びっくりした。
いつもの様に家に帰った。
でも今日は少し早かったかな、
「やってしまった」
と言わんばかりな顔をしてこっちを気まずそうに見つめてくる。
頭が真っ白になってこの状況を上手く 把握出来ない。
いつものように帰っただけ。
なのに、、
なのに、その子は誰?
少し頬を赤らめて、何故か息が荒く、 涙目でこちらを見つめてくる。
何も言わない。 否定しない。
ということはそう言う事なんだろう。
謝ってほしい訳じゃないのに、
どうしてこうなってるかを知りたいの。
君は申し訳なさそうに俯いて、
「ごめんなさい」
しか言わない。
何も言わない
別に怒ってる訳じゃないのに、
咄嗟に口に出してしまった。
「何番目?」
俺は何番目?
その子は一体何番目?
いつから?
いつからその子と関係を持ってたの?
途中から?
付き合った時から?
付き合う前から?
俺が"浮気相手"なの?
行く宛ても無いのに、
その空間に居るのが苦しくて、
嫌になって
飛び出して来てしまった。
今はもう夜の9時
辺りは真っ暗で光は街灯しかない。
少し肌寒くて、
誰も居なくて、、
そうぽつりと呟いた
ポツ_
ポツポツ_
ザアァァァ__
急に雨が降り出した
でもそんな事はもういい、
そう、愛してた
誰よりも。
自分よりも君優先でやってきた。
誰よりも一番に、
君の一番になってたはずなのに。
でも浮気された。
それでも泣いてしまう俺はまだ君の事を思ってるんだろう。
その瞬間
俺のとこだけ雨が止んだ。
後ろを振り向くと
「桃くん」
俺の"前"好きだった人_
心配してくれている
ただそれだけなのに、
それだけなのにとても嬉しくなって
目の奥が熱くなる。
甘くて優しい声
真っ直ぐな瞳
それに引っ張られるかのように 言ってしまう。
黄くんだ
わざわざ追いかけに来たのかな
雨のせいかとても濡れていて
それ程探してくれたのかな
嬉しいけどどこか悲しくて
桃くんが急に俺を抱きしめてきた
そんな事言わないでよ、、
そんな事言われたら
また好きになっちゃう_
続き見たかったら言ってね
ブクマ一言
コメント
12件
最近まじで浮気パロハマってる💞
ブクマ失礼しますっ!あと、続き見たいですっ!