『なぁに...騒がしぃ...』
須賀 颯
(良かった、まだ人がいたんだ...)
『お姉ちゃん!コイツ不審者だよ!』
『あらやだぁ...通報ね~★』
須賀 颯
ち、違いますっ!
家政夫ですってば!
家政夫ですってば!
『そんなこと言ってもね?私達はお母様からなにも聞かされてないの』
『.......じゃあ貴方が【須賀 愁】の息子さんなのぉ?』
須賀 颯
はい!親父の息子!!
『...むっ、この頑固さはおじさんに似てる気がする....』
『とりあえず中に入れましょうよぉ』
須賀 颯
(た、助かった....)
須賀 颯
中は意外と綺麗であった
『....アンタ 何歳?』
須賀 颯
20代です
『成人男性じゃないのぉ...』
『アタシより少し上なの...』
須賀 颯
(何だよ そのガッカリは...)
『そういえば名前聞いてないわねぇ』
須賀 颯
颯です須賀 颯。
『よろしくねぇ....私は───
美嶺 美希
美希って言うのぉ...
ちなみに次女だよぉ
ちなみに次女だよぉ
須賀 颯
(名前からして
おっとりタイプか)
おっとりタイプか)
美嶺 美希
ほらぁ、美魅もあいさつ
しなきゃ駄目よぉ?
しなきゃ駄目よぉ?
『分かってるし...アタシは───
美嶺 美魅
美嶺 美魅...
姉妹の末っ子。
姉妹の末っ子。
須賀 颯
(気の強そうなコだな...)
美嶺 美希
あと二人いるんだけど
どっちもお出掛け中でね
どっちもお出掛け中でね
『ただいま~♪』
美嶺 美魅
帰ってきた!!
『...ぉょ ? このコ誰?』
須賀 颯
あ...家政夫の
須賀 颯です
須賀 颯です
『ふふ...おじさまの息子。 宜しくね、私は────
美嶺 美琴
美嶺 美琴。
この姉妹の長女なの
この姉妹の長女なの
美嶺 美琴
それで...私の隣に居るのが...美嶺 美奈って言うの
須賀 颯
(美琴さんはしっかり
タイプだな。)
タイプだな。)
須賀 颯
(隣の子が...う”目が怖い...)
美嶺 美奈
...😒
美奈という子は廊下に走ってしまった
美嶺 美琴
...人見知りなの
須賀 颯
....は、はぁ....。
美嶺 美琴
そうだ早速お仕事を
して貰いたいのだけれど
良いかしら?颯君。
して貰いたいのだけれど
良いかしら?颯君。
須賀 颯
良いですけど...
美嶺 美琴
じゃあまず掃除ね♪
須賀 颯
....?
須賀 颯
お部屋綺麗ですよ?
美嶺 美琴
や~ね~!
ここじゃないって!
こっち、おいで。
ここじゃないって!
こっち、おいで。
須賀 颯
........はい。
美嶺 美琴
須賀 颯
...え?ここは?
美嶺 美琴
お父様のお部屋…
だけど使ってないから
だけど使ってないから
須賀 颯
...そうですか。
美嶺 美琴
この部屋には使わない物だらけだから気になったものは私に言ってから貰ってね
須賀 颯
はい。
美嶺 美琴
よし…じゃあ始めて
須賀 颯
(全体的に見ると埃だな)
須賀 颯
(先に落ちているものをどこかに置いておこう)
がさ...がさがさ
須賀 颯
ん?何だこれ?