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『好き』以外の感情を忘れてしまった俺

第10話 - 『好き』以外の感情を忘れてしまった俺 10話

2022年06月09日

#BL

#オリジナル

#梵天

愛海

どうも～、愛海です。今回は『好き』以外の感情を忘れてしまった俺の話です。

愛海

最近投稿できていなくて申し訳ないです。

愛海

あっ、後、皆様にお知らせというか。リクエストなんですけど。四つ目の連載で凉夜が鶴蝶さんに会う所言うならば天竺戦ですね。そこまで戻して、もし凉夜が闇落ちしなかったらの話を描きたいと思います。そこで重要なのが、貴方なら、バッドエンドとハッピーエンド。どちらで終わらせたいですか？一応、どっちとも、こうしようとは浮かんでいるんですけど。どっちの方がいいか困ってるんですよね。だから、皆様に協力を求めたいです。両方でも構いません。

愛海

どうか、ご協力をお願いします。(ﾍﾟｺﾘ

愛海

それでは、本編にいきましょう。どうぞ。

鶴蝶

凉夜、着いたぞ。

凉夜

うん...有り難う。

鶴蝶

今日は、御前は取引有るのか？

凉夜

うん...会議が...終わったら...二件いく予定。

鶴蝶

護衛は連れていかなくて良いのか。

凉夜

大丈夫...だと思う、すぐに対処は...できると思う...から。

鶴蝶

そうか。けど、護衛を着けるなら、絶対俺ら幹部に頼めよ。部下だと、○せない時が有るからよ。

凉夜

...うん、分かった。

鶴蝶

そう言って、御前は一人で何処までも突っ走ってそうだから。

凉夜

確かに...その性格は...直そうとは...思ってる。

鶴蝶

本当に、御前は誰かを頼って良いんだからな。それに頼ってくれない人は仲間じゃねぇから。御前は仲間を信じろ。それにいつでも、俺は相談に乗る。御前の恋人だからな。(にっ

凉夜

...ねぇ。鶴蝶。

鶴蝶

なんだ？

凉夜

俺ってさ...幸せ者なのかな...。

鶴蝶

俺だって、幸せだ...けど。

凉夜

...鶴蝶も...同じ事で...悩んでる？

鶴蝶

あぁ。

凉夜・鶴蝶

イザナ(さん)の事。

鶴蝶

俺は、下僕としてイザナに着いて行った。けど、あの時は本当に悲しかった。

凉夜

俺もだよ。あの時...小さい頃に...救ってくれた恩人が...いなくなって...恩返しが...したかったのに...俺は...何も出来なかった。

鶴蝶

俺は、お前とイザナがいれば本当に幸せ物だなと感じていたかもしれないな。

凉夜

うん。俺も...全く同じだよ。

鶴蝶

けど、懐かしいな。イザナが御前の事を姫にしてやりたいって言ってたんだよ。

凉夜

えっ...俺を...？

鶴蝶

俺が小さい頃に言っててさ、誰だろうとは思ったんだが、まさか御前だったとは思わなかった。名前だけは聞いていたが、お前と初めて会ったときは、すげぇビックリしたけどな。

凉夜

まぁ...幼稚だったからね。それに...俺は...その時に...髪の毛を切って...居なくて...長かったし...間違えるのも...仕方ないよ。それに...びっくりしたよ。急に...鶴蝶が...『イザナを助けて欲しい』って頼みに...来るから。

鶴蝶

その時は本当にすまねぇな。御前とタケミチにしか頼めなかったんだよ。

凉夜

別に...平気だよ。けど...本当に...懐かしいな...

鶴蝶

...イザナ、今、何しているんだろう。

凉夜

多分...俺達の事を...空から見てくれてると...思うよ

鶴蝶

そうだな。

約12年前...

凉夜

...(数が多すぎるな)(バク転で相手の事を蹴る)

mob

ｳｸﾞｯ...

