敦賀
本編スタートな
敦賀
……
敦賀
ε-( - - `)ハァ…
仄仄
あら…?
仄仄
敦賀ちゃん?
敦賀
ん?あぁ…邪答院さん
仄仄
仄仄で良いわよフフ♡
敦賀
…何か御用?
仄仄
…最近、一郎くんと会ってないの?
敦賀
…仕事が忙しいのでなかなか…
仄仄
そう…
仄仄
ひとつ、聞いていいかしら?
敦賀
…?
敦賀
良いですよ
仄仄
…最近、辛いことは無い?
敦賀
…辛い…事ですか…
敦賀
そうですね…
敦賀
昔の記憶が無いことですかね
仄仄
え?
仄仄
昔の記憶…?
敦賀
…えぇ、一郎と幼なじみだった記憶がね
仄仄
……
仄仄
(一郎くんが敦賀ちゃんを探してる理由ね…)
仄仄
…思い出したい?
敦賀
いや、思い出したくない
仄仄
…!
敦賀
…生贄として生きた記憶なんて…
要らない
仄仄
…要らない…って
仄仄
そんなこと一郎くんに言ったら
敦賀
…どうせ知りませんよ
敦賀
俺が神様と融合して得た身体…なんてね
仄仄
…そうなのね
仄仄
とりあえず、正門まで送るわね
敦賀
ありがとうございます、仄仄さん
仄仄
んじゃ、私はここまでね
敦賀
…態々、正門まで
敦賀
ありがとうございました
仄仄
いいのよ
仄仄
気を付けて帰りなさいね
敦賀
はい
???
え…!?
???
あれって…
???
いち兄に伝えないと!!
???
ε”ε”ε”(ノ* •ω• )ノテテテ~
三郎
いち兄!ただいま!
一郎
おかえり、三郎
三郎
あの…!いち兄、聞いてください!
一郎
どうした?
三郎
えっと…
三郎
敦賀さん…中央区にいました
一郎
え?まじ?
一郎
二郎も目撃してたぞ
三郎
え!?
三郎
二郎もですか!?
一郎
…言の葉党だっけか
一郎
…なんであいつらと?
三郎
わ…分かりません
一郎
そっか…
一郎
聞いてすまんかったな
三郎
いえ…!
三郎
僕もお力添え出来なくてごめんなさい
一郎
大丈夫だ…ヾ(´∀`*)ヨシヨシ
三郎
えへへ
あ!三郎だけずりぃ!!
二郎
兄ちゃん、俺も!!
三郎
うるさいな
三郎
今は僕の番なんだけど!
二郎
あ"?別に良いだろ!!
三郎
んだとー!
二郎
やんのか!
一郎
お前ら喧嘩すんな!!
一郎
( '-' )ノ)`-')ペチ
二郎・三郎「痛っ!!」
一郎
少しぐらいは仲良くしろ!
二郎
ごめんよ…兄ちゃん
三郎
ごめんなさい、いち兄
一郎
よし
一郎
二郎、三郎
一郎
敦賀は中央区に居たんだよな
二郎
うん
三郎
はい
一郎
それぞれの目撃情報欲しい
二郎
えっと…
二郎
俺は…確か学校の帰り道に見かけたかな
一郎
…帰り道か
二郎
他の人と喋ってるのを見た気がする
一郎
…特徴わかるか?
二郎
えっと…紫の髪の女の子だったかな
二郎
俺が見たのはそれだけ
三郎
…え…
三郎
それだけ?
二郎
うん
一郎
そうか、ありがとうな
二郎
( ˶`﹀´˵ )
一郎
次は三郎だな
三郎
えっとですね
三郎
塾の帰りに見かけたんです
三郎
えっと…『邪答院仄仄』でしたっけ?
三郎
その人と別れた所を見ました
一郎
…なるほどな
三郎
あとは…
三郎
少しだけ元気無かった気がします
二郎
え…?
二郎
大丈夫なのかよ…それ…
三郎
分からない
一郎
大丈夫だと言ってたぞ
二郎
それだったらいいけど…
三郎
二郎の言う通りですよ
一郎
心配か?
