pn
眩しい光に瞑った目をふたたび開けると、そこにはsnの背中があった。
ずっと、何かをぶつぶつ呟きながら機械らしきものを弄っている。
sn
彼の背中から聞こえてくる声は、何だかとても真剣で、機械的で、いつもの彼とは程遠かった。
彼は機械を弄る手を止めずに画面を凝視していて、俺の存在に気づいていないようだ。
sn
sn
pn
自分の名前が出てきたことに驚いて、俺は思わず声を漏らしてしまう。
sn
sn
snは一瞬目を見開くも、何かを悟ったような、どこか嬉しそうで、狂気的とも言える優しい目を俺に向けてきた。
俺はいつもと違うsnの目にゾッとして、思わず1歩後ずさった。
pn
……そして、気づいた時には、光の中から逃げ出していた。
sn
pnさんが逃げたそこを見つめながら、僕は呟いた。
いきなり彼の声が聞こえてきて驚いた。
また都合のいい幻覚を見てしまったのかなって。
でも、幻覚でもなんでもいい。
僕は彼の可愛らしい姿が見れるなら何でも望む。
……例えそれが、死を代償とした物だったとしても。
にしても、さっきのpnさんの顔、やっぱ可愛かったなぁ!
pnさんてば、ホントにどんな顔も可愛くて綺麗で壊したくなるくらいなんだから!
sn
彼にバレてしまうとは思ってなかったけれど、まぁいい。
pnさんは悪い子だから、きっと悟られないようにいつも通り過ごそうとしてくれる。
ふふっ、想像しただけで楽しみになってきた♪
sn
僕は彼の可愛くて幸せそうな顔を思い浮かべながら、再び空間へと向き直った。
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