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私は過去の出来事をこいつに話すことにした。
どうしてヤンキーになったのか。
私は、去年の入学当初は成績優秀で学力は今ほどでは無いが10位に入るくらいだった。
その時は、ヤンキーとは無縁だった。
奈央とは親友だった。
小学校の頃からずっと一緒に居て、学年でも有名なペアだった。
咲野藍
東宮奈央
咲野藍
咲野藍
東宮奈央
この時から奈央は学年1位だった。
その頃はまだ自分の事のように喜ぶことが出来た。
東宮奈央
咲野藍
移動する時には、手を組んだり手を繋いだりしていた。
奈央は、勉強だけではなく運動もできた。
体力テストでは、A判定が普通だった。
体育の先生
体育の先生
咲野藍
東宮奈央
咲野藍
東宮奈央
奈央はいつも優しくて模範的な人だ。
東宮奈央
咲野藍
咲野藍
東宮奈央
咲野藍
奈央も自分の事のように喜んでくれた。
体育の先生
体育の先生
東宮奈央
奈央は私よりも愛想がよく、私よりも勉強が出来て、運動もできた。
だから私はいつも比べられていた。
咲野藍
咲野明日香
私は三人兄弟で、末っ子だった。
咲野蒼
咲野大河
咲野藍
咲野明日香
私もこの時は自分の母親と話すことが苦ではなかった。
咲野蒼
咲野大河
咲野明日香
咲野明日香
私には、咲野蒼、咲野大河という2人の兄がいた。
長男の大河は、破天荒な性格だった。
そのため、私は喧嘩することがよくあった。
咲野蒼
次男の蒼は、優しくおっとりしている。
中性的な見た目をしていて学校でもてているらしい。
2人とも私のことが大好きなのが伝わってきた。
咲野明日香
お母さんも今ほどでは無いが、テストの点数を気にしていた。
咲野藍
咲野蒼
咲野大河
咲野蒼
咲野明日香
咲野明日香
咲野明日香
私と奈央は長いこと一緒に居て、親同士も仲が良かった。
咲野藍
咲野明日香
咲野明日香
咲野明日香
咲野明日香
咲野明日香
咲野藍
この時は私が悪いと思ってた。
咲野大河
咲野蒼
お母さんを失望させる自分が悪いと。
だから、もっと、もっと、お母さんに褒めてもらうために頑張った。
それでも私が折れなかったのは奈央に勝てる唯一の得意分野があったからだ。
部活仲間
部活仲間
咲野藍
部活仲間
咲野藍
咲野藍
部活仲間
部活仲間
部活仲間
咲野藍
去年、私は卓球部に入っていた。
うちの卓球部は、強い方である。
入った理由はなんとなくだった。
家族の中で誰も入っていないし、これに入って、いい成績を取ればお母さんに褒められると思った。
そんな理由で入ったのだが、私はどうやら才能があったらしく、1年で、2年、3年を退けてレギュラー入りをした。
個人戦では、毎回3位以内に入っていた。
いつもは厳しいお母さんも、私が卓球でいい成績をとったら喜んで褒めてくれた。
だから、私はお母さんのために頑張ろうと思った。
氷室健人
氷室健人
氷室先生は、去年は卓球部の顧問だった。
この頃から氷室先生は、生徒から人気がありエセ関西弁であった。
氷室健人
咲野藍
氷室健人
咲野藍
氷室健人
咲野藍
私はこの時はまだ卓球が大好きだった。
運動は嫌いだが、卓球だけは違った。
だから、部活が楽しかったし、部活仲間もみんな優しかった。
この時までは。
家庭が崩壊した。
蒼お兄ちゃんは、高校と揉めて中退した。
大河お兄ちゃんも、いじめが原因で中退した。
その後、2人とも精神病になり引きこもるようになった。
お母さんは、ただでさえ女手1つで私たちを育ててきたのにその時のお母さんは酷く疲れているようだった。
