がこっちも気楽な気がする。

i

すんませーん

i

流兎 小雨くんっていますー?

k.

はーい!!

i

お。

k.

行きましょ!夜月せーんぱいっ

あーあ。幸せそ。俺もみこちゃんが居たらこんなだったのかなぁ。

r.

んあ、あれ…

頬を伝ったのは涙だった

r.

…、

屋上の青空は俺の心を優しく包み込んでくれる気持ちになった。

r.

っふ、…゙

r.

っ、゙…ぐすッッ、。

隣から聞き覚えのある声が耳に届く。

r.

なに、…゙

n.

いやー、ひとりで食べるとか気が引けてさぁー

n.

って、お前なんで泣いてんの!?

n.

は!?え!?大丈夫、じゃないよな、!?

彼は少し焦った様子。だけど少しわざとらしい。

r.

別に、泣いてないッッ、゙…!

n.

泣いてるじゃん笑笑

n.

n.

なんか辛いことあったん。

r.

ちょっと、立ち直れないことが…ほんとちょっとだけ、゙…

n.

そっか。

彼はその後何も言わず俺の側にいてくれた

r.

聞いてこないの…?

n.

んー。まぁお前が話したいなら聞くけど

r.

r.

あのね。

r.

俺ずっと好きだったみこちゃんって子がいてさ。

r.

もうほんと可愛くて。

r.

けどその子は中二で転校しちゃってさ

r.

約束したんだよね。その子とこの学校でまた会おう。って

r.

その再会のためだけに勉強とか色々頑張ってここ受かったのに

r.

居なくて。

r.

自分が馬鹿みたいに思えてきたんだよ

r.

そもそも所詮子供のままごとだし。

r.

信じてた俺も馬鹿だなー。って

r.

嫌いになりたくて。

r.

けど

r.

けどっ、゙…

r.

嫌いになれなく、てッッ、゙……!

r.

頭にいつもあの子がいて、゙…!

r.

ほんと馬鹿みたいだなぁって、……゙゙!笑

n.

そんな好きと真逆な事しなくてもいんじゃねー?

n.

無理に嫌いにならないでさ。

彼の優しさに触れて心がじわじわ暖かくなって涙がやんで辛かったことがなかったかのようにスっと軽くなった

r.

…、ごめん

n.

ん?なんで

r.

迷惑…かけちゃって。

n.

俺は迷惑とは思わねぇよ?

n.

あの泣かないで有名なお前が泣くだけ辛いことは相当だな。

n.

んま、泣けたなら良かった。

俺の髪をぐしゃぐしゃに掻き乱して 彼は背を向けて扉へ向かっていった

n.

あ!

n.

今日遊ぼーぜ!!

r.

考えとく。

彼のはにかんで笑顔を見て俺は胸の脈が早くなった 心の中で遊んでもいいかも。と素直に思えた

凄く久しぶりのゲームセンター。

隣に居るのはあのクセ者。

n.

おわ!すげー!!

r.

ふっ笑

r.

まぁ?俺?天才なんでー!

n.

うわ、うぜえーw

n.

あ。プリじゃん。とろーぜー

r.

はぁ!?

真っ白い写真ブース。色んなポーズを指定される。指定されたポーズはできるのだが上手く笑うことができなくてとてもぎこちない。

n.

おい、もっと笑えよー。

n.

泣きすぎて笑えなくなったんじゃねーの?笑

r.

そんなことないわ!!

なつは俺の頬に手を伸ばし、頬を伸ばしたりしている また少しだけ胸が脈打った

n.

ほい!新田スペシャル表情筋マッサージです

n.

最後くらい全力で笑えよー

最後の一枚!飛びっきりの笑顔でねっ♪3!2!1!(機械

r.

確かに笑えたかも……!って、

r.

このばか新田!!

r.

最後の一枚なつが、かがんでどうすんのさ!

n.

スマホ落ちたw

n.

そんじゃーな!

r.

はいはい、またね笑

n.

またいつでも誘えよ!明日でもいいからな!

r.

はーい笑

あの日から数週間がたった。

今日も隣が騒がしい。俺の名前を呼ぶ彼の声が。

r.

もー!なに!?

n.

呼んだだけーw

r.

うざ!?

n.

ごめんって…な?

r.

いいけど…!///

彼のおかけで少しづつ笑顔になれる日が増えた

それと同時にドキドキしてしまう日も増えてきていた

r.

