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柱になっても縛られたくない！

第3話 - 過去は呪いへと

2025年09月01日

#鬼滅の刃

#二次創作

#おりきゃら

#へたくそ

#逆ハー？

Adam＠文スト乱歩さん推し

主（RANPO＠芙蓉）

逆ハー妄想とか言って
いつも逆ハー要素が少なくなっちゃう主さん

主（RANPO＠芙蓉）

今度こそは…！

主（RANPO＠芙蓉）

いちゃつかせて見せる！！

主（RANPO＠芙蓉）

本編行ってらっしゃい！！

月詠琥珀

二十三、二十四、二十五…

月詠琥珀

二十六、これで最後かな

月詠琥珀

二十六人の命が、
私の手から零れ落ちてしまった…

月詠琥珀

私はいつになっても弱いままだ

月詠琥珀

もっと、強くならないと
そうじゃなきゃ、私は……

琥珀の母

よくも自分だけ生き残ったわね

琥珀の父

今までの恩を仇で返しやがって

月詠琥珀

ごめんなさい、ごめんなさい…！

月詠琥珀

私、もっと頑張るから
たくさんの人を助けるから！

月詠琥珀

だから、許して…

琥珀の母

うるさい！

琥珀の母

アンタのせいで私たちは死んだのよ！

琥珀の父

お前も早く死ね！

月詠琥珀

ごめんなさい、ごめんなさい…！

月詠琥珀

もう、許して…！！

不死川実弥

おい！　起きろ！

月詠琥珀

っっ！？

月詠琥珀

あれ、実弥？

不死川実弥

…ったく、寝言がうるせぇんだよ

月詠琥珀

あ、ごめん、私何か言ってた？

不死川実弥

…うなされてたんだよ

月詠琥珀

…ぁ

不死川実弥

お前、宇随との任務で何かあったのか？
うなされてんのは今日が初めてじゃねぇけど
最近はしょっちゅうじゃねぇか

不死川実弥

確か、煉獄が死んでから酷くなってる

不死川実弥

何かあるなら言えよ

月詠琥珀

えっと…

月詠琥珀

何でもないよ！

月詠琥珀

ちょっと疲れてるだけだよ！
何しろ相手は上限だったからね！

不死川実弥

………

月詠琥珀

な、なに？

不死川実弥

お前、いつまで隠し続ける気だよ

月詠琥珀

え？

不死川実弥

寝てんのに、
あんなに必死に謝ってて、
なんでもねぇわけないだろ

月詠琥珀

……それは

不死川実弥

俺はお前にとって何なんだよ？
少しでも信頼しろよ、師範だぞ？

不死川実弥

本当は分かってたよ。
お前はいつでも無理して笑って、
心の底では誰の事も信頼できてないって

不死川実弥

お前は、いつでもバカみたいに笑ってるふりして、
本当は誰にも心を開いてない

不死川実弥

それは、誰のことも信用してねぇからだろ

月詠琥珀

実弥ったら何言ってるの？
私はみんなのことすっごく信頼して…

不死川実弥

じゃあ言えよ
お前は夢の中で、何に謝ってたんだ？

月詠琥珀

っ、

不死川実弥

…やっぱりな

月詠琥珀

ちょっと、どこに行くの？

不死川実弥

外の空気吸いに行くんだよ
どうせこのままじゃ眠れねぇし

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…ﾋﾟｼｬﾝ！（ふすま）

月詠琥珀

……

月詠琥珀

どうして、実弥が泣きそうな顔するんだよ…

月詠琥珀

（鬼に両親が殺されてから、こんな夢をよく見る。
分かっている。私の両親はこんなことは言わない。
でも、頭で分かっていても、私が私を許せないんだ）

月詠琥珀

悪鬼を滅する…
強きを挫き、弱気を守る

月詠琥珀

そうしないと、私は生きていけない

甘露寺蜜璃

あー！　琥珀ちゃん！！

月詠琥珀

蜜璃ちゃん！

甘露寺蜜璃

聞いたよ～っ！　上弦斃したんだってね！
すごいよ～～！！

月詠琥珀

ありがとう
でも天元さんや炭治郎くんたちがいないと無理だった
