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大森元貴side
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そう言いながらレコーディングルームのドアを開けて外に出る
後ろから若井と涼ちゃんの声が聞こえたけど返事をする気力もなかった
マスク、帽子、眼鏡。
他人に自分とバレないように念入りに鏡でチェックする
そうしてきた道を足速に戻る
普段よるはずの公園も、今日だけは寄らなかった
あの公園は、若井と一緒によく音楽を聞いた公園。
涼ちゃんに初めて出会った公園でもある
三人が出会った公園ということで、最近は待ち合わせによく使う
細い路地を抜けた先にある、小さな公園
若井と喋りながら公園に行くと、フルートを吹く男の人がいた
それは、今の涼ちゃんなんだけど、その時はフルートの音色に聞き惚れて 話しかけられなかった
本当に綺麗な音で、本当にフルートが好きなんだな、と思った
また会えたらいいとも思った
それから一週間後、涼ちゃんが近くのテアトルアカデミーに通っていることを知った
そこで涼ちゃんはフルートをしていて、
あの公園を練習場所にしていることを知った後は何度も何度もその公園に フルートを聴きに行った
その日俺はテアトルアカデミーの前を通っていた
公園に行くための近道の大通りだった
omr
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どんっ
hjsw
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omr
わかった
あの公園でフルートを吹く人だと
そう思った瞬間俺は叫んでいた
omr
突然そんな突拍子もないことを叫んだ俺だったけど、涼ちゃんは優しく笑って言った
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そのあと若井にも説明した
若井は最初気まずそうだったけど、涼ちゃんとの同居期間を経てさらに仲良くなったみたいだった
涼ちゃんはピアノも弾けることがわかり、キーボード担当になった
フルートの才能も生かしたかったから、庶幾の唄を作った
庶幾の唄のとき、涼ちゃんはすごくイキイキしていて。 その涼ちゃんをみるのが大好きだった
フェーズワンがおわり、フェーズツーが始まり ダンスホールで売れて、もっと人気になって三人でいつまでもMrs.GREEN APPLEを続けていける そう無邪気に思っていた
思っては、いた
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またひとりでため息をつく
早く家に帰りたい
俺はまだ公園に続く路地で止まったまま
家に帰ればカッターが出迎えてくれる
早く家に帰ろう
袖で目尻を拭いて、俺は歩き出した
こんにちは
700いいねありがとうございます😭
嬉しいです、伸びすぎですね
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それではまた!