あ、そーいえばさ。

n.

ん?

r.

これ、あげたくて

鞄から例のピアスを取り出す

n.

ぁ、あーありがと。

r.

ちゃんとつけてよね

n.

うん。けどごめんな、今は付けられないんだ

k.

えー!なんでよ

n.

大切な人がいるんだ。

k.

ふーん、

もっと喜んでくれると思っていた自分が恥ずかしく感じた

彼の周りが騒がしい。

いつもうるさいけど更にうるさい

理由は簡単。 彼が先日初めて休んだから。

でもそろそろかえって欲しい

n.

はいはい笑笑分かったから帰んなさいw

なつがよびかけるとぞろぞろ帰っていく。なんかほんとすごい

k.

ねーねー!聞いてよー!

今日もこさめの彼氏。夜月先輩の話を聞かされる。

k.

お弁当かわいいっていってくれてさぁー!?

r.

おー。よかたねー!

クラスメイト

ねぇ!?大丈夫!?

クラスメイト

なんかやばくない!?

何やらすごく騒がしい。見てみると輪の中に居るのはなつ。

n.

っ…

k.

やば!?え。なつくん!?

なつは一瞬酷く顔を歪めた後いつもの爽やかな笑顔でいつも通り接していたが保健係に連れてかれた。

その後教室に帰ってきたなつ。やはり指が打撲していたようで。

n.

打撲でしたっ☆

クラスメイト

そんな軽く言えないだろ!

担任

はい。古文の文章提出期限すぎてる人は…っと

担任

おいなつー

n.

いやー。利き手打撲してるんすよ

n.

伸ばしてくれたりって……?

担任

駄目だ。

n.

えー。

担任

お前両利きだろ。

n.

あは、あははー!

担任

ーーーで、これがー。ーーーー

シャーペンがおちるおとがした。 先を見ると酷く苦しそうな顔のなつ。

r.

大丈夫…?

n.

っ、あぁ…笑

r.

ねぇっ、打撲じゃないよね、?

n.

打撲だよw

r.

打撲じゃないよっ、!

n.

大丈夫!笑

r.

ねぇ病院いきなよ…!

n.

だから大丈夫だってば笑笑

r.

ほんとに

r.

っ!

n.

もう大丈夫。痛くない

彼はノートの字を隠しすました顔で板書し始めた

お昼休み。俺はあのことがずっと気になって仕方がない。

それは

"なつの字がみことと完全一致している事。"

特徴的な『や』、『さ』。何もかも一緒なのだ。

実はこの前も字を見たのだがそれは角張った男らしい字。

考えれば考えるほど分からなくなる

屋上の扉を開けるとそこにいたのは

壁に寄りかかって苦しそうな顔のなつだった

r.

なつ!?

r.

大丈夫!?なつ!!

n.

俺ッッ、…まじで不甲斐ないッッ、…

n.

俺の、゙せいでッッ…!!

r.

…?大丈夫、?

n.

もうやだっ…

r.

うぉっ…

なつが俺を強い力で抱き寄せる。その手は震えていた

n.

悪い、…もっ゙もう少しこれでいさせてッッ、…

r.

うん。いいよ

こんな時なのに胸がときめいた。

n.

まじでッ、馬鹿でさッ、…

r.

うん。

n.

今までずっと辛かったのはあっちだしッ、゙

数分話を聞いてなつも落ち着いたらしい。呼吸も規則正しく戻っていた

n.

ごめん、!めっちゃ不甲斐ないとこ見せたわ…!

r.

こんな時にごめん、けどさ

n.

おう?

r.

なつの字とみことの字が同じでさ、?

r.

もしかしてなつがみこちゃんなのかなぁって…

n.

違う。おれはみこちゃんとか知らない。

r.

ねぇ、ほんとのことおしえてほしい

n.

だから俺はみことを知らねぇってッッ゙……!!!!!!

r.

今みことって…

n.

っ…!

n.

…今から話す事はお前にとって信じ難い事だと思う。聞くか

r.

聞く…

n.

あのな

聞くと言ったのに身体が聞くのを否定している

なつが俺の腕を力強く握る。

n.

逃げんな。

r.

っ……

n.

みことは

なつ視点

もうずっと前のこと

俺らが中一の時にクラスのやつの財布が消えたんだ。

クラスメイト

あれ?なつ金困ってたんじゃなかったっけ?

クラスの一人がいうとみんな口々に好き勝手言い始めた

クラスメイト

たしかに!

