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春の風が、病院の窓からふわっと入ってきた。 カーテンがゆらゆら揺れて、光がおれの顔にあたる。 ちょっとまぶしくて、でも、あったかくて―― おれは、そっと目を細めた。
あき
そのとき、ちょうど病室に入ってきたぷりっつせんせが、 びっくりした顔でこっちを見た。
ぷり
あき
言ったあと、ちょっとだけ恥ずかしくなって、 毛布の端っこをぎゅっと握った。 でも、せんせはすぐに、にこって笑ってくれた。
ぷり
ベッドの横の壁に貼ってある、カラフルな紙。 それが“がんばりメーター”。 注射をがんばった日、検査を泣かずに受けた日、 ひとつずつ、色をぬっていく。
あき
ぷり
あき
むには、おれのともだち。 ねこちゃんで、ふにゃふにゃで、ちょっとよれよれだけど、 おれが泣きそうなとき、いつもそばにいてくれる。
せんせがクレヨンを持ってきてくれて、 おれとむにと三人で、がんばりメーターに色をぬった。 今日は、きいろ。春の光みたいな、やさしい色。
ぷり
せんせが、クレヨンをくるくる回しながら聞いてきた。
あき
せんせは、何も言わずに、おれの頭をぽんぽんってなでた。 その手は、あったかくて、ちょっとだけ震えてた。
ぷり
その言葉が、おれの胸に、ふわっとしみこんだ。 春の風みたいに、やさしくて、あったかくて―― おれは、むにをぎゅっと抱きしめた。