赤
親
?
親
赤
親
赤
親
親
赤
親
ガチャ
赤
殴られる音、蹴られる音、 心無い言葉。
そんなのが毎日外に響き渡ってる。 でもみんな助けてくれない。
というか助けてくれるわけが無い
大雪の中、追い出されて傘なんて持ってる訳なく、薄着で靴すら履かないで
ボーっとしながら真夜中に家を追い出された俺は大雪で冷たくなったコンクリートの上を裸足でひたすら 歩き続ける
雪は嫌いじゃない。 雪が降ると真っ暗でビュービューとふく風の音とともに生きる意味の無い俺を隠してくれてる気がするから
※大雪です
そんなことを考えていると 見覚えのある公園にたどり着いた
赤
しばらく考えてみたけど思い出せる訳もなく俺はこの公園の1番はしにある目立たないベンチに腰を下ろした。
赤
赤
あれ、なんか、クラクラする……
赤
ベンチに座って数時間後。 俺は体に違和感を覚えた
赤
あれ、なんか……おか、しい……
バタッ
?
パチ
黄くん
頭がものすごく痛い中、俺は力を振り絞って目をうっすらと開いた。
すると俺は黄色い髪の男の子に おんぶされていた。
そっか、俺、倒れたんだ。
さっきのことを思い出して 彼の見えそうで見えない横顔を じっとみつめていた。
赤
黄くん
あ、目が覚めたことバレた。 やばい。殴られる。
赤
黄くん
赤
なんで?俺を殴るんじゃないの? もしかして助けてくれてるの? ならなんで?
わけがわかんなくて今すぐどうしてなのか考えたい。 でもそんなこと考えてるような状況ではなかった。
考えれば考えるほど頭が痛くなって、 のどがとてつもなく痛くて、 声すら出なかった。
赤
もう無理、かも。 くるしい。苦しいよ……
赤
赤
黄くん
俺は我慢の限界が来ていて 無意識に今ある力を振り絞って彼を ギュッと抱きしめてしまっていた。
でも今はそれどころじゃなかった。
赤
黄くん
赤
苦しくて、苦しくて、 返事すら出来ない俺は 彼を抱きしめて大雪の中、限界が来てもう一度目を閉じた。
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