クラスメイト

片親家庭って怖ー、!

担任

なつき。だしなさい

n.

俺じゃッ、!

m.

なつくんっていいきれないじゃん!

俺を庇ってくれたのはつい最近転校してきたみことだった

m.

もう1回自分の鞄見てみなよ。

クラスメイト

あった…

クラスメイト

えー!?

クラスメイト

もー!

n.

……

m.

謝んないの?

クラスメイト

ごめん、

あれから俺らはすぐ打ち解け、仲良くなった

が。

その楽しいは永遠には続かなかった。

みことに肺がんが見つかった。

m.

なっちゃん。

n.

ん!どした?

m.

最近ずっと楽なんだ!

n.

おお!それは良かった!

肺がんなのを感じさせないくらいみことは元気 夢なのかと感じる程。

m.

うぉえっ゙…!

m.

うっ、…

調子が良さそうに笑う彼。副作用に酷く苦しむ彼。

色んな彼を見た。

ある日。彼がピアスをくれた。

m.

いつも来てくれるから!

n.

…!

n.

ありがとう

このピアスには『みことの病気が早く治りますように。』と願いを込めて治るまで外さないことにした。

あれから3ヶ月がたった。 みことの病態は悪化してついには文をかけなくなった。

n.

なんて書けばいいんだ?

m.

……

m.

推薦校でエースになったと伝えて。

n.

…ぇ

n.

ほんとのことかかなi...

m.

いいんだ。らんらんには強い俺だけを知っていて欲しい。

みことの要望を受け入れてみことの完全夢日記をらんに描き続けた

n.

らんから手紙返ってきたぞ。

らんから帰ってきた手紙を読み聞かせる度にいつも幸せそうな笑顔で聞くから俺まで嬉しくなった。

m.

…ねぇ。

n.

ん。

m.

俺の代わりにVOISING高校を受験してくれないかな。

n.

…は?

m.

もう俺は、

n.

ふざけんなッ、…゙!!!!!!

m.

やめっ、……!

n.

うるさいうるさいうるさいッ、゙!!!!

俺は病室にあるありったけのものをみことに投げつけ部屋から出た

みことに言われることは全部分かってたんだ。みことならきっと言うだろう。と思ってたから。

その時は落ち着いて了承しようとおもってた。

けど全然優しくみとめられなかった。なんならみことを傷つけた。

n.

ぁぁ、゙…

n.

うわ゙あ゙ぁあ゙ぁ゙!!!!!

n.

あぁああああああああああああぁぁぁ!!!!!

自分が醜くて最っ低で。叫びたくなった。

久しぶりに来た彼の病室を開けた俺はあまりの驚きに空いた口がふさがらなかった。

そこにいたのはいろいろな管に繋がれて酸素マスクをつけられ、弱々しく何も無い壁に手の甲を向けて何かをつかもうとしているみことだった。

n.

みことッ、!!

n.

みことみことみことッッ、゙!!!!

m.

っ、はぁっ…

m.

なっちゃ、ん…

n.

大丈夫ッ、大丈夫だか、ら!

m.

お願いがあるんだ。

n.

なっなに、?

m.

VOISING校に行ってらんらんのそばにいてほしい。

m.

俺がボイシング校に行くのはきっと。いや絶対無理なんだ。

m.

だから、行って欲しい。

m.

それでらんらんのことを沢山沢山たーくさん話して欲しい。

n.

っ……!

あぁ。今日はちゃんと言える。

n.

分かった。

m.

……!

m.

ありがとう。

あれから死ぬほど頑張って勉強して見事合格した。

ちゃんとらんにもあえてらん1人だけを撮ったプリクラをみことにプレゼントしてみたりらんと話した内容を教えてあげたり。

m.

そっかそっか、笑

最近みことは毎日言うんだ。

『もし、らんを好きになったら全力で好きになれ。』

n.

うーん?笑

ついに喋るのも困難になったみこと。

俺に立ちはだかったのは

さらに辛い現実。

みことの治療終了だった

みことは回復の余地がないらしく残りの数ヶ月はみことの精神ケア治療に乗り移るらしい

ずっとずっと泣き続け居た時。ちょうどらんが来て今に至った事を全て話した。

らんの目には涙が溜まっていた

r.

俺、俺…みことに会いたいっ……!

ちょうどスマホから通知がなった

n.

らんッ!!行くぞッッ゙!!