凉夜

...ｯ(ジャンプして相手の事を蹴る)

mob2

ｶﾞﾊｯ...

凉夜

...(鶴蝶さんはイザナさんを救って欲しいって言ってたけど...鶴蝶さんも○んで欲しくない)

千冬

凉夜！後ろ！

凉夜

えっ？(後ろを振り向いて)

ｶﾞﾝｯ!

凉夜

ﾎﾟﾀｯ...ﾎﾟﾀｯ。ｳｯ...蘭君。

蘭

海月～。抗争中に考え事なんて余裕だな。

凉夜

...別に、考え事なんてしてないよ。

蘭

へぇ。なら戦えるよな？

凉夜

うん、もちろん。

蘭

じゃあいくぞ。

凉夜

...ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

蘭

...ｯ(顔面にパンチを喰らわす)

凉夜

...ｯ(体制を低くし、避ける。相手の足に自分の足を引っ掛ける。)

蘭

...ｯ！(つまづく)

凉夜

...(彼の腹にキックする。)

蘭

ｱｶﾞｯ...

凉夜

...どう？まだやる＿＿

ﾊﾞﾝｯ...！

凉夜

...！？(発砲の音...)(イザナさん！)

凉夜

...ｯ！(発砲が有った方に走り出す。)

凉夜

...なっ。(鶴蝶さん。)(血だらけの鶴蝶さんが目に映る)

凉夜

...ﾌﾞﾁｯ...稀咲君！...ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ(猛スピードで稀咲の事を蹴りに行き。)

稀咲

...ｯ！

半間

...ｶﾞｼｯ(凉夜の蹴りを防ぐ)

竜胆

...稀咲を守れ！

鶴蝶

...凉夜。

凉夜

...御免なさい。今は貴方達には少し眠ってもらいたい。軽い怪我で済むようにするので。

...仲間を大切に出来ない奴は。

...邪魔だから。

ﾎﾞｺｯﾎﾞｺｯﾀﾞﾝｯﾎﾞｺｯﾎﾞｺｯﾊﾞﾝｯﾀﾞﾝｯ

凉夜

...どうする？稀咲君？君以外の幹部と四天王は今は戦闘不能になったけど？

稀咲

ははっ、一人忘れちゃいけないやつがいるぜ。

凉夜

？誰の事だい？

半間

俺だぁ♡

凉夜

...(一番厄介な奴を残してしまったな。）

半間

早く、戦おうぜ。凉夜ぁ♡

凉夜

あぁ。いいよ。半間ぁ！ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ(半間に向かって走っていき）

ﾊﾞﾝｯ！...ﾊﾞﾝｯ！

凉夜

えっ...ﾊﾞﾀﾝ(倒れ）(なんで...)

半間

...。

凉夜

ｼﾞｭﾜ...(血が中腹部とすねから出ている)

鶴蝶

凉夜！

千冬

稀咲！てめぇ！

凉夜

...(半間と話してる間に遠回りさせられた。)

凉夜

...(俺は...死ぬのかな。)

凉夜

...(呼吸も少しずつ浅くなってきた。)

凉夜

...(俺は...

イザナさんと鶴蝶さんが生きてくれればそれでいい。）

凉夜

...(なら、今、俺に何ができる？)

凉夜

...ﾊｧ...ﾊｧ...(稀咲は後、何発残ってるんだ。だけど、そんなの考えてる暇はない。確実に稀咲は鶴蝶さんを狙う。)

凉夜

...(俺が囮になれば二人は幸せになれる。)

凉夜

...(なら、俺が○ねばいい)

凉夜

...ｯ(足に力が入らない。)

凉夜

...(けど、俺が出来ることはこれだけだ。)ﾀｯﾀｯ

ﾊﾞﾝｯ！ﾊﾞﾝｯ！ﾊﾞﾝｯ！

凉夜

...鶴蝶さん！(鶴蝶の事を押す)

鶴蝶

凉夜！

イザナ

ｽｯ＿＿ｯ！(三発を受け)

凉夜・鶴蝶

イザナ(さん)！

イザナ

御免。身体が動いちまった。

凉夜

ｹﾞﾎｯ...ｹﾞﾎｯ...なんで...俺が受けてれば、イザナさんは○ななかったのに、どうして...

