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蒼太
茜先輩
茜先輩
今日は6月27日 午後1時少し前 学園祭2日目である
この学校の学園祭は2日開催で 1日目がクラス企画 2日目が学年発表となっている
俺は高校2年生の蒼太 2ヶ月ほど前、3年生の茜先輩に告白をした。
そしてなんとOKを頂いたのだ
蒼太
茜先輩はとても美人だ その持ち前の容姿と愛嬌で 毎年、劇のヒロインに抜擢される
茜先輩
茜先輩
僕が先輩を見ながら寝れるわけがないだろ!
と軽く心の中でツッコむ
蒼太
茜先輩
どこからか、先輩を呼ぶ声が聞こえる
先輩の友達
なんて空気の読めない女だと 思いながらも愛想笑いする
茜先輩
蒼太
茜先輩
茜先輩が体育館の中へ入っていった
伊吹
蒼太
こいつは僕の親友の伊吹だ。 クラスのムードメーカーと自称している
伊吹
伊吹は僕が茜先輩と付き合ってることを 知っている数少ない友人だ
蒼太
蒼太
こうして僕らも体育館の中へ足を運んだ
蒼太
伊吹
正直めっちゃ気持ちがいい
蒼太
紫音
蒼太
紫音
こいつはこれでもクラス委員長である
伊吹
紫音
蒼太
紫音
こいつ絶対僕のこと好きだろ と内心喜んだ
ここで体育館が徐々に暗くなり 緞帳が上がった
伊吹
『バンッ』
蒼太
体育館に鈍い音が響いた。 銃声だ。
僕が見ていた茜先輩はステージ上で 横たわっていた。
その華奢な体から 赤い液体が流れ出してくる。
その瞬間視界がぼやけ始めた。
意識が戻ったとき 僕は教室にいた
蒼太
紫音
銀次
クラスで笑いが起こった 何を笑っているんだこいつらは
東先生
僕はまさかと思い急いで時計を見た
時計は6時半を示している
僕はスマホを見た
6月25日
蒼太
間違いなくスマホは6月25日 あの悲惨な事件の二日前を指しているのだった