私は、お母さんが疲れ切っていることはわかっていたから、ワガママは言わないようにしていた。
しだいにお母さんは変わってしまった。
咲野明日香
咲野藍
咲野藍
咲野明日香
上二人がひきこもりとなったため、お母さんは私に完璧を求めるようになった。
勉強も、運動も全て完璧であって欲しかったんだろう。
上二人のようになって欲しくなかったのだろう。
私が、最後の砦だったのだ。
でも、その期待はこの頃の私には大きすぎるものだった。
しだいに私は奈央に嫉妬するようになった。
東宮奈央
その頭の良さに、運動神経に、人望の厚さに、性格に。
咲野藍
「私が奈央だったらお母さんは喜んでくれただろうか」と、何度も考えた。
東宮奈央
この時から奈央のことは喜べなくなっていた。
私がいくら努力してもたどり着けないその点数に、運動神経に、奈央はいとも簡単にたどり着けてしまう。
簡単に1位を取ってしまう。
それがうざいのだ。
それが許せないのだ。
咲野藍
でも部活なら心が軽くなった。
誰にも比べられることはないし。
部活仲間
咲野藍
普段の私なら小声なんて聞こえないのに。
ほんとに運がついてない。
咲野藍
部活仲間
部活仲間
咲野藍
部活仲間
部活仲間
あいつらは、「人望に厚い」と私のことをおだてつつも
部活仲間
「頼れる」とか言いつつも誰も私のことをしたっていなかった。
顧問がいない時に部活仲間の悪口を言う腐ったヤツらなんだ。
その瞬間、私の中でなにかが吹っ切れた。
咲野藍
すぐに私は、その場を抜け出した。
その後、私は部活に行かなくなった。
やめた訳では無いが、卓球は最近はしていない。
東宮奈央
咲野藍
奈央とはまだ関わっていた。
クラスメイト
その言葉で頭の中がいっぱいになった。
部活でも言われたのにまたあんたらに言われなきゃならないの?
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
その言葉を聞いた時、もうどこにも私の居場所は、ないんだなと感じた。
私は教室を出て1人になれる所を探した。
東宮奈央
東宮奈央
東宮奈央
東宮奈央
心配?
奈央も心の底ではあいつらと同じこと思ってるんでしょ
あいつらと同じく平気に仲間の悪口を言うんでしょ
分かってるよ、そんなの
咲野藍
気づいたら声に出していた。
咲野藍
咲野藍
今までの不満を全部吐き出すかのように。
咲野藍
咲野藍
咲野藍
咲野藍
東宮奈央
その日私は奈央と大喧嘩をした。
咲野藍
咲野藍
未だに私は奈央と仲直りが出来ていない。
部室に来た。
と言っても、部活をするためではないが。
咲野藍
氷室健人
氷室健人
咲野藍
氷室健人
咲野藍
氷室健人
氷室健人
先生としては、大きい戦力がいなくなることが嫌だったのだろう。
氷室健人
咲野藍
咲野藍
その後私は、愛用していたラケットを捨て、ユニフォームもゼッケンも卓球に関係するもの何もかも捨てた。
その後、部活をやめてすぐ私は保健室登校するようになった。
奈央に会いたくないのと、教室に居るとあの時のことを思い出してしまう。
保健室の先生には全て話した上で、保健室登校を許してもらっている。
咲野藍
小日向芽衣
姫沢桜良
保健室登校を、していたら元々先にサボっていた桜良と、芽衣と仲良くなった。
すると先生が、この3人でたむろしていると保健室に生徒が来なくなるから外に行って欲しいとお願いされた。
私達3人は了承した。
すると、喧嘩を売ってくるやつがいたので最初はそれなりに喧嘩をしてみたところ案外いけた。
その後、喧嘩を売ってきたヤツらを片っ端から片付けていったところ、今に至る。
これが、去年起こった事の全てだ。
世界一つまらない談笑だった。