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保谷東
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鬼霧宗作
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来栖華@音透oto
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保谷東
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コメント
2件
セイヤとハカセが天才すぎる。 くっっそ難しいのに、こんな簡単なの?ってなってしまう…、すごい。
セイヤの言葉にみんなが動きを止めた。
時が止まったように、みんながセイヤのほうへと視線を向けたまま静止している。
ハカセ
セイヤ
セイヤ
ミナミ
先行して解毒薬を飲んでしまったのはミナミだけ。
もちろん、確率は低いかもしれないが、ミナミが毒を飲んだ可能性はゼロではない。
彼女からすれば、面白くないだろう。
確実に助かる特効薬が出てきたのだから。
セイヤ
セイヤ
担任のほうを睨みつけるセイヤ。
志賀先生
ヨウタ
アカリ
すっかり煽動されていたアカリとヨウタであるが、冷静になってくれたようだ。
ある意味で調子が良いとも言えるが、思い直してもらえたのであれば、この際どうだっていい。
セイヤ
ハカセ
ハカセ
ハカセ
ハカセの問いかけに、しかし手を挙げる者はいなかった。
セイヤは机の上から降りると、教壇に向かって歩き出す。教壇に群がっていたクラスメイトが自然と道を開けるさまは、さしずめモーゼの十戒である。
セイヤ
セイヤ
セイヤ
志賀先生
ニタニタと笑みを浮かべる担任を尻目に、セイヤは1本の瓶を手に取った。
そして、担任が用意したポリバケツを手に取る。
セイヤ
セイヤは瓶を開けると、その中身をポリバケツの中にぶちまける。
本当なら、消毒された綺麗なものを使いたいが、毒を飲むくらいなら、多少不衛生な解毒薬のほうがマシだろう。
セイヤ
ハカセは議長だからと、次々と瓶を開けながらヨウタとツヨシの名前を呼ぶ。
ヨウタ
ツヨシ
セイヤ
ヨウタ
ツヨシ
セイヤが開けた瓶を手に取りつつ、ツヨシがかすかに笑みを浮かべた。セイヤの意図を汲み取ってくれたのであろう。
セイヤ
パンやお茶に混ぜられた毒。それと同じ毒が、解毒薬の中に混じっている。
つまり、混じっている毒もまた、解毒薬で解毒できる。
ヨウタ
ヨウタとツヨシが協力してくれたおかげで、ポリバケツには瓶17本分の解毒薬と毒が入った。
セイヤ
セイヤ
セイヤ
セイヤ
シズカ
セイヤ
セイヤ
カシン
セイヤ
セイヤ
解毒薬をひとつにまとめたら、今度は分配しなければならない。
これまた、担任が用意していたスポイトで解毒薬を吸い上げ、それぞれの瓶に100㎖ずつ注ぐ。
少し時間はかかったが、教壇の上には17本の解毒薬が並べられた。
もっとも、全てに等しく、そして少しずつではあるが毒が混じっているけれど。
ハカセ
ハカセはそう言うと、教壇の上に並べられた瓶を手に取った。
そして、みんなに見えるように瓶を掲げると、それをみんなの前で飲み干してみせた。
いくら中和されているとはいえ、多少なりとも毒が入っている。
だから、ハカセは自身を毒味役にして、みんなに安全であることをアピールしようとしたのだろう。
ハカセ
人間とは簡単なものであり、誰かが口火を切ってしまうと、我も我もとあとに続く。
セイヤが再分配した解毒薬はみるみるうちになくなってしまった。
ハカセ
ハカセ
カシン
ヒメ
ハカセ
一部、否定的な人間はいたものの、飲まなければ殺されてしまうという事実が背中を押したのだろう。
みんながそれぞれ瓶を手に取り、解毒薬を飲んだ。
セイヤ
セイヤ
担任に向かって言うと、まばらな拍手がセイヤに送られた。