俺の25歳の誕生日を迎えたこの日
俺の人生をかけたこの恋が終わった
「俺は桃は本日をもって、」
「芸能界を引退すると共に、結婚することを発表します!」
なんで
なんで今日なんだろ
赤
赤
分かっててあの日、
俺は桃くんから逃げたんだ
俺の高校生活は最高だった
友達もいっぱいいた
生徒会にも入ったし
恋だってそれなりにしてた
でも、2年になった時、気づいてしまった
俺は、男が好きなんだ
いや、正確にいえば
桃くんという存在が好きだった
イケメンだから好き、とかではなく
授業中に眠たそうなのが好き
運動している時、本気でするから好き
息を吐いて、吸うから好き
桃くんの全てが、俺は大好きだった
でも俺は桃くんを好きだと気づいてから2年間
なんにも出来ずに
仲がいい友達のまま卒業してしまった
卒業式の時
卒業して行く桃くんの背中が大きくて
俺を呼ぶ声さえも綺麗で
好き、という2文字の言葉もでずに
俺はあの時あの人の背中を
ただ見守ることしかできなかった
せめて
せめて一言でもあの時伝えられていれば
今は違っていたのかもしれない
これ3話くらいで終わるかも
わんちゃん次回で終わるかも((
コメント
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好きすぎる(°▽°) フォロー失礼しますm(*_ _)m
それでも神
すきすき星人()