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甘えたい

1 - 甘えたい

♥

645

2022年11月27日

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さみしい

正確には、甘えたい

もう寝る準備満タンなのに ベッドにねっころがって何分、いや何時間たっただろうか もしかしたら長く感じてるだけでたった5分くらいしかたっていないのかもしれない

r

…はぁー…

小さくため息を漏らす 頭のなかは「レトさん!」って笑いながら名前を呼んでくれる彼の顔でいっぱいだった

今日はほんっとうにまれにしかない、夜に急激に寂しくなる日 キヨくんを呼ぶか呼ばないかの葛藤をしている だってこの時間。普通、呼ばれて嬉しいような時間では決してない でも、寂しい、

r

あぁぁぁもう…!

そうだ、電話! 声だけでも、聞きたい ごめんね、キヨくん…でも、電話くらいは許して

プルルルルル…

ブッ

k

んん…もしもしぃ…?

r

あ…ごめんね、キヨくん…

k

ううん…どしたのぉ…?

r

声が聞けた、これだけで充分じゃないか …会いたいなんて、そんな高望み… …早く、切らなきゃ

k

レトさん?

r

っえ、あ、ごめん

r

なんでも、ない…

r

なんでもないのに、かけちゃった…w

k

r

ごめんね、キヨくん

r

おやすみ、それじゃあ…

k

…レトさん

r

ビクッ…なに?

k

どうしたの?

r

え、いやっ、なんもな…

k

…どしたの、レトさん

r

っ、

あーあ…やっぱり、バレちゃった、 そりゃそうよね、あんなにおかしな態度とれば、

r

r

…さみしい、

k

家、いるよね?

r

…うん、

k

ん、今行く

k

待ってて

r

…うん、まってる

プツッ

r

(あーあ…結局呼んじゃった、)

r

(迷惑かけちゃったなー…)

r

…部屋片付けよ、

ピンポーン

r

!きたっ、

ドタドタドタッ

ガチャッ

急いでドアをあけるとそこには薄着で少し肩を上下しながらたっているキヨくんがいた ハグしたいけど上がらせてからの方がいいかな、それとも今でも…としばらく彼を見つめたまま固まってしまう そんな俺を見て察したのか、彼は両手を広げてこういった

k

ん、おいで

r

っ、!

ガバッ

勢いよく抱きつく 肩が上下に動いていたのと彼の心臓の音がいつもより早いのを聞いて走ってきてくれたんだな、と嬉しさと同時に申し訳なさが強くなっていく

k

んふふ、そんなに俺に会いたかった?

r

…うん、めっちゃ会いたかった、

k

ふふ、そっかそっか

ナデナデ

k

とりあえずここじゃ風邪引いちゃうから中入ろっか

r

…うん、

k

ん、っしょっと

フワッ

r

っへ!?

r

きっ、きよくんっ!?//

k

ん~?

r

あっ、歩けるからっ、!

k

いいの!レトさんを甘やかしに来たんだから、これくらいはしないと!

r

ぅ…//

ポスッ

k

どうぞ、お姫様♡

r

やめろばかっ、//

r

てかお姫様ちゃうし、//

k

ははっ、ごめんごめん

k

俺、飲みもん持ってくるよ

k

なにがい…

グイッ

r

まって!

r

…いらない、から、

r

ここ、いて、

k

r

…あ、キヨくんが飲み物欲しいから言ったんだよね、ごめんね、!

r

俺はいらんから、持ってきな、!

r

ほんと、ごめ

ギューッ

r

!?

k

ううん、レトさんがいるかなーって思っただけだから、大丈夫

r

…そっか、

k

ありがとね

r

ん、

k

(やっぱり寂しい影響で心も弱ってるのかな、)

k

(電話越しで「待ってる」って言われたときに確信してはいたけど…)

k

(ま、その分いっぱい甘やかしてあげるだけだけどね)

k

ねね、レトさん

r

k

ここ、おいでよ

そう言ってキヨくんはポンポンと自分の膝を叩いた

r

…うん、

恥ずかしいな、と思いながら膝のうえに乗ると、すぐに後ろからギューッとされた

k

なに、今日めっちゃ素直じゃん

r

…寂しかったんだから、仕方ないやろ、

r

なに、だめ、?

k

んーん、素直なレトさんも可愛いなーってさ

r

っ、///…ばーか、//

k

んふふ、かーわい

r

///

サラッ

k

レトさんの髪ってさ、ふわふわしててきもちーよね

r

…?そう?

k

うん

r

(キヨくんの方がふわふわしてて気持ちいい気がするけど…)

r

(…顔、見たいな、)

r

…ねぇ、キヨくん、

k

ん?

r

…顔、見たい

k

!ふふっ、ごめんごめん

k

こっち向きにしよっか

r

…うん、

対面座位になる 視線が合わさると、気恥ずかしくてどちらともなくふはっ、と吹き出してしまった はぁ…と一息おいてからまた視線が合わさる

チュッ

r

ん、

r

ちょっ…///

r

急にやんなよばかぁ…///

恥ずかしくてキヨくんの肩に顔を埋めると少し笑いながら髪を撫でてくれた

k

ふはっ、レトさん顔あっつw

r

う、るさい…///

k

もー、慣れないんだからぁ

r

逆になんでお前はいっつもそんな慣れてんだよ、//

k

え~?だって余裕もってたほうがかっこいいじゃん?

r

…別に、なんだってかっこいいよ、お前、は、//

k

っ…はぁぁぁ…マジで可愛すぎ…

顔を上げてまたキヨくんと視線を合わせる そしてまた、どちらともなくチュッと音をたてて触れるだけのキスを交わした

ぬっし☆

なんかっ、

ぬっし☆

変な感じになっちゃった!

ぬっし☆

ごめんなさいれるさん!!!!

ぬっし☆

全っっ然甘やかしてない感じになっちゃいました!

ぬっし☆

ごめんなさぁぁぁぁい!!!!
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645

コメント

11

ユーザー

可愛すぎてやばい(?) キヨの実況見ながら見た自分が馬鹿だった…ほんとにこんなことしてたらって妄想してしまった😇😇 てか、やっててくr((

ユーザー

きゃぁぁぁ最高、、、 ありがとうございました!!

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