匿名監察記録資料 第弐拾参話
______________________
夢…
やっぱ夢
タチの悪い夢
夢なのにリアル
あの4人は絶対に……
辞めておこう
気づけば明日
何故こんなに記憶を 戻すのを嫌がるんだろう
もしかしてトラウマに なってしまったのかな
匿名「…自分に呆れるなんて…おかしいよね」
濃紺「おはようらっだぁ」
濃紺「もうこのテレパシーの能力は捨てるから最後の挨拶として来たよ」
濃紺「……絶対に護るからね」
濃紺「…ばいばい」
匿名「…ばいばい、」
______________________
匿名「…なに、」
博士「……やっぱ今日も嫌ですか?」
匿名「…うん、嫌かも」
博士「…一度、親友に会いますか?」
匿名「…SCP‐狂い目の境のこと?」
匿名「お互いの事を認知できてないのに会ったってどうしようも無いでしょ?」
博士「親友ってことは認知できてるじゃないですか?」
匿名「…それは……そうだけど」
博士「確かに貴方は自分の存在を否定されている様な感覚で精神が可笑しくなってしまったかもしれない」
博士「ただ自分の立場を弁えて下さい」
博士「勿論、私達の事を視界に入れないで」
匿名「……」
博士「貴方は死にたいんですか?」
博士「戻ればもっと楽になるのに、貴方は何を悩んでいるんですか、」
匿名「…分かってるんじゃないの?」
博士「いいえ分かりません、コンタミさんが見れるのは心だけです。」
博士「貴方の悪夢の内容など知りませんよ。」
博士「本当は今日じゃなかったんです。テレパシーを捨てるのは」
博士「テレパシーは過去のSCPからとった能力を上書きしているだけで、能力を上書きする際激痛が走るんです。きょーさんは未来予知、コンちゃんはテレパシー、」
博士「これは全て貴方の為なんです」
博士「きょーさんの未来予知はもう不要になったからのだけで、コンちゃんは当日寸前までずっと持ち続けるつもりでした」
博士「でもテレパシーなんて良い能力では無いんですよ。要らないモノまで入ってきて、貴方という大切な人がこんなんで耐えきれなくなって捨ててしまったんです。」
博士「お願いします。らっだぁさん、これ以上…」
博士「犠牲を増やしたくないんですよ…」
匿名「…わかったよ」
匿名「でも…今日は嫌だよ……怖い」
博士「知ってます。でもイベントは夜から、思い出せるのならばいつでも待ってますよ!」
博士「これで失礼します。」
匿名「…うん」
本気だった
俺自信精神が歪んでる事を 自覚したのは今初めてかも
自分と向き合う時間なんて
体にそんな時間なんて
無かったんだよ。
______________________
「博士、こんにちは」
博士「こんにちは」
博士「今からSCP‐画伯の濃紺と2人で話したいので盗聴機能をoffにして頂きたいのですが。」
「博士、守護は要りますか」
博士「もう一度言って差し上げましょう」
博士「今ならSCP‐画伯の濃紺と2人で話したいのです。」
「…すみません博士、ただ一応すぐに対応できるようにカメラだけは機能されて頂きます。」
博士「分かりました。」
______________________
博士「濃紺さん、今の様子はどうですか?」
濃紺「…逆に俺が病みそう」
博士「社畜から上塗りは私達の手に追えなくなりますね。」
濃紺「やめて?」
濃紺「……話してくれると思ってたけど、やっぱ…」
濃紺「上手く行かないもんだねぇ…」
博士「……そうですね。できたら苦労などしてませんよ」
博士「…絶対に逃げ切りましょうね」
濃紺「当たり前だよ」
耐えなきゃ
______________________
博士「…次SCP‐地獄の画とも2人でお話したいです。担当の記録者にお伝えしてくれますか。」
「了解です。」
______________________
博士「…レウさん、守護頼みましたよ」
地獄「知ってる」
地獄「皆無事で居られたら良いね」
博士「…えぇ」
博士「…呆れるほどに」
______________________
匿名監察記録資料 第弐拾参話 終
コメント
3件
やべぇ続きが気になりすぎて