聖菜
颯
颯
広い広い宙に登ってゆく この世にひとつのみの『月』
見とれていると彼は 私の肩を数回、優しく叩く
聖菜
振り向くと人差し指で 頬を突く
その時の君の笑顔は
登る月と同じくらいにいとをかし
いとをかしとは 昔の意味でとても 美しい(もしくは可愛い) という意味になる(と思う)
コメント
6件
そしてどのお話もサムネが綺麗です!
昔の意味でお話を作る…素敵です✨
コンテストに参加ありがとうございます。綺麗なお話でした。人差し指で頬を突く男の子、可愛らしいですねw登る月と同じくらいに素敵な笑顔を自分も見てみたいです。「いとをかし」は素晴らしい言葉ですが、この物語の「いとをかし」に込められた思いを考えると、更に素敵な言葉になりますね。