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抗体人間シリーズ−過去編−

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抗体人間シリーズ−過去編−

8 - 3月26日 抗体人間暴行事件③

2019年05月17日

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オイ柊、私をナメんのもいい加減にしろよ?テメェが私に勝てると思ってんのか?

確信はありませんが負ける気はありませんよ。

ほぉ...言うじゃねーかッ‼︎

ブンッ‼︎

サッ

オイオイ、どうした?ビビってんのか?

いえ、初見なので少し様子見をしようかと笑

チッ、そう笑ってられんのも今のうちだ‼︎

ブンッ‼︎

ドカッ‼︎

特殊遺伝子学研究室

柘榴

少し沁みるよ〜...

いっ...‼︎

柘榴

柘榴

はい、これでよし‼︎

あ、ありがとぅ...

天望

ではお前達に問うが、どうしてあの不良は暴れ出したんたんだ?

蘭丸

空泉さんの言う通りっすよ。

天望

なんだと?

蘭丸

一言一句空泉さんが当てちゃったっすよ笑

天望

...そうか。

御子柴

悪い、1つ気になったんだが...

御子柴

空泉さんという人の勝ち目は何%あるんだ?

天望

ゼロだ。

御子柴

即答⁉︎

蘭丸

じゃあ何で彼女に託したんすか?

天望

あいつがイキっててウザかったから置いて来た。

蘭丸

ええー...可哀想っすね...

天望

恐らく今頃戦闘不能にまで追い詰められている頃だろう。

柘榴

あ、天望先輩‼︎だったら助けに行かないと...っ‼︎

天望

その必要はない。

柘榴

えっ...?ど、どうして...

天望

代わりの奴が行ってくれている。

柘榴

それって...

プライベートルーム前

どうしましたか?まさか、もうへばってる訳ではないですよね?

はぁ...はぁ...

テメェ...その力どこで...

キャロル・ディアルンプス...

あ?

彼女はとある家庭に生まれたごく普通の女性でした。

彼女の父親は大変厳格な武術家で、いつ使うのか分からない技ばかりを彼女に叩き込みました。

オイ...何の話をしてやがる...

あれ?つまらないですか?

では結末だけ話しますね。

出張で父親がいない夜、家に強盗が押し入り、脅されていた母を助けるために強盗を殺した彼女は、やがて数百人を殺した殺人鬼になりました。

で、その遺伝子を組み込まれたのが“私”です。

つまり私は翠さんの攻撃を避けるのなんていとも簡単という訳です。

じゃあもう打つ手なしってことか...

降参です。

おや?てっきりもう少し粘るのかと思ってました。

流石に勝てない相手に勝負を挑み続けるほど無駄なことはしないですよ。

理解が早くて助かります笑

では、しっかりと被害者の方々に誠意を見せてくださいね。

あ、あの...っ‼︎

どうしました?

し...

し?

師匠って呼ばせてくれませんか‼︎

えっ?

私は、自分よりも強い人を今まで見たことがありません。

だからその武術を学んで師匠のような強い方になりたいと思いました...

なので師匠‼︎私にその武術を教えてください‼︎

な、なんか流れがよく分かりませんが...

とりあえず師匠と呼ぶのはやめていただけませんか?

でしたら何とお呼びすればよろしいでしょうか?

いつも通りでいいですよ。

いえ、これから私に武術を教えてくださる方に対してそんな呼び方をするなんて言語道断です‼︎

(...なんか変なスイッチ入っちゃったなぁ。とりあえず適当にこの場をやり遂げるか。)

だったら今から色々候補を言うのでいいものがあったらストップかけてくださいね。

長、主、将軍、大将

ストップ‼︎

え?では大将ってことにしますか?

はい‼︎これからよろしくお願いします、大将‼︎

は、はい...

何だこれ...

タッタッタッ

特殊警備隊A

おい‼︎お前達だな、研究所内で暴力沙汰を起こしているのは‼︎

あ?何だテメェら...

特殊警備隊B

特殊遺伝子学研究室の鉄砲ヶ原 天望氏からお前達の確保要請が出ている。

特殊警備隊B

大人しく従ってもらうぞ。

誰がテメェらなんかに

分かりました。

た、大将⁉︎

暴力沙汰を起こしたのは事実ですから。

で、でも大将は巻き添えで...

私が自ら行動した結果です。そこに巻き添えなんてものは存在しませんよ。

...分かりました。

特殊警備隊B

では行くぞ。ついて来い。

スタスタスタ

特殊遺伝子学研究室

空泉

あ〜、大変だったよ〜。

空泉

だって私のキックボクシングで鍛えた渾身の蹴りが通用しないんだもん。

天望

まず体格差で気づくだろ。

空泉

可能性は無限大だよ?

天望

その清々しさウザいからやめろ。

柘榴

でもよかったです。空泉先輩が生きてて。

空泉

え?私って死ぬ前提だったの?

蘭丸

ところで気になったんすけど鬼塚さんってどういった処分を受けるんすか?

柘榴

え、処分って私達が受けるんじゃないんですか?

天望

もちろんあっし達も相応の処分があると思うが、幸いこの研究は所内でも期待度が最も高い。

天望

そのため重い処分はまずないだろう。

天望

だが張本人は違う。

天望

なぜならば貴重な“抗体人間”3人に怪我をさせたのだからな。

天望

その処分は間違いなく重いだろう。

空泉

あのー、私はー?

天望

もちろんあのキラーもだ。

柘榴

えっ⁉︎凛ちゃんも⁉︎

天望

当然だ。あっし達が送り込んだのならあっし達の責任だがあいつは自ら不良を止めに行ったからな。

天望

まあそれなりの覚悟は出来ていると思うがな。

柘榴

そんな...

天望

安心しろ。多くても5日ほどで帰って来るだろう。

天望

まあ気楽に待つことだな。

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