コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
皆、雨が嫌いだっていう。
でも僕は
僕は。
陸
最悪の目覚めだ。
まぁ、いつものこと、だけど。
妹
妹
陸
陸
妹
いつも、ではないけど毎日こんな感じ。
これ以上妹の雨への愚痴と
キャスターの作り笑いを見てたくなくて
テレビを消してリビングへむかった
キャスター
リビングでも同じニュース番組がやっていた。
陸
作り笑いが嫌いだなんて奇麗事すぎて笑ってしまう
陸
一番嫌いなのはなにもできない自分だけど。
皆がしらないような
僕も知らない少し古めの曲を聞き
空の景色と僕を
遮断した。
陸
陸
前、数少ない友達におしえてもらった近道を通った
陸
陸
すると急に目に入ってきたんだ。
陸
赤い傘がコトンと、落ちてる
というかおいてある。
陸
周りの人はその傘が見えてないかのように
通り過ぎていく
陸
手にとってしまった
陸
いきなり強い風が吹いた
陸
陸
僕の傘は強風にたえきれず壊れてしまった。
陸
赤い傘はそこにあった
普通なら飛んでいくだろう
でも、そこにあったのだ。
陸
傘の柄に名前が書いてあった
陸
陸
この時僕は気づいてなかった
空の顔は見えなかったからかもしれないけど。
雨が
やんでいた。