LAN
LAN
すち
リビングはピリついた空気が流れていた LANの少し冷たい声、 その声を聞いたすちは 小さく肩をすくめた。
みこと
確認して提出しような...?
雨乃こさめ
みこと
みことがフォローし、 こさめが突っ込むも、 暇72が一言ボソッと呟いた
暇72
いるま
すちはその会話が トドメだった
すち
すち
すちはついに心が折れて 部屋に向かった
LAN
すち視点
すち
俺は一人で自室のベッドの上に 座っていた。
すち
すち
一人で下を向きながら 反省会をして、 俺は決心した。 『少しだけ、家を出よう。』
すち
すち
すちは玄関のドアを開けて 静かにドアを閉めた。 夜の風は少し冷たかった
あれから2日間すちは 部屋から出てこず、今日の スタジオに集まる予定だったが すちは来なかった
いるま
雨乃こさめ
いるまが『俺、家見に行ってくる』 と言った時にはすちの部屋は 置き手紙もなく、スマホの位置情報も オフになっていた
みこと
みこと
みことは苦しげに呟いた
暇72
いるま
すちのいない家は なんだかいつもよりも静かだった
LAN
いるま
暇72
リーダーのLANはそう言って 他のメンバーも その意見について行った
暇72
雨乃こさめ
LAN
みこと
いるま
俺たちはすちの名前を呼びながら ずっと走り続けた
駅前に着いて、 全員息を整えながら 周りを見渡した
暇72
駅近くのコンビニのベンチに 小さな影が座っていた。 その影はパーカーのフードを目深に 被り、膝を抱えてうずくまっていた
LAN
いるま
その影はすちに似ていて、 全員はそっちへ走り出した
すち
すちは俺らを見上げて 不思議そうな顔で見つめていた
すち
みこと
みこと
いるま
暇72
雨乃こさめ
LAN以外のメンバーは すちに抱きつき 安心していた
すち
LAN
LAN
LANはすちを見て そう言った
雨乃こさめ
雨乃こさめ
雨乃こさめ
全員が笑いながら 家へ向かった
いるま
すち
すち
みこと
LAN
大好きやもんなぁ~?
LAN
みこと
そんなほのぼのした会話をして その日の夜は一緒の部屋で 寝ました。