スクール.ラブ.ストーリー.

別視点

好きな人…。 いるんだけどなぁ…。

気になるじゃん…。 日和はいんのかな…。

紛らわし方、下手だな…。 でも…。

なんか、憎めない…。

日和、違うよ… 俺は優しくなんてない…。 いつもいつも…タイミング次第で動いてるクズなんだ…。

過去のこと忘れられないから、 女子が苦手なだけ…。

ｻﾞ-ｻﾞ-…

ｷﾞｭ―…。

さすがに近すぎる…。 日和とくっつくのはいいけど…。 心臓鳴ってるの聞こえてるかな…。

俺は別に…。 優等生とか、肩書きとか要らないのに…。 ただ…、日和と居れるだけで…。

ｷﾞｭ―…。

日和手小さいな… でもすごく温かい…。

ｺﾞｺﾞｺﾞ

大丈夫。近くには日和がいるんだから…。 ここで不安になってたら駄目だ…。

ｷﾞｭｯ

日和が抱きしめてくれてる…。 雷の日は。 家族が死んだ日…。 だから…。怖くて仕方ない…。

日和がいると、安心する…。 時折思う…。 兄は俺のことを、憎んでるんじゃないかって…。

…。

視点変更

雅、少しだけど震えてる…。 そうだよね、家族が死んだ天気だもの…。 …私がしてあげられることないのかな…。

ｶﾞﾁｬｯ

ｷﾞｭ―

これ、全部寝言？！

可愛いけど、なんか…。

俺の名前呼んでるけど…。 なんか…。 うーん…。

というかずっと手握ってるよな…。

このまま、時間が止まればいいのに…。

なんか顔赤い…？

雅の口から可愛い？ …どういうことだろう…。

何で今悲しい目したの？

そうだよね、雅はモテるし 好きな人だっているよね…。

あれ、なんで私泣いてるんだろ…。

雅は私だけのモノじゃない…。 雅は雅なんだから…。

ｷﾞｭｩｯ

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…。

なんで？ 何で優しくするの…？ そんなのじゃ…。

日和が泣いてても。 抱きしめることしか俺には出来ない…。

…。

良かった。 日和が笑ってくれた…。

ﾋｮｲ

ﾋｮｲ───

───ﾄﾞﾝｯ

私は着地に失敗して、 ──雅の上に倒れた…。

ｷﾞｭｩｯ

状況がわからない…。 私が退こうとしたら…雅が抱きしめて…。

ここまで見てくれてありがとうございます🐱 続きはまた出します😆 それでは！