みんなで協力したから出せた結果だよ

甘露寺蜜璃

うんうんっ！　そうだね！！
私も頑張ろうって思ったよ～！

甘露寺蜜璃

それでね⁉　ちょっとお誘いがあるんだけど…

月詠琥珀

お誘い？

甘露寺蜜璃

琥珀ちゃん、きっと疲れてるでしょ？
だから慰安のために温泉でもどうかなーって！

月詠琥珀

お、温泉？

甘露寺蜜璃

そうそう！
あ、刀鍛冶の里なんだけどね？
私は刀を整備してもらうんだ！

甘露寺蜜璃

琥珀ちゃんも温泉で体を休めて、
普段酷使してる刀にも休暇を！って感じでどうかな？

月詠琥珀

…確かに、たまにはいいかも
温泉、一緒にいってもいいかな？

甘露寺蜜璃

もちろんもちろん！
きゃー楽しみ！　恋バナしようね！

月詠琥珀

私は聞く専門だよ
好きな人とかいないし…

甘露寺蜜璃

ええ⁉　不死川さんは？

月詠琥珀

あいつはただの師範…だよ

月詠琥珀

あとは口うるさいお兄ちゃんって感じ

甘露寺蜜璃

そう？　熟年夫婦みたいなのに

月詠琥珀

どこが⁉

甘露寺蜜璃

いつも夫婦漫才してるでしょ？

月詠琥珀

喧嘩だよ！

甘露寺蜜璃

うふふっ
そういえば琥珀ちゃん、まだ十四歳だったわね

甘露寺蜜璃

かわいい～っ♡

月詠琥珀

ちょ、なに急に⁉

月詠琥珀

実弥とは絶対にそういうんじゃないから！！

不死川実弥

…なんだよ、あいつら
ぎゃーぎゃー騒ぎやがって

伊黒小芭内

女同士の話…俺らには理解できない範疇だ

不死川実弥

あぁ…？

月詠琥珀

明日から温泉かぁ…いつぶりだろう

月詠琥珀

…刀、よく見たらたくさん刃こぼれしてる

月詠琥珀

私はまだまだ未熟者だな…

胡蝶しのぶ

あら、お散歩ですか？

月詠琥珀

しのぶさん…

月詠琥珀

うん、なんだか落ち着かなくて

胡蝶しのぶ

明日は刀鍛冶の里で休暇をとるんでしたっけ？

胡蝶しのぶ

ゆっくり休んでくださいね

月詠琥珀

休むなんてとんでもない！
私は弱いから、少しでも鍛錬を欠かせばすぐ死ぬ

月詠琥珀

里へ行っても、休みはしないよ

月詠琥珀

噂によると、パワーアップアイテムがあるみたいだし

胡蝶しのぶ

ふふ、それ、甘露寺さん情報ですか？

月詠琥珀

えっ、うん、知ってたの？

胡蝶しのぶ

いえ、彼女なら言いそうだなぁと

月詠琥珀

ああ、まあ確かに

月詠琥珀

蜜璃ちゃんの明るさにはいつも救われてるよ

胡蝶しのぶ

ええ、私もです

月詠琥珀

……。あの、しのぶさん

胡蝶しのぶ

はい、なんでしょう？

月詠琥珀

しのぶさんこそ、休暇を取った方がいいと思うよ

胡蝶しのぶ

…どうして、そう思うんですか？

月詠琥珀

え、あ、なんとなく、だけど…
どんどん顔色が悪くなっているような気がして

胡蝶しのぶ

……！

月詠琥珀

星明りは、その人の本当の姿を照らす

月詠琥珀

だから、星の前では嘘はつけない

月詠琥珀

私の嘘も、しのぶさんは見抜いてるんだよね？

胡蝶しのぶ

……。ええ。
その上で、今日は取引をしに来ました

月詠琥珀

取引？

胡蝶しのぶ

取引というよりかは、お願いに近いですね
琥珀さんにしか頼めないことなんです

胡蝶しのぶ

近いうちにやってくる、大きな戦いについて

甘露寺蜜璃

いや～良い湯だったね！

月詠琥珀

うん、何だかスッキリしたよ

甘露寺蜜璃

さ、早速恋バナよ～！

月詠琥珀

恋バナという名の小芭内さんとの惚気でしょ…

甘露寺蜜璃

そんなことないわよ！
琥珀ちゃんの話もちゃんと聞くわよ？

月詠琥珀

いや、違う、そういうことじゃないよ？
私に恋なんてないんだよ？

甘露寺蜜璃

勿体ないわよね～
琥珀ちゃんはこんなに可愛いのに

月詠琥珀

恋愛してる暇ないから…
無惨を斃すまで、娯楽は封じてるの

甘露寺蜜璃

え⁉　じゃあ温泉とかも断りづらかった⁉
