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数日後

氷翠(ひすい)

ん"〜…(転生の話が何にもわかんない…)

かれこれ今日、休みを使って丸1日使って色々調べているのだ

【転生】【呪い】そんな項目で色々調べているが…【転生】の 項目は余りにも少ない

氷翠(ひすい)

はぁ"〜…もう無理…(記憶は保持されてる…父さんと母さんの事…心配だわ)

机に突っ伏す

氷翠(ひすい)

……疲れた…(頭クラクラする…もう何にもする気起きない……)

前髪を掻き上げる

氷翠(ひすい)

……!!(善治さんの所に行ってみれば…って、無理か…)

氷翠(ひすい)

…伯玖様と一緒なら…行けるかな…(いや、でもいきなりは…まずいよな…)

氷翠(ひすい)

(変に勘づかれる……いや、勘づかれてもいいのか…?)

氷翠(ひすい)

どーしよぉ〜…

溜息をつき分厚い書物を眺める

氷翠(ひすい)

……(スティグマは悪魔契約によって起きる…じゃあいつ……)

氷翠(ひすい)

いつ契約を…したんだ…

書物をたたみ…本棚にしまう

氷翠(ひすい)

はぁ"〜…もうむりぃ……

ズルズルと座り込み顔を隠す

氷翠(ひすい)

(…ここに転生した理由と…スティグマが使える理由…なんだろ)

氷翠(ひすい)

…もしかして…

仮説 死に際…私はこの世界に行きたいと願った…それは悪魔に届いてしまい…契約という形でこちらに来た

氷翠(ひすい)

……(もしそうなら…有り得そう…でも、そういうのって…魔法陣とか…そういうの必要じゃないのかな…)

氷翠(ひすい)

…私、なんにもできないよォ……

そう呟くと突然誰かに声を掛けられた

??)あれ、センパイのそばに居る…

氷翠(ひすい)

!!(こ、この声は翔くん!?)

翔平(しょうへい)

んぁ?

後ろを振り向くとヘアバンドを着けた私の推し!ハイスペイケメンの翔平君!

氷翠(ひすい)

あ、っと…ご、ごめんね…笑

立ち上がりいそいそと離れようとすると手を掴まれた

氷翠(ひすい)

あ、ちょッ…

翔平(しょうへい)

なんかメンドー事抱えてんだろ

氷翠(ひすい)

それは…まぁ……

翔平(しょうへい)

初対面で話せる事くらい有るだろ?話せそうなら話してくれよ

氷翠(ひすい)

め、面倒事だから笑

翔平君の手を振り払おうとするが翔平君に両腕を掴まれ本棚に押し付けられた

氷翠(ひすい)

ちょッ…

翔平(しょうへい)

面倒事でもいいんだよ

翔平(しょうへい)

だから、話してみろ

氷翠(ひすい)

いや…

目を逸らし「ちょっと…難しい話… だから」と絞り出す

氷翠(ひすい)

私でも…私自身でも…今の私が…分からないの

翔平(しょうへい)

分からない?

氷翠(ひすい)

そう…分からないの……

氷翠(ひすい)

今から話す事は……誰にも話しちゃダメだよ

翔平(しょうへい)

あぁ…

氷翠(ひすい)

…私はね、1度死んだの

氷翠(ひすい)

この世界でじゃない…別の世界で

氷翠(ひすい)

死に際…私はこういう世界を望んだの

氷翠(ひすい)

そして…それが悪魔に届いちゃったのかもね…契約されて…ここに来て…
スティグマを貰って……

翔平(しょうへい)

…お前はこの世界は夢だと思うか?

氷翠(ひすい)

ううん、現実

氷翠(ひすい)

幾千とある世界に私の願いが合致した…

氷翠(ひすい)

この体は私の本当の体じゃない…

翔平(しょうへい)

は…?

氷翠(ひすい)

本当…でも、この体になった瞬間…この体の記憶が全部入ってきたの…

氷翠(ひすい)

だから多分…私の…体なんだと…思う

氷翠(ひすい)

もうね…ぐしゃぐしゃでね…わかんないの…

翔平(しょうへい)

氷翠センパイ…

氷翠(ひすい)

もう、いい?

翔平(しょうへい)

あ、あぁ…

翔平(しょうへい)

なんつーか…死んだ人間?には見えないわ…

翔平(しょうへい)

こうやって…生きて、動いて…

氷翠(ひすい)

私だってちょっと驚いてるよ

氷翠(ひすい)

でも、完全に【私】に馴染んでいるの

氷翠(ひすい)

魂が体に馴染んでいるのかな…笑

氷翠(ひすい)

で、どう?もういい?

何時もより冷たく言い放ってしまう

翔平(しょうへい)

あんたは…自分が嫌いか?

氷翠(ひすい)

わかんないわ…

翔平(しょうへい)

わかんねぇのか…

氷翠(ひすい)

他人から愛されても…余計にわかんないかも…

氷翠(ひすい)

私の体…だと思う他人の体を勝手に乗っ取って……それを動かして…それで愛されるって…

翔平(しょうへい)

……じゃあさ、一旦教師に話してみようぜ?

翔平(しょうへい)

話すってか…それっぽい嘘ついてよ、探って見ようぜ?

