ドサッ
彼方
自分の編み出した術がうまくいき、僕の相棒である彼方さんは地面に尻餅をついた
真冬
真冬
彼方
真冬
真冬
彼方
彼方
真冬
真冬
突然彼方さんが地面から起き上がって、僕に向かって掌底を打ってきた
幸いそれは当たらなかったが、思いっきり後ろに避けたせいで、僕もまた尻餅をついてしまった
彼方
真冬
真冬
彼方
真冬
そういって、少し悪そうな笑顔を見せた彼方さん
真冬
真冬
彼方
と、自己紹介が遅れました
僕の名前は『相川真冬』 雲隠隊という組織に所属する剣客です
この黒髪で僕と同じ組織に入っている男性は、一ノ瀬彼方さん
僕の相方のような存在で、僕よりもすごく強い人なんです!
真冬
彼方
真冬
おまけに僕の思ってることが筒抜けなんじゃないかってくらい勘が鋭い…
と、早速"任務"がまわってきた
真冬
彼方
僕は着ていた着物についた土埃を手で払ってから、刀を自分の腰の左側にさした
彼方
真冬
向かう途中、僕は同じ組織の人から聞いた事件の詳細を思い出していた
真冬
彼方
真冬
真冬
彼方
僕たちの所属している組織は、警察の手に負えない凶悪な事件や、目が行き届かずに見逃された犯罪を犯した人間に罰を与える仕事をしている
その罰の内容は犯した罪によって変わっていて、今回の様な無差別に人を傷つけるような事件は、ただ警察に突き出すだけでいい
僕たちは政府非公認の組織、警察の無関係な人間が帯刀して犯罪者を倒しているとバレたら、それこそ僕たちが捕まってしまうからね
真冬
彼方
彼方
真冬
彼方
そう言った彼方さんが見上げた方向を見ると、そこには確かに男性がいた
真冬
声を小さくして会話していたからか、まだこちらの存在には気づいていない
真冬
彼方
そう言って、僕は足音を少し抑えながら神社の裏に回り込んだ
彼方視点
真冬が裏に回り込みにいって、少し経った
彼方
そう思って、腰にさしていた刀を静かに抜いた
そしてそれを槍のように持って
彼方
ヒュンッ
俺の予想通り、投げた刀は屋根に向かって飛び、犯人のすぐ横に突き刺さった
そして、真冬のいる裏側へと走り去っていく
彼方
真冬視点
真冬
少しずつ、犯人がこちらへ走ってくる音が聞こえる
真冬
犯人はかなり焦った様子で、瓦屋根の上から飛び降りるように落ちてきた
そして僕は、落ちる瞬間を狙って物陰から出た
真冬
小さな小刀を向けてきたが、少し後ろに後ずさって避けた
そしてその後できた僅かな隙を狙って、先ほど彼方さんに打たれた掌底を犯人に打った
真冬
彼方
僕が犯人を倒した丁度に、彼方さんが表の方から走ってきた
真冬
そういうと、その場で気絶している犯人を見て彼方さんは少し驚いていた
彼方
真冬
彼方
真冬
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
彼方
しばらくして、警官が数人駆けつけた
きっと組織の人たちが呼んでくれたのか、騒ぎを聞いて来てくれたのだろう
警官
真冬
彼方
そう言った彼方さんは、いつもとは違う笑顔で笑った
真冬
警官
真冬
そう言って僕たちは、警官にバレないように物陰に隠していた刀を取り出して、その場から立ち去った
彼方
真冬
真冬
彼方
真冬
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
彼方
僕たちは、日々こうして任務をこなして生活している
たまに失敗してしまう時だってあるけど、そういうときは彼方さんが支えてくれる
だから僕は、この仕事を続けているんだ
コメント
6件
そらまふの戦闘シーンかっこよすぎる!! 刀投げるそらるさんも犯人を気絶させるまふくんもかっこいい!! これから2人は報告するときに怒られたりするのかな?w 続き楽しみに待ってます!
んんー!やっぱり最高(←一足先に読んだ人w) あの後私ずっと読み返してたんです!!! それぐらいそらまふの戦闘シーンが かっこよすぎて刀投げるそらるさん 想像するだけでかっこいい…… 続き楽しみにしています!
2人ともかっこよすぎる…!! っていうか戦闘シーン書くの上手すぎません…!? 2人のキャラというか関係性も、もう性癖ぶっ刺さりでめっちゃ好きですw これからどんなことが起こっていくのか楽しみだ…! 続き楽しみにしてます!!