ごめんねっ、気が利かなくて！

月詠琥珀

ううん！
里の温泉は傷を癒すのに丁度よかったから
噂についても知りたかったし

甘露寺蜜璃

そう⁉　よかったー！

甘露寺蜜璃

でも、娯楽を封じるなんて…つらくないの？

月詠琥珀

全然！
…恋愛とか、私にする権利はないからさ

甘露寺蜜璃

どうしてそう思うの？

月詠琥珀

えっ、あ、あれ⁉　声に出てた？

甘露寺蜜璃

うん、良ければ相談乗るよ！
私一応、せ、先輩だし！

月詠琥珀

えっと……

甘露寺蜜璃

あぁあごめんね！
私になんか相談できることないよね！！

月詠琥珀

ううん。
蜜璃ちゃんは、一緒にいるだけで元気出るから
いつもありがとう

甘露寺蜜璃

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

甘露寺蜜璃

もう！　いい子過ぎ！　大好きだよ～～っ！

月詠琥珀

う…！　蜜璃ちゃん、骨が折れる…！！

甘露寺蜜璃

ああごめんね⁉　大丈夫？

月詠琥珀

大丈夫。
だけど、相談はまた今度でもいい？
今はまだ、自分の中でも整理できてないから

甘露寺蜜璃

いいよ！　私はいつでも待ってるからね！

甘露寺蜜璃

💤💤💤

月詠琥珀

…なーんて

月詠琥珀

どうせ相談なんか出来ないクセに

月詠琥珀

嘘つき

月詠琥珀

刀がまだ出来上がらないってどういうこと⁉

刀鍛冶の人（琥珀の刀を打ってる）

も、申し訳ございません！
劣化が激しかったので修復に時間が…

月詠琥珀

ああいや、怒ってるわけじゃないので…

甘露寺蜜璃

大丈夫、琥珀ちゃん？
私は刀できてるから行かなきゃだけど…

月詠琥珀

大丈夫
蜜璃ちゃんは先に帰ってて

月詠琥珀

私は暇つぶしに散策してるよ

甘露寺蜜璃

うん、わかった！
また二人でお話ししようね！！

刀鍛冶の人（琥珀の刀を打ってる）

…いや、すいません本当に

月詠琥珀

大丈夫ですよ
いつも素敵な刀をありがとうございます

月詠琥珀

パワーアップアイテム、探すかぁ…

月詠琥珀

うー、あー…！

月詠琥珀

暇だよー、刀欲しいよー、鬼切りたいよー！

竈門炭治郎

何をしているんだ君は！！

月詠琥珀

（ん？　炭治郎くんの声？
そういえば炭治郎くんも里に来ていたような…）

時透無一郎

………

月詠琥珀

無一郎くん⁉

竈門炭治郎

え、琥珀さん！

月詠琥珀

ちょっと、揉め事？
まあ大方無一郎くんが何かしたんだろうけど…

時透無一郎

なんでそうなるのか分からないんだけど

竈門炭治郎

いえ、琥珀さん
俺たちは大丈夫です！

月詠琥珀

え？

時透無一郎

まあ僕も、そろそろ帰ろうと思ってたし

月詠琥珀

え？

時透無一郎

…刀、これ貰っていくから

月詠琥珀

ちょっと無一郎くん！

月詠琥珀

ってこの人形何⁉　壊れてるじゃん！

月詠琥珀

もしかして無一郎くんが…

小鉄

そうですよ！
そこの人（ゴミカス、髪長すぎ昆布頭。
チビ、不細工の短足、恥知らず）
が壊したんです

月詠琥珀

うん、なんか恨みが籠ってることだけは分かったよ

月詠琥珀

人形のこと、ごめんね
無一郎くんに謝るようにってどうにかして説得してみる

小鉄

絶対に切腹させてくださいね

月詠琥珀

切腹は無理かもだけど…頑張ってみるね

月詠琥珀

無一郎くん！　無一郎くん！

時透無一郎

何？　しつこいよ、君

月詠琥珀

う、冷たい視線…
無一郎くんはいつになったら心を開いてくれるの…？

時透無一郎

君自身が僕に心を開いたらじゃない？

月詠琥珀

えっ？

時透無一郎

人に信用してもらうなら、
まず自分が相手を信用する必要がある

時透無一郎

心を開いてもらうのも同じことだよ

月詠琥珀

…なるほど
たまには核心を突くことを言うんだね

月詠琥珀

