高価な瞳の肩書きを

高価な瞳の肩書きを

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start

みこちゃんがこの家に来て半年が経つ

最初の頃より 、 みんなと仲良く暮らしていて微笑ましい

はずか 、 今日初事件が起きた

お醤油がない …

前使った時に買おうと思ってたんだけど …

忘れてた 、

両手に持っている取り皿を机に置いて 、 出かける支度をするこさめちゃん

こさめちゃんだけじゃ心配 …

会ってすぐの時 、 この家が心地よくて一生外に出ない

そう言っていたみこちゃんが 、 初めて出たいと言う

そっかぁ …

安全な行動をするため、 みこちゃんはずっと家に留守番等させていた

最初はわくゝがあったのかもしれないが

この家にはなんも無い

流石に半年は無理させすぎてしまったのかもしれない

… でもなぁ 、

絶対甘やかさないようにしよ …

こさめちゃんと一緒に醤油を買いに外に行く

はぐれないように と一緒に手を繋ぐ

けど 、 こさめちゃんは気分がいいのかスキップをしてるためちょっと手が疲れる

笑顔で言うこさめちゃんを見て 、 とても嬉しい気持ち

前はこんな気持ち … なかったのにっ

へへ っ 、 俺このお家に来て良かった っ

少し向こうから 、 大人のため息が聞こえた

少し気になり 、足を止めて話を聞く

宝石屋さん …

ﾄﾞﾃ ｯ

急に手を引っ張られて 、 盛大に転んでしまった

転んだ時に 、 大きな音を出してしまったため 、 周りの人がみんな俺を見ている

… すごい足痛い 、

擦りむいちゃったかな 、 .ᐣ

振り返ると 、 さっきの宝石屋さんが居た

やだ っ 、

また 、 帰らないとなの 、 .ᐣ

すちくん っ … やだよ

… 遅いなぁ 、

こさめちゃんたちが外に出て30分以上は経った

なのに帰ってくる気配がしない

ｶﾞﾁｬ

窓を開けると 、市民が大声で町中の人に伝えている

王様の息子って …

するとらんゝが慌てて部屋に入ってきた

話を聞くと 、 途中で宝石屋の人に攫われたらしい

こさめちゃんが頑張って対抗したそうだが 、 宝石を取るための銃を向けられて抵抗できなかったそう

俺の大事な友達なのに …