コメント
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やばいやばい…TERROR開いてなかったからおいりーさんの作品見れてなかった…最高です!ハナジデソウ
すきすぎる、尊いぃぃ😇
WTBL注意
整地 (kr、sm)
片方の旅行で一気に両方寂しくなっちゃう話
最後ちょっと予告〜
スマイル
きりやん
声はわざとらしいけど10割俺の本音なんです
壁にもたれ掛かり脚を組んでもう一度溜息をつく
すると、靴を履いていた彼は振り向きキャリーケースに手を着く
スマイル
スマイル
スマイル
そうだ、この男は今日から4泊5日の旅行へ行くのだ
しかも、悲しむ俺を置いて知らない男と
きりやん
この前、スマイルはシャークんなかむと2泊3日旅行に行った
その時はまぁ3日だし?器の広い俺は許してあげましたよ?
しかし、今回
顔も見た事ない、同僚という役柄で話に出てくる男
そんな俺の知らない人なんかと旅行、許すはずがない
スマイル
スマイル
スマイルはそう思うかもしれないけど
きりやん
冷静なくせに警戒心の欠けらも無い男
気を許した相手ならとことん懐くこいつに何度振り回されたか
スマイル
きりやん
スマイル
いざとなれば腹パンするから、と拳を握る
その姿に耐えれず、強ばっていた表情は崩されてしまう
そうなる可能性のある奴と旅行に行くなって話なんだけどなぁ
仕方なく折れた俺はスマイルを信じてみることにした
俺はスマイルの元へ歩を進め手を引きキスをする
きりやん
ようやく笑顔で送り出そうだ
スマイルも嬉しそうな顔を向けて言う
スマイル
3日目の夜
ついに我慢と不安の限界きた
何度も電話を掛けようと立ち上がったりウロウロしたりしてたけど
3日目までは、あいつの邪魔をしちゃダメだって思って
1度も連絡はしなかったし、スマホに伸びる手を制止し続けた
でも、今日の夜
2人用の大きなベッドに入った途端、急に寂しくなったのだ
今日は寒く冷える日だった
いつもみたいに寒いならくっついて寝ればいいのに
癒してくれる相手は陸の離れた大きく寒冷な島にいる
暗くなった部屋で、俺のスマホが眩しく光る
それに目を細めて、明かりを指で下げる
俺はスマイルとのトーク画面を開き何日も押していなかった電話マークを押した
聞き覚えしかない音が数回なって、途切れる
きりやん
スマイル
いかにも、寝てましたっていう声で対応するスマイル
同僚の影を感じないそれに少しばかり安堵
電話先のスマイルは大きな欠伸をして、俺の名前を呼ぶ
スマイル
きりやん
きりやん
電話をかけたのは俺なのに、何故か拗ねたようにしか話せない
感じ悪いかな
少しの沈黙のあと、スマイルが呟くように言う
スマイル
スマイル
きりやん
それだけで俺の心は晴れて、心臓はどくどくと揺れる
俺だけじゃなかった事実が不安を吹き飛ばしてくれた
俺の心のコップがどんどんスマイルで満ちていく
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
4日目の夜
気分のいい俺は近くの友達を家に呼んで飲みに飲みまくった
きりやん
なかむ
久々の大学の頃の友人で少し浮かれていた
ちょうどスマイルがいないので普段呼ばないメンバーで酒を開ける
なかむはスマイルと仲良いけど他2人はそうでもだったからなぁ
なかなか呼べる機会がなく今日やっと家に入れることが出来た
B
縦に四角いそれは出てからずっと気になっていたゲームカセット
なかむ
早速しようとテレビに繋げる
大人になっても、集まってゲームするなんて
みんな、変わんねーな、
変わらない姿や空気が心地よく感じた
A
なかむ
真っ赤な顔して床に伸びているなかむを帰れ帰れと、手で払う
俺はお酒に強いから意識は十分保っているが、なかむは完全に酔っ払ってしまった
A
なかむ
駄々を捏ねだしたなかむを俺も引っ張り立たせ玄関からつまみ出す
B
きりやん
ひらひらと手を振り、みんなを送る
バタンと、呆気なく鉄の塊が閉まり急にどこか孤独に感じる
あぁ、こうやってスマイルを送り出したなぁ
意味もなく玄関に1人佇む
そして靄がかかる感情の余韻に浸りながら机に足を進めた