俺らは屋上を駆け出した

i

あっ、!なつとらん、

夜月先輩こと、いるまはみことの義理の兄。

i

みことのとこへ行ってやって欲しい、

r.

震える手と口。

r.

みこッ、…みことッッ゙!!

俺は勇気を振り絞ってみことのそばに駆け寄った瞬間涙が溢れた

m.

らん、らん……?

r.

そうッ、!らんだよっ…゙!!

m.

らんらん…゙行けなくてごめ、゙ん…

r.

いいのッ、……良いんだよッ?笑

髪は抜け落ちていてガリガリにやせ細った手。けど生暖かい。

まだ生きてるんだ。と安心して次々に涙が溢れてみことの腕に俺の涙が落ちていった

m.

会えて、良かったッ……笑

r.

俺もッ…俺もだよッ、…

みことは目で誰かを探している

r.

なつ……?

みことは静かに頷く

なつの手を取って連れていくと凄く穏やかな笑顔でわらった

n.

みこと、

m.

なぁに、?

n.

なんでもッ、…

m.

ずっと傍にいてくれてありがと、

m.

幸せになッ…て、笑

n.

終わりみたいに言うんじゃねぇッ゙!!

n.

俺らはずっとずっとずっーと一緒だろッ、゙!?

なつの張り上げた声はすごく必死で。涙が出た

m.

ずっと…いっしょ、?

n.

嗚呼ッ、゙!!ずっと一緒だッ、……何年も何十年も何百年もッ、!!

r.

そうだよッッ、…!

r.

生きる場所は違っても心はずっと一緒ッ、゙!!!笑

m.

やばっ……゙

m.

今ね。凄く眠たいんだ。

m.

終わりが近づいてきてるのかもしれないねぇッ、゙笑

r.

やだッッ゙!!!!

r.

やだやだやだやだやだやだッッ…゙!!!!

r.

いっちゃやだッッ゙!!!

r.

ずっと傍にいてよぉッ……!!

パニックに陥り、嫌だを連呼してみことの手を離さないらん。

そんならんを見てみんな酷く心を痛ませていた

r.

いやだッッ…!!!!

r.

いやだいやいやいやッッ゙、!!!

n.

らん、さよならだッ、゙…辛いけどっ…苦しいけどッ、゙

らんの手をみことの手から引き離す。

m.

らんらん、

みことはらんの頭の上に手を置いて優しく髪を撫でた

m.

ごめんねぇ、

r.

いやッ、゙……嫌だッ゙…!

m.

それでもさよならしなきゃなんだぁ、笑

m.

また会えるからさ、ほんと少しだけだから。

m.

また会ったら沢山お話しようね、!笑

r.

うんッッ゙……うんッ、……!

m.

最後に二人の笑顔がみたいなぁ、

n.

らん、?

r.

大、丈夫…大丈夫ッ、…!

『みこと。行ってらっしゃいッッ゙…!』

11月26日。自分の誕生日の一日後。彼は空へ移住していった

四十九日。

今日は二人でみことの墓参り。 それなのに風はびゅーびゅーと吹き荒れている

らんは細くて綺麗な手を擦り合わせている

みことに言われた時はらんなんて好きになるわけない。そう思っていた。けど今はあの言葉にすごく共感できる。

みこと。告ってもみことは怒らないか?

m.

怒るわけないよ笑

m.

がんばれ!

n.

っ……!?

よし

n.

らん。

r.

ん?なぁに?

n.

俺らんが好きだ。付き合って下さい。

r.

えっ…

r.

よろしくお願いしますっ…!

俺は嬉しくて涙が出た

n.

良かったぁっ……(抱

r.

うぉっ、!

r.

ふふ笑

m.

おめでとう

n.

っ!

r.

っ!

ありがとうっ、!

そばにいてよ。

… 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽

ご視聴ありがとうございました!

ここでちょびっと小ネタです

気付いた方いらしたでしょうか。

登場人物の苗字の最初をとると…

m.

そば い みこと

n.

に った なつき

r.

い まかわ らん

k.

る ろう こさめ

i

よ つき いるま

繋ぎ合わせると『そばにいるよ』という文字になるのです……!

以上ちょびっと小ネタでした!笑

こんなに長い話を最後までご愛読誠にありがとうございました。

これからの作品にもしばしご期待を。

この作品はいかがでしたか?

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まってほんとに天才だね 最後ので涙出てきた これからも応援してます (

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