それはさておき、
あのカラクリ人形、壊したの無一郎くんでしょ？

時透無一郎

壊したも何も、
もともとそのために造られたようなものだし

月詠琥珀

でも、あの男の子にとっては大事なものだったんだよ

月詠琥珀

ごめんなさいはしなきゃダメでしょ？

時透無一郎

何でそんな赤子をあやすような口調で言うの？

月詠琥珀

無一郎くんが赤ん坊レベルだからじゃない？

時透無一郎

何でちょっと怒ってるの？

月詠琥珀

はは、それ聞いちゃう？

月詠琥珀

無一郎くんが無神経だからだよ！
デリカシーって知ってる⁉　人の心ある⁉

時透無一郎

…みんな、同じようなことを言うね

月詠琥珀

君が皆に同じようなことしてるからでしょ！

月詠琥珀

それは、反省してないってことでしょ

時透無一郎

だって、どうせ僕はすぐに忘れるし

月詠琥珀

うん、別に責めてるわけじゃないけどさ…

月詠琥珀

ごめんねくらいは言えるでしょ？

時透無一郎

……。

時透無一郎

どうしてそんなに僕に構うの？

月詠琥珀

無一郎くんが煽ってきたからでしょ‼

時透無一郎

え、僕、煽ってないけど

月詠琥珀

それ！　それだよ！
その人を見下したような、それ！

月詠琥珀

私だって、
好きで誰にも心開いてないわけじゃないし

時透無一郎

それは、僕の言葉が癪に障ったってこと？

月詠琥珀

え、いや、そこまでじゃないけど…

月詠琥珀

核心つかれちゃったーって感じ

時透無一郎

別に、言葉にしたのが偶然僕ってだけで
他の柱の人だって気づいてるでしょ

月詠琥珀

それはどうかなぁ？
しのぶさんは気づいてたっぽいけど、
他の人は怪しくない？

時透無一郎

知らないよ

月詠琥珀

急に冷たいね⁉

時透無一郎

だったらせめて、
君の本性を気づいてる僕の前では
楽でいればいいんじゃないの？

時透無一郎

僕だって見ていて不快だし

月詠琥珀

不快って…私、年下だよね⁉
優しさって知らないの!??

時透無一郎

……、、

月詠琥珀

え、何でそんな嫌そうな顔してるの⁉
そんなに不快かな、これ⁉
十三年間これで生きてきたんだよ、私は！

時透無一郎

……、、

月詠琥珀

あー、うー…本当に勘弁して

時透無一郎

どうして？

月詠琥珀

ダメなんだよ、私
いつでもバカみたいに笑ってないと、

月詠琥珀

そうじゃないと、怒られちゃうんだよ

時透無一郎

別にいいんじゃないの？
誰も怒らないでしょ

月詠琥珀

ダメなんだよ、それが

月詠琥珀

これは、呪いみたいなものだからさ

時透無一郎

……じゃあ、今の笑い方でいい

月詠琥珀

え、今？
それどと何も変わらないけど…

時透無一郎

…取り繕っているのは嫌いだけど、
さっきのよりかはは少しマシだった

月詠琥珀

うん、相変わらず失礼だね…

時透無一郎

じゃあ、僕は行くから

月詠琥珀

あ、ちょっと待ってよ！
ちゃんと里の男の子に謝ってね？

時透無一郎

僕が覚えていたらね
どうせすぐ忘れるだろうけど

月詠琥珀

行っちゃった…

月詠琥珀

笑うって、難しいなぁ…

月詠琥珀

無一郎くんの逆鱗とかよくわかんないし

月詠琥珀

…暇だし

月詠琥珀

そこら辺の枝拾って素振りでもしてるかぁ…

主（RANPO＠芙蓉）

はい！　今回はここまでです！

主（RANPO＠芙蓉）

本当は玉壺と半天狗を斃すところまで行こうと思ってたんですけど、
長くなりそうなので一旦……

主（RANPO＠芙蓉）

243タップお疲れさまでした！

柱になっても縛られたくない！

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Adam＠文スト乱歩さん推し

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