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■始まる2人■ ⑤めっちゃ必死ラビット 前編 再掲
Side:うさぎ
あぁ俺ってほんと··· 可愛くない。
そう、ある日は。
L「レモンティーうーくんも飲む?」 兎「んー」
L「あ、資料読んどるところごめんな!ここ置いとくで!」 兎「うん···さんきゅ」
資料なんかよりエルくんの顔を見て、有難うねって一緒に飲めばいいのに。
L「どしたん?」 兎「え?あ、いや何でもないけど?」
L「こっち見とったからさ、ねぇ何かあるなら言うてね?」 兎「なんもないよ、うん、」
いつもエルくんが甘えてくるみたいに、俺も自分から甘えられたらいいのになって思ってました。 なんて言えるか。
言えないけど、隣に座って今日のお昼が美味しかったなとか明日の天気はどうだろうねとか。 何でもいいから話してみたっていいじゃん俺。
また別の日は。
兎「いたッ!」 L「わ、ごめん!大丈夫っ!?」 兎「あ···大丈夫、ごめん俺もドアのそばに突っ立ってたから」
L「いきなり開けてごめんなぁ、どこ当たった?」 兎「へ? い、いや、大丈夫だから、うん、ちょっとあの、トイレ行くから通して!」
心配してくれるエルくんの手からそそくさ逃げて···気を悪くさせたかもしれないな。
で、でもでも、間近で目なんか合わせたら心臓に悪いから! 顔なんか赤くなっちゃったら、かっこ悪いから!
ってさ、 なんでこう、すぐ身構えちゃうかなぁ。
身体の関係まで持ってるのにいつまで経ってもドキドキしすぎだよぉ···
優しくもなれなきゃ可愛いくもなりそびれ、気づけば日々そんな俺ばかり。
いくらエルくんが寛大で優しいと言っても、これじゃあいいかげん冷めちゃうかもな。
俺が悪いんだけど。 自分のせいなんだけど。 あ、なんか悲しくなってくる···
******
L「うーくんてさあ」
会議室のテーブルに頬づえをついたエルくんが、どことなく楽しそうな顔で俺の目をじっと見る。
兎「な、なんだよ、あんま見てんなよぉ」
···あぁまた。 そんな余計なこと言う俺は何にも学習できてない。
L「めっちゃ可愛えよねぇ〜(*´ω`*)」 兎「···はい?」 L「めっちゃ可愛えよ!」 兎「かわ、」
可愛い? え、 ···どこが?
可愛いわけないでしょ、そんな所あったなら俺も知りたい教えて教えて。 まじで教えて。
L「いっつも言うとると思うけど」 いっつも··· 何を言われてたっけ?
L「照れ隠しが下手なトコ」
······なんですと? 照れ隠しが、なんですと?
L「ほんまになぁ〜懸命に平静を装って尚バレバレなところがもうなぁ!めちゃめちゃ可愛いくて仕方あらへんw」 兎「まままって!まって俺はそんなこと全く、」
ない!なんてウソだけど言えないから全力で否定する。
L「うーくんこういう処やぞ!w」 兎「ぅ、···いや、なんのコトだかっ///」
核心を突かれて目が泳ぐのが自分でもわかる。 そうしてどぎまぎした挙げ句、どうしたらいいか解らずうつむき口ごもるしかないっていう··· あ、
···そうか、こういうトコですか。 こういうトコがバレバレってことですか。
いやでも、そんなん自分だって気付いてるけど正解がわかんないんだもん···
兎「へぁ?」 ふっと気配を感じて顔を上げると、目の前にきれいで男前で色っぽくてカッコイイ、俺の大好きな··· エルくんの、顔?
兎「んなッ!?///」 ちょ、なななんでそんなに身を乗り出してんの!
L「うーく〜ん、ちゃんと俺見てや?」 兎「み、見てる!見てるからッ///」
L「いつになったら俺とのスキンシップに慣れてくれるんやろなぁ?」 兎「いいいいや、もう慣れてるから!」
って慣れてないけど、5分後に慣れるようにしますから! だからそんな間近で見つめたりすんのナシ!
L「でもこういううーくんってすげぇ可愛くて萌えやからさ、別に慣れてくれんでもええかなー」 兎「いやそれ逆!逆だって!」
慌てて言い返すと、不思議そうな顔をして更に間を詰めてくるエルくん。 ちょ、息かかりそ···だめだめだめ///!
→⑥めっちゃ必死ラビット 後編 GO!
コメント
5件
ちょっと会議室のドアに鍵掛けて「エルうさイチャイチャ中」の張り紙して見張っときますね。 ついでに私もドアに張り付いて聞き耳立ててます←
やっぱりツンツンの裏はデレなんだろうなうーくん!