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おおおおおおおおおお!!!!! 待ちに待った投稿だぁああああ!! ヴッなにそれ尊い。
br . syk
昼を 、休みの時間を忠告する学校のチャイム 。
それと同時に俺は席を立つ 。
先程まで座っていたので伸びをする 。
今日はどこで飯食おう 。
教室を後にし 、考えながら歩く 。
頭が痛くなるほどうるさい廊下 。
俺は嫌いだ
そんな独り言を零して歩く 。
不意に 、ぶつかった 。
ぶつかったような人はぺこりぺこりと頭を下げる 。
なんか喋れよ 。
少しすると 、ノートを持って何かを書いてるのが見えた 。
「 すみません 。あと 、すごく探してました 」
少し乱雑に書かれた字を見る 。
そう言うと少し考え 、すぐに文字を書き出した 。
「 一緒にお弁当食べたいです 」
そう言うと彼は激しく首を縦に振った 。
勢いに誤魔化され 、「 い、いいよ 」なんて承諾してしまった 。
ほぼ無言の空間で飯を食っている 。
少しおかしいと思った俺は苦笑する 。
俺がそう言うとすぐノートに文字が綴られていく 。
「 僕喋れなくて … ごめんなさい 。 」
少し間が開きノートに文字を綴っていく彼 。
「 ある時から声が出なくなりました 」
顔を顰めてまた少し間が空いて 。文字を綴った 。
「 僕 、好きな人が居て 。」
「 告白したんです 。 」
ただ辛そうに 。手が止まりながらも書いている 。
彼は首を横に振った 。
そして再度ノートに目を通して書き始めた 。
「 僕の声が 、」
「 きらい 、って言われました 」
書き終わった頃には涙をぽろぽろと流して床に落ちて 、
消えて 、また落ちてを繰り返した 。
ぎゅっ 、と彼を抱きしめた 。
「 大丈夫 、大丈夫 」なんて俺らしくもない励ましをして 。
誰かに話を聞いて欲しかったのだろうか
でも何故それが俺なのか
彼は弱々しく抱きしめ返した 。
彼は目を見開き 、
にこっ 。
「 可愛いですね 、」
「 好きです 。」
「 その顔 」
- 追記 -