イザナ

...海月だっけ。...御前？

凉夜

...はい。

イザナ

昔と...変わって...ねぇな。御前。

凉夜

...えっ？

イザナ

俺が...小さい頃に...救った...凉夜だろ？

凉夜

なんで...。

イザナ

好きな奴を...忘れるわけねぇ...じゃん...

凉夜

...好きな...奴...？

イザナ

当初は...女だと...思ってたんだ。...けど...今日...久しぶりに...会って...男だって...気づいた。

イザナ

...凉夜...一つ...頼みたいこと...がある...。

凉夜

...なん...ですか。(涙を流しながら)

イザナ

...鶴蝶...のそばにいて...やってくれ、御前や...鶴蝶が...幸せなら...それでいい。

凉夜

...そんな事...言わないで...くださいよ...

イザナ

無理だ。...俺は...もう○ぬ。

凉夜

...わかり...ました。けど...俺も...○ぬと...思いますよ。

イザナ

...その時は...その時だ...鶴蝶。

鶴蝶

なんだ...イザナ。

イザナ

俺の後を...追いかける...なよ。

イザナ

凉夜が...いるん...だからな。

イザナ

それが...俺からの...や、くそく...な。(涙を流して)

凉夜

...イザナ...さん...。(涙を流して）

鶴蝶

...イザナ！

凉夜

...(俺もヤバイ）...(ﾊﾞﾀｯ）

鶴蝶

...ここは。

武道

良かった。カクちゃん。目を覚ましたんだね。　

鶴蝶

天竺の皆は？

武道

幹部、四天王の大体が逮捕されたよ。ココ君は逮捕されてないよ。けど、半間は逃亡中だって。

鶴蝶

そうか。

武道

○亡者は、カクちゃんの関連する人だったらイザナと稀咲だよ。

鶴蝶

じゃあ、凉夜は生きているのか！

武道

うん...けど、まだ目が覚めていないみたい。頭の傷が結構大きいみたい。

鶴蝶

...凉夜はどこにいるんだ。

武道

隣の病室で寝ているよ。

鶴蝶

行っても大丈夫か？

武道

うん。平気だと思うよ。

鶴蝶

ああ、有り難う。

武道

千冬。来たぞ。

千冬

おう。って、鶴蝶！

鶴蝶

なんだよ。うるせぇぞ。

千冬

てか、相棒。御前、鶴蝶と仲良しなんだよ。

武道

カクちゃんとは、幼馴染みだから。

鶴蝶

そういうことだ。というよりも、凉夜は平気なのかよ。

千冬

あぁ。一応はな、けど意識を取り戻すのは。いつかはわからない。頭の代償が大きいみたいだ。

千冬

早く、起きればいいんだけどな。

鶴蝶

...そうか。そういえば、東卍は抗争が終わった後、どうなったんだよ。

武道

...解散したよ。俺はもう多分ヤンキーの道をやめるかな。

千冬

俺も同じだ。俺もヤンキーの道には多分進まないと思う。

鶴蝶

そうか。なら、仕方がないな。

武道

うん。それじゃあ、俺らは帰るよ。

千冬

だな。それじゃあ、またな。

鶴蝶

おう。

鶴蝶

...凉夜。

鶴蝶

...(本当に綺麗な顔立ちだな。）

凉夜

ｽｩｰ...ｽｩｰ...

鶴蝶

...いつになったら、目を覚ますんだ。凉夜...(彼の手を握って）

一週間後

鶴蝶

凉夜。

凉夜

ｽｩｰ...ｽｩｰ...