きりやん
持ち上げた空き缶にはまだ少し重みがあって
全て流れてしまえ、と言う思考と共に喉を鳴らして飲み干した
酒は回ってないのに、俺の頭はふわふわ軽やかに目の前を移す
最後には眠気に完敗し、俺は机に伏せた
きりやん
最悪最悪
目を覚ましたのはちょうど日が入った7時頃
二日酔いはしなかったものの、へやは缶まみれで酒臭い
もちろん自分も全身酒の匂いを纏っている
カーテンと窓を開け、冷静になる
今日はスマイルが帰ってくる
多分、昼頃
こんな有様見られたら終わる
怒りはしないだろうが、幻滅されてしまうかもしれない
それに、俺がスマイルならば
自分のいないときに楽しく飲んでいたと知ったら嫉妬するし不愉快極まりない
急いで片付けて風呂に入ろう
換気しているので、昼までになら酒の匂いは消えるだろう
きりやん
俺は家を走る勢いで空き缶の処理をしていった
お風呂から上がって9時頃
これなら余裕を持ってスマイルが帰るのを待てそう
そう、確信した
俺がリビングの扉を開けると同時に玄関の鍵が回った
きりやん
ばっと振り返ると待ち焦がれた恋人が変わらぬ様子で立っていた
スマイル
スマイル
俺は全ての思考を放り投げスマイルに抱きついた
きりやん
スマイル
上目遣いで抱き締め返すスマイルに5日ぶりにキスをする
スマイル
笑いながら俺の口を手で覆う
きりやん
スマイル
わかった、とスマイルの手を引きリビングの扉に手をかける
きりやん
そう、だった…
部屋はさっき片付けたけどそれは応急措置みたいなもの
きっとこの先はまだ酒臭いし、ものがぐちゃぐちゃに放置されている気がする
スマイル
きりやん
いかにも、怪しいじゃないか。
ちがう、決して浮気とかそういう不純なことではなく
そんな意思は勿論彼には届かない
スマイル
首を傾げ、不審な俺を無視してリビングに入る
スマイル
きりやん
スマイル
顔を歪ませて俺を咎める
きりやん
スマイル
そりゃ、自分が家を出る前は綺麗だった家がこんなんなってたらね
怒りますわな
スマイル
俺に冷たく言い放ち自分は手を洗いに行こうとする
きりやん
きりやん
首元に手を回し、引っ張られるようにスマイルについて行く
スマイル
ジャーとシンクに水が流れ、スマイルが手に泡を乗せる
俺は擦り合わせるスマイルの手背を自身の手で包んで絡ませた
スマイル
泡立つ石鹸の中、俺の手が触れている感触がどうやら嫌らしい
きりやん
スマイル
振り向くスマイルは引き気味でこちらに目をやる
きりやん
素直にそう言ってみると、スマイルは何も言わなかった
しかし抵抗する様子もないのでどうやらだる絡みは成功らしい
優しいおれはスマイルの手をしっかり丁寧に洗ってやる
が、またもやいいアイデアが思いつくのが天才きりやん氏
スマイルの手を開かせ、手の平に指を滑らす
平仮名で"さみしい"、と
スマイルの手の平には俺の書いた字が残る
きりやん
肩に顎を乗せぐりぐりしながら言う
流石のスマイルもこれには照れたようで
後ろからも、耳が赤くなっていくのが見える
きりやん
スマイル
スマイルが綺麗に泡を洗い流し掛けていたタオルで手を拭く
そしてその後振り返って、どーぞと言わんばかりの顔を見せた
きりやん
俺はスマイルに抱きついた
するとスマイルも俺に手を回し自分からキスをした
スマイル
スマイル
きりやん
スマイル
ん"ーっとスマイルが伸びて、ソファにダイブした
スマイル
スマイルが俺を呼ぶ
俺がスマイルを追いかけソファの目の前に立つと、
パチッとスマイルと目が合った
スマイル
スマイルはからかうように笑い大きくソファで手を広げる
きりやん
旅行から帰ってきた彼女はずっと甘え上手になっていた
それに迷うことなく飛びつき悶える俺だった
300人いきました ありがとうございます!
記念+3の倍数ということで
近々フォロワー様限定リクエスト募集するよん
(今リク貰ってる作品書き終わったらね!)
初めてだからいっぱい来て欲しいー
なので考えてて欲しいです!
フォロワー様いつもありがとうございます!大好きです! ( ^ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳^)
もんちゃんだいすきよ