青
ふわぁ〜…
青
(今日もいい天気だな〜)
今日も僕は呑気に過ごしていた
窓の外を見ていると、 クラスメイトが虐められている ところを見かけた。
青
(って、誰かいる、?)
青
(あれってもしかして…)
青
タタタッ…
助けてあげなきゃ…
青
はぁ、はぁ…
青
大丈夫?赤くん…
赤
…え、?
赤くんはボロボロな状態で、 倒れていた。
青
ボロボロじゃん…
青
さっき、モブくんにされてたよね?
青
守れなくてごめんね。
もう少し早く気づけば助けられたのに
赤
う、ううんッ、
赤
こ、青さんは何も悪くないですッ
赤くんは僕に心配させないように したのか、無理に笑っていた
赤
俺は慣れてるので大丈夫ですッ
僕はびっくりした
いつもされていたのに、 僕は気づけなかった
こんなボロボロになってるのに 我慢していたんだ…
青
いつもされてたの?
赤
…あ
青
そうなの?
僕は咄嗟に聞いてしまった
赤
コクッ…
赤
で、でもッ…
赤
心配かけたくないし…!
青
…。
やっぱり君は僕に心配かけたくなくて 我慢していた
青
赤くんは本当は心の中で
SOSを出してる。
SOSを出してる。
青
僕には分かるよ
赤
なん…で、
青
だって、こんなにボロボロで
泣き崩れてるんだもん。
泣き崩れてるんだもん。
僕は思ってることを 口に出した。
青
赤くんは大丈夫だと思うけど、
僕が大丈夫じゃない。
僕が大丈夫じゃない。
青
赤くんが傷ついてるのに
見放しておけないじゃん
見放しておけないじゃん
赤
…!
青
バッ
僕は腕を広げる
青
おいで
青
泣いていいよ
赤
…!
僕は君の弱った体を 抱きしめてあげたかった
赤
ギュ
青
!
君はか細い力で 僕を抱きしめてくれた
赤
ポロポロ…ヒック…
赤
こ、青くん…
泣きながら僕を呼んでくれてる
僕は君を少しでも救えるのなら
青
ナデナデ
青
今までよく耐えたね
青
偉いよ
いつまでも抱きしめて あげたかった
赤
…!グズッ
青
でも、これからは僕が守ってあげる
から安心してね
から安心してね
少しでも君の心の支えに なってあげたかった
赤
ハッッ!!
青
?
君は何かを思い出したかのように 僕から離れてしまった
青
赤、くん…?
赤
…うるさい
青
え…?
僕はびっくりしてしまった
また僕がお節介を 焼かせてしまったのかと。
赤
うるさいうるさいうるさい!
赤
俺のこと、どーせまた心配なんか
してないんだ!!
してないんだ!!
赤
また騙すんだ…
君は苦しみながら、 叫んでいる
過去に何かあったのだろう
赤
はぁ、はぁ、、ポロポロ
青
赤くん…
赤
タッタッタッ…(逃
青
あっ、
青
待って!!(走
赤
来ないで!!ポロポロ
泣きながら叫ぶ君を見て
僕は思った
絶対僕が救い出してみせると。
続く