ぺいんとがこの世界に来てからもう何日も経っていた
徐々にこの生活にも慣れ違和感もなくなっていった
この日常が当たり前になりかけていた
しかしその日常がいつ壊れてしまうか分からない
その日は突然やってくる…
ぺいんと
はぁ〜…今日も疲れたぁ…
ぺいんと
ただいまぁ〜
ぺいんと
呂戊太〜帰ったぞ〜
ぺいんと
…呂戊太?
ぺいんと
(おかしいな…)
ぺいんと
(いつもなら玄関まで走ってくるのに)
ぺいんと
(部屋の電気がついてない)
ぺいんと
(寝てるのかな?)
ぺいんと
呂戊太ー?
ぺいんと
どこにいるんだ?
ぺいんと
…風呂か?
ぺいんと
いや…そっちも電気が着いてない…
ぺいんと
(…待てよ)
ぺいんと
(もうこの日常に慣れていたけど)
ぺいんと
(ここは呪鬼の世界…)
ぺいんと
(呪鬼の世界では呂戊太が…)
ぺいんと
っ!!
バタンッ!
ぺいんと
呂戊太?!
バタバタッ
ぺいんと
呂戊太ー?!
ガチャ
ぺいんと
呂戊太…?!!
ぺいんと
やっぱりいない…
ぺいんと
どうしよう…
ぺいんと
呂戊太が…
ぺいんと
このままじゃ呂戊太が…!
ぺいんと
ダメだ明日学校に探しに行こう…!
ぺいんと
明日学校に行くっていっても昼には学生がいるからな…
ぺいんと
夕方に行くしかない
ぺいんと
明日は有給を取ろう…
ぺいんと
呪鬼の時たしか呂戊太って最初猿の石像になってた気が…
ぺいんと
どうだったかな…
ぺいんと
らっだぁも鬼になってるのかな…
ぺいんと
もう分かんないよ!!
ぺいんと
どうしろって言うんだ…
ぺいんと
でもきっと呂戊太は今寂しい思いをしてる…
ぺいんと
ほっておいても危ない
ぺいんと
やっぱり助けに行くしかない!
ぺいんと
明日の準備をしなくちゃ
ぺいんと
とりあえず拳銃と…あと服装は…
ぺいんと
んん…
ぺいんと
もう朝…?
ぺいんと
準備してる途中に寝てたのか…
ぺいんと
朝ごはん作らないと
ぺいんと
…あ
ぺいんと
間違えて呂戊太の分も作っちゃった
ぺいんと
どうしよう…
ぺいんと
呂戊太…
ぺいんと
早く助けに行かないと!
ぺいんと
早く…早く夕方に…
ぺいんと
その前に電話もしないと
ぺいんと
やることが多いな
ぺいんと
夕方まで時間もあるしゆっくり準備して万全にしとかなきゃ
その日の夕方
ぺいんと
落ち着け俺…
ぺいんと
絶対呂戊太を助けるんだ
ぺいんと
ここから先何が起きるか分からない…
ぺいんと
それでも助ける
ぺいんと
待ってろよ!呂戊太!!
ぺいんと
バレないように裏から入ったけど
ぺいんと
先生とか居ないのか…?
ぺいんと
やけに静かすぎる
ぺいんと
皆早めの下校か…
ぺいんと
呂戊太のクラスってたしかこの教室だったよな
ガラ…
ぺいんと
教室って意外と広いんだな
ぺいんと
この形の机を見るの久しぶりだな
ぺいんと
呂戊太の席って…
ガタッ
ぺいんと
!!