校門の前でやるとか
迷惑だっつーの!
……………ごめんなさい。
謝るんだったら早くどっか行けよw
笑えるんだけどwww
しかもよりによってばばあだろ?
やべえな
こんな所でやったって売れねえよ!
ガンッ!
やっ、辞めてください………
うわ、泣いてるー
逃げようぜ
裕樹
男子
裕樹
男子
男子
裕樹
裕樹
男子
男子
男子
裕樹
団子屋のおばあちゃん
裕樹
団子屋のおばあちゃん
裕樹
団子屋のおばあちゃん
団子屋のおばあちゃん
団子屋のおばあちゃん
団子屋のおばあちゃん
裕樹
裕樹
ポーイ
ポチャン
男子
男子
男子
男子
男子
裕樹
団子屋のおばあちゃん
団子屋のおばあちゃん
男子
男子
裕樹
男子
男子
裕樹
裕樹
男子
あれ、
何で俺あんなことしちゃったんだろ。
俺に渡すまで
笑顔で対応してくれたのに。
なんであんなこと…
次の日
裕樹
裕音
裕樹
裕音
裕樹
パクッ
裕樹
裕音
裕樹
裕樹
裕音
裕音
裕樹
こんな美味しい団子は
はじめて食べたと思った。
裕音
裕音
裕樹
裕音
優しい味の草団子だった。
手作りだってわかるくらい
団子の形は歪だった。
けれど、それはそれで
美味しかったし、
気持ちがこもってる団子だと思った。
裕樹
裕樹
裕音
裕樹
一刻も早く
1秒でも早く
友達に伝えたかった。
ばあちゃんは、
あそこのばあちゃんは、
いい人なんだって。
それで
みんなで謝りに行きたかった。
裕樹
男子
裕樹
男子
男子
裕樹
裕樹
男子
男子
裕樹
裕樹
男子
男子
裕樹
裕樹
俺は全て話した。
おばあちゃんは、いい人だって
あんなことして悪いって思ってるって
一生懸命話した。
男子
男子
男子
裕樹
男子
俺らは後悔のまま
ゆっくりと家に帰った。
一歩一歩の足取りが
重くて痛くて…
もう帰りたくないって思った。
裕樹
裕音
裕音
裕樹
裕音
裕樹
俺はすぐにポストを確認した。
ラップに包まれた草団子と
一通の手紙が入っていた。
部屋に戻り、手紙を開いた。
裕樹君へ。
妹さんと仲がいいから
名前を教えてもらったよ。
あの時、とっても嬉しかった。
買ってくれる人がいたって。
それだけでも続けようって思えた。
けど、裕樹くんの行動で
やめようって決心したんだよ。
あの後、団子は食べてくれたのかな?
妹ちゃんが買ってきたもの。
美味しかったらいいな。
味に合わないかな。
そんなこと思って作ったおばあちゃんの1品。
嫌だったら食べなくていい。
そう思ったけど
この団子、一口でもいいから食べてくれないかな?
それで伝わらなかったらいいよ。
おばあちゃんはね、
大切にしてることがあるの。
笑顔を忘れないこと。
裕樹くんが100円くれた時、
ありがとってお礼を言ってくれた時、
あの時の笑顔を忘れないこと。
そうすればこの先上手くやってけるよ。
おばあちゃんならいいけど、
他の人にこんな対応取らないでね。
おばあちゃんは、
裕樹くんの笑顔が
大好きです。
みんなの笑顔も大好きです。
また、食べに来てね。
住所××市○○区5497一4
おばあちゃんより。
裕樹
俺は、ラップを外し
草団子を一口食べた。
裕樹
裕樹
裕樹
裕樹
笑ってみせた。
窓から空を見て。
おばあちゃんのおかげで
僕は変われた。
団子屋の噂は
僕の話から学校中に広まった。
団子屋に食べに行く人がいたり、
僕に話を聞いてきたり……
そんなある日、
校門の前に1個の店が
また出来た。
駄菓子屋さんのおじいちゃん
駄菓子屋さんのおじいちゃん
学校前の駄菓子屋さんは
学校の人気屋になった。
僕はなんだか嬉しかった。
後後、聞いた話だけれど、
あのおじいちゃんは、
おばあちゃんの夫なんだってさ。
大人になった今でも
あの二人のお店は
学校の人気屋さんらしいです笑
コメント
5件
作品を雑に作る人 ありがとうございます。
すごいいい話で、作り方が上手( ̄∇ ̄ノノ"パチパチパチ!!
おばあちゃん、めっちゃいい人… 話の分かる友達で良かったなぁっ