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渡辺
宮舘
静かで何もない部屋
カチャリと響く手首の自由を失わせる鎖
そして頭に突きつけられた銃
渡辺
宮舘
ずっと黙って俺に銃を突きつける帽子を深く被った見覚えのある顔。
その手は心做しか少し震えている。
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
渡辺
渡辺
宮舘
渡辺
渡辺
渡辺
そんなことを自嘲気味に笑いながら言う俺にあいつは苦しそうに言った。
宮舘
宮舘
渡辺
宮舘
渡辺
銃を突きつけたままあいつは叫んだ。
宮舘
彼が言う『勘違い』とは。
まぁ結論から言うと、冤罪なのに罪を着せられ、殺されることになったという訳だ。
勿論、最初ら辺までは抵抗した。俺は違うんだと。
でももう諦めた。
誰も俺の事を信用しない。
罪を犯したやつを庇って正義感をだすこの世界にいる方が苦痛だと思った俺は途中からは喜んでやってない罪を受け入れた。
そしていざ処刑場に着いたらあいつがいたというわけだ。
宮舘
渡辺
宮舘
渡辺
涼太
宮舘
そう言った涼太の顔は悔しそうに、悲しそうに歪んでいた。
12時の鐘が鳴った
狼の遠吠えが聞こえる
多分外は真っ暗だ
宮舘
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
そういうと涼太は銃の引き金を引いた。
鮮やかに舞う血を見つめた後、涼太が言い放った言葉を理解出来ないまま深い闇へと落ちていった。
宮舘
日が昇り、街が動き出した
処刑場がある地下では、2人の遺体が発見された
2人はお互いの方に手をのばしていて、でもその手は届いてない
赤い血の海の中で幸せそうに死んでいる
その姿は美しく、儚いものだった
そうさせたのは誰のせいなのか
それを知っている者は この物語の中にいるのだろうか。
それは誰にも分からない
例え
タヒんでしまった2人であろうとも。