テヒョン
...らいおんくん... 話を聞いただけなのに、それだけでも胸が痛い。 らいおんくんはきっと相当苦しいはずだ。
あなた
らいおんくんに抱きついてしまう。 らいおんくんの目には涙が溜まってて、美しい涙が一滴流れていた。
お母さんのことについてあまり触れたことはなかったけど、 こんなことがあったなんて。 らいおんくんの過去には、こんなにも辛くて苦いものがあるなんて。 私と初めて会った時も、私は全く気付かなかったけど、 無理してたんだろうな。
テヒョン
あなた
らいおんくんがお母さんって泣いてた日を思い出す。
あなた
らいおんくん寝ながらお母さんって言って泣いた時があって...
その時、らいおんくんのことなぜか、守りたくなって...
あなた
らいおんくんのこと、守れなくて...ごめんねっ...
らいおんくんは私の頭を撫でて、
テヒョン
って儚く笑う。
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
らいおんくんはずるい。
あなた
テヒョン
らいおんくんが私の頭ぽんぽんする手が少し震えてるように感じたのは、 気のせいかな。
テヒョン
あなた
テヒョン
ナラちゃん...ユンギさんという方の...でも私それよりも、
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
...どっちも一緒じゃない?
テヒョン
あなた
テヒョン
ねーちゃんを人質に取とってくる可能性がある
また襲われそうになったら...そう考えると勝手に肩が震える。
あなた
テヒョン
まぁユンギの家はどっかの会社の社長かなんかで、色んなとこの会社と
繋がってる。
あいつらが何をしても捕まらないのは金で親が揉み消してるから、だってよ。
って、ははって笑う。 らいおんくんのお母さんが殺されちゃったやつも、 揉み消されたんだもんね...
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
怖くて、苦しくて...
テヒョン
あなた
私のこと守ろうとしてくれたってのは、分かってるの。 けど、それでもやだの。
テヒョン
っておでこにちゅうするらいおんくん。 私が気になってる人もう一人いて...
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
俺傷つけたくないし
らいおんくんのそういうとこ、好き...
あなた
テヒョン
らいおんくんが、ぎゅってし返してくれる。
あなた
テヒョン
だって昨日まで、こんならいおんくんに触れられるなんて思ってなかった。 このままずっと、らいおんくんを避け続けて、 毎日夜に涙を流すことになるのかと思ってた。
なのにこんな近くで、らいおんくんの温もりを感じられて、 しかも彼女になれた...なんて。 らいおんくんへの恋は散ってなくなるかと思ってた。 ジンくんと付き合うことも少しだけ、ほんの少しだけ、考えた。 けど、やっぱりらいおんくんが好きで、大好きで、 気持ちが止まることを知らなくて。
あなた
らいおんくんを見つめれば、美しく綺麗な瞳に見つめ返される。 らいおんくん...ちゅうしたい...。 らいおんくんに目で訴えけど、どした?って顔してくる。 違う...そんな心配そうな瞳で見つめないでらいおんくん。
こんな真剣な話の後にこんなこと思う私を許して、らいおんくん。 らいおんくん...ちゅうしたいんだってば... らいおんくんずっと、どうしたの?って目離さないけど... 私から...ちゅうするのは、勇気でない...。 らいおんくん...
テヒョン
何かやなことあった?
らいおんくん違うっ...ちゅうしたいだけ... 今日あんなにもちゅうしたのに...ごめんなさい、足りないです...。 ...じ、自分からするしか...
頑張って身を乗り出してらいおんくんの唇に唇をつける。 らいおんくん驚いてる恥ずかしい、やだ。 ええぃ!もうやっちゃえ...っ ...でも舌ってどうやって入れる...の?
みんな分かるものなの...? いつもらいおんくんが舌を入れて絡めてくるからやり方が分からない...。 ...えっちいちゅうしたかったけど唇を離す。
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
舌を入れようと思った、んだけど...やり方分かんなくて...
...もう無理。この場から逃げ出したい...うぅ
テヒョン
らいおんくん、何でずっと黙ってるの..? もうこの空間耐えられない。
あなた
立ち上がろうとするけど、らいおんくん腕掴んで離さない。
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
あなた
テヒョン
うぅ...こんな時にちゅうしたいなんて...らいおんくんほんとごめんね...