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テヒョン

...これが俺の過去。

...らいおんくん... 話を聞いただけなのに、それだけでも胸が痛い。 らいおんくんはきっと相当苦しいはずだ。

あなた

...らいおんくん...っ

らいおんくんに抱きついてしまう。 らいおんくんの目には涙が溜まってて、美しい涙が一滴流れていた。

お母さんのことについてあまり触れたことはなかったけど、 こんなことがあったなんて。 らいおんくんの過去には、こんなにも辛くて苦いものがあるなんて。 私と初めて会った時も、私は全く気付かなかったけど、 無理してたんだろうな。

テヒョン

ねーちゃん...俺が怖くないの?

あなた

なんにもなんにも...怖くないよ

らいおんくんがお母さんって泣いてた日を思い出す。

あなた

あのね、...はじめて会った日、
らいおんくん寝ながらお母さんって言って泣いた時があって...
その時、らいおんくんのことなぜか、守りたくなって...

あなた

なのに...らいおんくんには、守ってもらってばっかでっ...
らいおんくんのこと、守れなくて...ごめんねっ...

らいおんくんは私の頭を撫でて、

テヒョン

ねーちゃんなんで泣いてんの笑

って儚く笑う。

あなた

らいおんくん、今も...楽しいこととか、ない?

テヒョン

俺、ここの家に来てから楽しいから

あなた

...よかった

テヒョン

ねーちゃんがいるからね

あなた

...うぅ、...

らいおんくんはずるい。

あなた

こ、今度...らいおんくんのお母さんに挨拶しなきゃ

テヒョン

今度行こっか

らいおんくんが私の頭ぽんぽんする手が少し震えてるように感じたのは、 気のせいかな。

テヒョン

それで、ねーちゃんを襲ったやつら...あいつらユンギの仲間なんだ

あなた

...うん

テヒョン

そんでナラはユンギの妹

ナラちゃん...ユンギさんという方の...でも私それよりも、

あなた

...らいおんくん...ナラって呼ぶのやだ...

テヒョン

ねーちゃんいちいち可愛いこと言うのやめて

あなた

...だってやだもん

テヒョン

ん、わかったわかった

あなた

ナラちゃんは...ユンギさんに頼んでたってこと...?

テヒョン

...そう。ユンギさんじゃなくてミンさんね

...どっちも一緒じゃない?

テヒョン

...あいつらは、またな、って俺に言った。絶対また仕掛けてくる...。

あなた

...また...?

テヒョン

俺がねーちゃんが大事ってあいつら分かっただろうから...
ねーちゃんを人質に取とってくる可能性がある

また襲われそうになったら...そう考えると勝手に肩が震える。

あなた

ミンさん...は、いい人?

テヒョン

ユンギより、あのクソ女の方がよっぽどクズ。
まぁユンギの家はどっかの会社の社長かなんかで、色んなとこの会社と
繋がってる。
あいつらが何をしても捕まらないのは金で親が揉み消してるから、だってよ。

って、ははって笑う。 らいおんくんのお母さんが殺されちゃったやつも、 揉み消されたんだもんね...

あなた

らいおんくん...私は大丈夫

テヒョン

ねーちゃん、大丈夫じゃないんだ本気で

あなた

私怖くない...

テヒョン

...ねーちゃん

あなた

私、襲われたことよりも...らいおんくんと触れ合えないことの方が
怖くて、苦しくて...

テヒョン

ねーちゃんごめん。ずっと夜...泣かせてたの俺だよね

あなた

らいおんくんとナラちゃんが...ちゅうなんてするから...っ

私のこと守ろうとしてくれたってのは、分かってるの。 けど、それでもやだの。

テヒョン

ごめん

っておでこにちゅうするらいおんくん。 私が気になってる人もう一人いて...

あなた

あの、ほそく...って?

テヒョン

あいつは俺の親友?的な感じ。学校にいるよ?俺と同じクラス

あなた

あ、会ってみたい...

テヒョン

え~...会わせてもいいけどさ...

あなた

...けど?

テヒョン

ホソク...ねーちゃん好きになったらどうすんの...

あなた

なんでそうなんのらいおんくん。

テヒョン

ねーちゃんのこと好きな人たくさんいるじゃん...ホソクの場合...
俺傷つけたくないし

らいおんくんのそういうとこ、好き...

あなた

...ほそくさんに会ってみたい

テヒョン

いいよ、会わせる

らいおんくんが、ぎゅってし返してくれる。

あなた

...っ

テヒョン

ちょ、ねーちゃん何で泣いてんの

だって昨日まで、こんならいおんくんに触れられるなんて思ってなかった。 このままずっと、らいおんくんを避け続けて、 毎日夜に涙を流すことになるのかと思ってた。

なのにこんな近くで、らいおんくんの温もりを感じられて、 しかも彼女になれた...なんて。 らいおんくんへの恋は散ってなくなるかと思ってた。 ジンくんと付き合うことも少しだけ、ほんの少しだけ、考えた。 けど、やっぱりらいおんくんが好きで、大好きで、 気持ちが止まることを知らなくて。

あなた

らいおんくんっ...

らいおんくんを見つめれば、美しく綺麗な瞳に見つめ返される。 らいおんくん...ちゅうしたい...。 らいおんくんに目で訴えけど、どした?って顔してくる。 違う...そんな心配そうな瞳で見つめないでらいおんくん。

こんな真剣な話の後にこんなこと思う私を許して、らいおんくん。 らいおんくん...ちゅうしたいんだってば... らいおんくんずっと、どうしたの?って目離さないけど... 私から...ちゅうするのは、勇気でない...。 らいおんくん...

テヒョン

ねーちゃん目潤んでるし、さっきから何で何も言わないの?
何かやなことあった?

らいおんくん違うっ...ちゅうしたいだけ... 今日あんなにもちゅうしたのに...ごめんなさい、足りないです...。 ...じ、自分からするしか...

頑張って身を乗り出してらいおんくんの唇に唇をつける。 らいおんくん驚いてる恥ずかしい、やだ。 ええぃ!もうやっちゃえ...っ ...でも舌ってどうやって入れる...の?

みんな分かるものなの...? いつもらいおんくんが舌を入れて絡めてくるからやり方が分からない...。 ...えっちいちゅうしたかったけど唇を離す。

テヒョン

え...?え?ねーちゃん顔真っ赤だし何?かわいい

あなた

...うぅ...

テヒョン

ねーちゃんの方からキスとか可愛すぎる...

あなた

...らいおんくん、私分かんない...

テヒョン

なにが?

あなた

ど、...どうや...やっぱいい...

テヒョン

なにねーちゃん、気になるんだけど

あなた

ひっ...引かない?

テヒョン

分かんないけど引かない

あなた

そ...その...ら、らいおんくん...とちゅう...したく...て、...
舌を入れようと思った、んだけど...やり方分かんなくて...

...もう無理。この場から逃げ出したい...うぅ

テヒョン

...

らいおんくん、何でずっと黙ってるの..? もうこの空間耐えられない。

あなた

も、...自分の部屋戻る...

立ち上がろうとするけど、らいおんくん腕掴んで離さない。

あなた

ら...いおんくん?

テヒョン

...理性切れる

あなた

...へ?

テヒョン

だめ...ちょ、ねーちゃんだめなやつ

あなた

...な、にが?

テヒョン

ねーちゃん...むり

うぅ...こんな時にちゅうしたいなんて...らいおんくんほんとごめんね...

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