ユンギ
YG side.
泣き疲れたのか、○○はあの後寝てしまった。
今日一日でいろんなことがあって、やっと泣けたんだ。
そりゃ疲れるよな。
聞きたかったことも聞けて、
俺は、全て話してくれたと思ってた。
でも、本当は、
まだ、隠してたことがあったんだ。
YG「かっる…」
寝かせるために、○○の体を持ち上げた時、
見えたんだ。
青黒い、何かが。
少し、服をめくってみると、
YG「なんっ、だよ、、これ…」
その時、初めて気づいた。
俺たちの知らない所で、暴力を受けていたことに。
○○には、たくさんの痣と傷があった。
見えない所に、何個も。
こいつは数時間前まで敵だった相手に、
何も悪くないのに「ごめんなさい」って謝って、
本当に謝るべきなのは俺たちなのに、
○○が話してくれて、許された気になったんた。
許されて、いいはずないのに。
勘違いしてた。
これで、全部だって。
我慢ばっかさせて、これじゃ本当にメンバー失格だな。
…でも、もう決めたんだ。
遅すぎることも、都合がいいこともわかってる。
それでも、
守りたいんだ。