青嫌われ

続きです！

黄視点

羨ましかった

誰にでも愛されて

なんでもできる君、

ずっと笑えて、

僕とは大違い

だから君を不幸にしたんだ

その時の僕は、まだ知らなかった

君がどれだけ努力をしたか

君がどれだけ辛い思いをしたか

どうしていつも笑っているのか

僕がしたことは全部全部ダメって分かっていた

青視点

僕がどれだけ責められても

君だけは僕の味方でいてくれた

すごく嬉しかった

でも僕は分かっていた

僕はもうすぐ、死ぬことを

赤視点

みんなあまりにも酷すぎる

俺は、裏切られる辛さを知ってる

今でもトラウマなほど、辛かったことがある

俺には、ある1人の親友がいた

君は、君だけは俺を裏切らないと思っていた

ある日、君が他の友人と話しているのが聞こえた

衝撃だった

あの日の辛さを、俺は知ってる

学校からの帰り道で泣きじゃくった

全てに絶望していた

でもそんな時に声をかけてくれたのは、

青ちゃんだった

ずべてを話しても、君は笑わず真剣に話を聞いてくれて

嬉しかった、救われたんだ

俺が全てを話終わったあと、君はこう言った

君の手はすごく暖かい

どんなことがあっても君について行こう

そう思えた

君は夏になっても長袖を着ている

少し考え込んで君は言う

その腕を見て、驚かない人はきっと居ない

君は必死に腕を隠す

でも俺は見えてしまっていた

青ちゃんの腕は、アザだらけだったのを

そういって帰ろうとした君に俺は言う

急に大きな声を出したからか、君は少し驚く

優しさに一瞬で包み込まれた感じがした

気づいたら俺は、君の腕の中

一旦切ります