氷翠(ひすい)

へ?ちょッ_

翔平君に手を引っ張られながら私と 翔平君は職員室に向かう

職員室

翔平(しょうへい)

おいハイド〜

ハイド)ん〜?なぁに…!?ま、まさか君たち…もうそんな…

翔平(しょうへい)

違ぇよ!‪💢

氷翠(ひすい)

(あ、成りたいッスね)

翔平(しょうへい)

ちょっと教えてくれよ、この世界に死って概念あるだろ

ハイド)うわぁ…

翔平(しょうへい)

んな顔すんなよ

ハイド)ねぇ〜!僕概念とかそういう話嫌いなんだけど〜!

翔平(しょうへい)

まぁ聞けよ

翔平(しょうへい)

その後ってさ、転生とか…そういうの、あんの?

ハイド)…何で知りたいの?

ハイド)…どっちかに関係ある? もしかして

無駄にこの人は勘が鋭い…

翔平(しょうへい)

いや?ただちょっとそういう関係の話しててよ、気になったんだよ

翔平(しょうへい)

「転生モノのアニメってあるけどマジであんのかな」ってな

ハイド)ふーん…

ハイド)そうだね〜、転生ってのはその名の通り…転がる生…生きることと 「世界」が変わる事

ハイド)ちなみに、輪廻転生は「生死を繰り返す」事ね

ハイド)で、君達グールは「魂」という物は一応存在する…まぁ、 命と思えばいいよ

氷翠(ひすい)

魂=命…

ハイド)そうそう

ハイド)ま、明確にいえば…その命…心臓の奥、核心にあるのが「魂」

ハイド)死ねばその縛られていた魂は解放されて…ふよふよ〜ってして天国に行って裁判受けて…天国、地獄、転生、 輪廻転生の4つに分かれるんだ

翔平(しょうへい)

へ〜…

ハイド)で、世界…宇宙を含め世界は幾つもあるんだ、色んな世界がね

ハイド)そんな世界に必ず自分が居る…って言われているんだ

氷翠(ひすい)

ドッペルゲンガー…って事ですか?

ハイド)そう!

ハイド)そのドッペルゲンガーに死んだ自分の魂が入って動き回る……そのドッペルゲンガーの続きをするんだ

氷翠(ひすい)

??????

翔平(しょうへい)

まぁ、簡潔に言えば「成り代わり」って事だろ?

ハイド)まぁ、言い方はあれだけどね〜でもそんな感じだよ!

氷翠(ひすい)

…ひとりでに動いている人形に自分の魂が入ってやっと「本当の自分になる」…

ハイド)そうそう

ハイド)つまり…今の君たちのその体は【何百年も前の君の魂がここまで来た】と、言うこと

氷翠(ひすい)

継がれ継がれここまで来たのか…

ハイド)【人生】は尽きても【魂】だけはコロコロとその体を乗り換えていく、しかも別世界の自分だけ

ハイド)そう言われているから…だからよくある転生モノも【死んで魂がまた新しい自分に乗り移った】って感じかな

ハイド)記憶が保持されるかどうかは…ちょっと、人によりけりって感じかな

翔平(しょうへい)

へぇ〜

翔平(しょうへい)

じゃあよくある無双系とかの主人公って…

ハイド)別世界の自分に魂が入って 【俺TUEEEE】をやってるだけだね

氷翠(ひすい)

…やば、それ知ると…恥ずかしいわ…

翔平(しょうへい)

…んな

ハイド)ま、そう言われているって話だけどね

ハイド)ちなみに、君達は悪魔契約しちゃっているから死んだ後、魂という概念は悪魔の代償として支払われるから気を付けてね

氷翠(ひすい)

転生が…出来ない…と、言うこと…ですよね

ハイド)そうだね

ハイド)悪魔契約は危険極まりないこと…一歩間違えたら世界を…全てを滅ぼす可能性があるから

ハイド)だから【転生は出来ない】と言われているんだ

翔平(しょうへい)

にしてもお前、よく知ってるな?

ハイド)教師になると色んな話が流れ込んでいくるんだよ

翔平(しょうへい)

へぇ〜、不思議だな

ハイド)まぁね!教師って大変だから!

氷翠(ひすい)

(…この体は私のモノ……この世界の…あれ)

氷翠(ひすい)

あ、あの!

ハイド)ん〜?

氷翠(ひすい)

仮に何ですけど、…その転生ってゲームとかでも通用するんですか?

ハイド)あ〜…それはどうなんだろ

ハイド)でも、仮に君が【転生者】なら、ここに居る時点でそれは答えだよ?

氷翠(ひすい)

げん…じつ…(そ、そうか…そうだもんな…幾千、幾万とある世界なら…こういう世界も少なからずは存在する……)

ハイド)どう?満足したかい?

翔平(しょうへい)

あぁ助かったわ

ハイド)ほんと〜?じゃあ付き合えたら教えてね〜♥

氷翠(ひすい)

いやいや、そんな関係じゃないですよ笑(なりたいけど〜!なっちゃいたいけどー!私モブだし〜!え〜!モブでも主人公なれるかなぁー!!(*/▽\*)キャッ(?))

翔平(しょうへい)

テメェの能天気に付き合ってる暇はねぇんだよ、行くぞセンパイ

氷翠(ひすい)

あ、うん!

氷翠(ひすい)

ハイド先生!ありがとうございました!

ハイド)お役に立てたなら何より〜日常に潜む不思議はこのハイド先生に任せなさーい!

氷翠(ひすい)

はーい、今度いつか頼みマース(棒)

ハイド)にしても……そっかそっか(僕に嘘をつくなんて100年早いよ、君がここになんの用事で…自分が何者なのか知りたくて来たんだろうね)

ハイド)いやぁ、僕って物知り〜★

死んだと思ったが…何故か生きて推しが居る世界に居た

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