二郎・三郎『うん\はい』
一郎
…お前ら、敦賀のこと好きだもんな
二郎
兄ちゃんと同じぐらいに好きだし
二郎
な?三郎
三郎
うん
三郎
お姉ちゃんみたいな
三郎
優しさもありますし…
一郎
そうか…そうだな
一郎
(…無茶しなきゃいいが…)
一郎
(…少し元気が無いのも…心配だな)
夕方、心霊探偵事務所
コンコン
千冬
どーぞ
一郎
千冬さん、どもっす
千冬
君は…一郎くん?
一郎
はい
一郎
あと…二郎と三郎もいます
二郎
( . .)"
三郎
( . .)"
千冬
いらっしゃい
千冬
透、お菓子とジュース出してあげて
透
はーい!
一郎
あ、お構いなく…
一郎
ところで敦賀は…?
千冬
疲れて寝たよ
一郎
そうですか…
三郎
…いち兄…?
二郎
兄ちゃん、大丈夫…?
一郎
…
千冬
大丈夫だよ、少しすれば
千冬
勝手に起きてくるから
一郎
そうか…
透
失礼しまーす!
二郎
クッキー!
三郎
いい匂いがします!
一郎
…おぉ!すごいな…
透
召し上がれ!
一郎
(⊃´⤙`⊂)ŧ‹"ŧ‹"
二郎
ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”
三郎
(*´~`*)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"
山田兄弟『(゜д゜)メチャウマー』
三郎
これ、すっごく美味しいです!
一郎
これはうめぇな…( 'ч' )モグモグ
二郎
(*´༥`*)ウマウマ
千冬
透は二郎くんより1歳年下だけど
千冬
お菓子作りと料理が得意なんだ
透
<(*¯꒳¯*)>エッヘン!
二郎
まじかよ!
一郎
それは凄いな
三郎
流石ですね!
透
ありがと(*´▽`*)
一郎
あ、そういえば…
一郎
敦賀の容態…どうなってますか?
千冬
うーん…
千冬
単に体調が崩れてるだけだと思う
一郎
そうですか
一郎
実は、この間…
一郎
『鳴上悠』と名乗る方が来まして
千冬
…鳴上悠?
一郎
同級生と言ってまして…
千冬
え…同級生…?
一郎
何か知っていますか?
千冬
…ごめん、それは分からない…
一郎
え?
透
敦賀お姉ちゃん、友達が居る話
透
全く聞かないよ?
一郎
…!
一郎
どういう…
千冬
…彼女、高校生の時の記憶が無い
一郎
…!?
一郎
…何故…?!
千冬
八十稲羽市の警察に聞いたら
千冬
敦賀は学校の帰り道…
千冬
研究員らしき人に攫われた
一郎
…!
二郎
攫われた…?
千冬
攫われてる所を
千冬
『鳴上悠』の相棒
『花村陽介』
千冬
…が目撃している
一郎
嘘だろ…
透
残念ながらほんとだよ
透
僕も聞いた時はびっくりしたけど
一郎
…敦賀…
一郎
いや…覚えていないのなら…
一郎
無理も無いか…
千冬
……
千冬
一郎くん、1つ聞いていい?
一郎
え…はい
千冬
…彼が敦賀を探す理由が知りたい
一郎
……
二郎
兄ちゃん…
一郎
『自称特別捜査隊にとって』
一郎
『大事な仲間だから』
一郎
…と言っていました
千冬
仲間…ね…
千冬
ひとつ言うなら
千冬
敦賀はもう…
人ならざるものになっている
千冬
…とだけ言っておくよ
三郎
人ならざるもの…
一郎
…そうですか
一郎
…すみません、ありがとうございました
千冬
いいよ
千冬
また遊びにおいで
一郎
はい!(*´▽`*)
千冬
透、お見送りお願い
透
はーい!
千冬
……
千冬
敦賀、聞いてたんでしょ?
敦賀
…まぁね
千冬
…んで?
千冬
どうするの?
敦賀
…別に
敦賀
どうせ、僕を探しても見つからないから
千冬
……
千冬
そっか
敦賀
ちょっと、調べもんしてくる
千冬
( *´꒳`*)ฅ"イッテラッシャイ