テラーノベル
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第五話
ちゃんと身だしなみを整えて、オフィスに戻った
雑談している同僚の声、パソコンの音
そこにいるのに、どこが遠い気がした
大森
藤澤
歩いている涼ちゃんに声をかけられる
大森
涼ちゃんは距離感なんか知らなく
普通に抱き着いてくるから、調子狂う
藤澤
ふりふり、と手を振りながら自分の席に戻っていく
…頑張る、か。
暫く、席で仕事をしているとメールが来た
: 緊急 対象 : 全社員 12:30までにこの資料を完成させてください。 若井滉斗
はぁ、めんどくさ…
社員が慌ただしく動き始めた
俺も含めて。
しようと思っていたら、もう一度俺宛にメールが来た
『 昼休憩、屋上に 』 若井滉斗
大森
深い溜息はオフィスに溶けて消えていく
取り敢えず、資料を完成させるしかない
昼休憩、屋上に行くともう部長がいた
若井
コンビニで買ったカフェオレが俺の手元に来る
大森
しばらく沈黙が続く
若井
大森
大森
どういう質問内容なの
若井
大森
本当はしぬほど気持ちくて
興奮しちゃうけど、そんなこといえない
若井
大森
若井
え、いやいや
なんで、いみわかんない
大森
ぎゅっと拳を固める
俺とは、ただの遊びだったんだ
大森
部長は少し間を置いて
若井
部長からしてきて
勝手に捨てるんだ
まぁ、べつにいいけど、
大森
若井
部長だって乗り気だったくせに、なんで急に変わっちゃったの
俺じゃないと駄目って
言ってくれたくせに、なんでよ
…うそつき。
午後の商談の時間になった
よりによって部長の隣なんて、気まずすぎる
若井
名刺を取り出して、取引先の人に渡す
大森
部長に遅れて名刺を差し出す
相手は50代ぐらいの、ベテランさん
たぶん。
取引先の人
緊張する
ちゃんとできるかな、部長に怒られたり…
あー、やめ、考えないでおこう
約三十分ぐらいで終わった
大森
俺はそう言い、取引先の人が出ていくのを待つ
取引先の人
微笑みながら、取引先の人は出ていく
ふぅ、と小さな溜息を吐く
若井
大森
あの日から、数日が経った
部長は朝も俺を誘ってこなくなって
家にも誘わなかった
ほんとに、自分勝手なんだから…とでも思いながらトイレに足を運ばせる
若井
女性社員A
個室から高い声と、部長の声が聞こえる
部長、ほんとにほかの人を…
若井
その言葉は俺に雷として振り落ちた気がした
別にすきでもないのに
ウザくて、大嫌いな部長なのに
嫉妬する
俺だけ見てれば良かったのに
女性社員A
ぐちゅ、ぐちゅ、と不快な水音が聞こえる
気持ち悪い
暫く突っ立っていると、後ろから口を塞がれる
大森
藤澤
…涼ちゃん?
NEXT→♡600??
どんどん若井さんクズ化してきてるな
ごめん
コメント
2件
クズ井さん癖になるんすよ。なんでか分からないんだけど💦