鶴蝶

...もう一週間も経つんだぞ。早く目を覚ましてくれよ。

鶴蝶

俺はいつまでも、御前が寝ていたら、不安でしょうがないんだ。

凉夜

ｽｩｰ...ｽｩｰ...

鶴蝶

早く目を覚ましてくれ、バカ凉夜

鶴蝶さん...？

鶴蝶

えっ？

凉夜

...どうしたん...ですか。俺、生きてたん...ですか？

鶴蝶

凉夜？

凉夜

鶴蝶さん。どうされましたか？

鶴蝶

凉夜！(彼の事を抱きしめ）

凉夜

...起きるのが遅くなってすいません。(彼の事を抱きしめて）

鶴蝶

おせぇよ。もう一週間も経ってんだぞ。

凉夜

本当だ。あの...俺が眠っている間に何か変わった事とか有りますか？

鶴蝶

あぁ。結構ある。まず、東卍は解散したらしい。

凉夜

...そうですか。仕方がないですね。(......武道君を思いやって決断したのかな。）

鶴蝶

後、天竺の、幹部と四天王の大体が逮捕された。九井は逮捕されていないが、半間は逃亡中だ。

凉夜

...分かりました。

鶴蝶

最後だが、イザナは...亡くなった。

凉夜

...無理...でしたか...悲しいですね...。

鶴蝶

あぁ。

凉夜

...イザナさんが居れば何か変わっていたのかな。

鶴蝶

あぁ。多分な。

凉夜

...俺が撃たれていたら良かったのにな。

鶴蝶

あ？

凉夜

俺が撃たれて居れば、イザナさんや鶴蝶さんは幸せに暮らしていたと思います。俺はそれだけで幸せにだったから。二人の為なら死んでも良いかなって思えたんです。

鶴蝶

御前、ふざけんじゃねぇよ。

凉夜

えっ？

鶴蝶

イザナは俺達の為に亡くなった。俺達に幸せになって欲しかったから。イザナは御前が死んだら、すげぇ泣いて落ち込んでいると思うぜ。だからイザナは自分が受けて、亡くなったんだ。

凉夜

...本当に...昔から、変わらないな。イザナさんも。

鶴蝶

だからさ、俺からお願いがある。

凉夜

...なんですか。

鶴蝶

...俺に着いてきてくれないか？

凉夜

えっ？

鶴蝶

俺は、御前が居なくなったら、もう守りたいものがなくなってしまう。もし御前がイザナのようになったらその時は俺も居なくなる。

凉夜

......そんな事言わないで。

鶴蝶

えっ？

凉夜

確かに俺も、貴方が先に行ってしまったら、俺だって大切な物がなくなってしまういますよ。けど、イザナさんはそんな事を望んでいないですよ。俺達はイザナさんの分までしっかり生きましょう。それがイザナさんのもう一つの約束だと思いますから。

鶴蝶

凉夜。有り難うな。

凉夜

いえ、全くです。俺は、何時だって貴方に着いていきますから。

鶴蝶

あぁ、後、これを(片方のイザナの花札を渡して）

凉夜

えっ、良いんですか？

鶴蝶

あぁ、彼奴も喜ぶだろうから。

凉夜

...ありがとうございます。大切にします。

凉夜

鶴蝶さんはこれからどうされるんですか？俺はそれに着いて行きますが。

鶴蝶

そうだな...俺は、天竺をそのまま引き継ぐかな。

凉夜

...そうですか。俺も良いと思います。

鶴蝶

それで、御前が俺の下僕になってくれないか？

凉夜

ふふ。もちろんです。

鶴蝶

イザナが叶えられなかった夢を俺らで叶えよう。

凉夜

...はい！

イザナさん、天国から見ていてくださいね。

愛海

お帰りなさい。今回はここまでです。

愛海

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愛海

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『好き』以外の感情を忘れてしまった俺

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